太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

結局、手ドリップ

2018-01-06 07:55:42 | 日記
買ったばかりのコーヒーメーカーが壊れて、KEURIGを買った。(その記事はコチラ

コーヒーメーカーが突然壊れたものだから、使いかけのコーヒー豆も、買い置きのコーヒー豆もある。

紙のフィルターもある。

もったいないから、豆を使い切るまで、時々手でドリップして淹れることにした。

豆を挽いて、フィルターに入れて、沸騰したお湯を注ぐ・・・・





しまった。

うちにはヤカンがない。





昔は手ドリップにこだわって、しかも挽くのも手でゴリゴリやっていたという、生意気な時代があった。

友達の家に遊びに行ったら、友達のお母さんがきれいな豆引き機でゴリゴリと挽いているのを見て

俄然私もそれがしたくなったというだけの、いたってミーハーな動機なくせに、

「やっぱりコーヒーは手挽きがいいんだよねー」とか知ったかぶって言っていた時代だ。

ミーハーが高じて、コーヒー教室なんてのも行ったことがある。

その時、お湯を注ぐポットの口はなるべく細くて小さいほうがいいこと、

最初にお湯をゆっくり円をかくように注いだら、コーヒーがふんわりとするのをじっくり待つことを習った。

そして私は赤いホウロウの、注ぎ口が小さいポットを買ったのだった。



そこは譲って、小さくなくても、注ぎ口があれば何とか事足りる。

しかし今、我が家にはヤカンがないのだ。

あるのは鍋だけ。

1番小さな手鍋で沸かした湯を、試しにゆっくりと注いでみたが、所詮鍋は鍋。

ドバっと出てしまい、豆がふんわりする間もありゃしない。

そこで私は、日本茶を飲むときの急須をお湯で温めて、そこに再びお湯をいれ、そうっと注いでみた。

ホウロウのポットみたいにはいかないが、鍋よかマシ。



そうして淹れたコーヒーは、すばらしく美味しかった。

KEURIGよりもずっと美味しかった。

コーヒーメーカーで淹れるより、美味しかった。

KEURIG買う前に、手ドリップにしておけばよかった。

でもそれは悔しいから、これからもKEURIGを使い続けるつもり。

ゆっくりと美味しいコーヒーを飲みたいときには手ドリップ。

チャッチャと飲みたいときにはKEURIGってことにすればどうだろう。

しかし8年前、喜び勇んでKEURIGを買ったシュートメが、すぐに飽きてしまい

今は見向きもしなくなり、ほぼ埃をかぶっている状態のKEURIGの姿が頭をよぎるのである。






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