太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

絶賛増量中

2020-07-09 10:14:10 | 日記
コロナ太り、というそうな。
そうやって状況にピッタリの新語を、いとも簡単に作ってみんなで楽しめる日本人はスゴイ。

昔、考え方のまったく違う若者を「新人類」と呼んだ。
「なに考えてンだ、あいつは!」と怒る上司。
「ま、あいつら新人類ですからねぇ」
理解できないことを、苦笑とともに受け入れて諦めてしまえる。
年をとった「新人類」と呼ばれた人たちは、理解を超える若い世代に名称をつけ、
そうやって世代がバトンされてゆくのだ。



そうじゃなくて、コロナ太り

ステイホームしている間に、運動不足と、食しか楽しみがないので体重が増えてしまうということらしい。
そういう私も絶賛増量中である。
私の場合、仕事の日でも毎日小1時間のウォーキングは続けているし、
空腹になるまで食べないようにしているし、なぜ増量しているのかがわからない。
思い当たるとすれば、ストレスか?
週に2日だけ、それも半日ぐらい働いて、毎日好きなことをやっているのだから
ストレスなどありようがない。
心の糸のゆるみが、そのまま肉羽織となって蓄積していくのだろうか。

増量したのは、1.5キロ。
毎朝、起き抜けに日課で体重を測るのだが、1か月ほど前までは
生活を意識すれば簡単に1.5キロぐらいは減らせたのだけれど
ここのところずっと、テコでも動かない。
体重計はパウンド表示なので、1.5キロだとほぼ倍の3パウンドになり、
増量感が半端ない。

肉羽織が、身体全体にまんべんなく薄くついてくれればまだいいものを、
胸から下に集中してつく。(むろん胸は含まれない)
1.5キロなんてたいしたことないと思うかもしれないが、
それが全部、太ももと下腹部に団子のようにつくのだから始末が悪い。

体型をチェックするためのパンツがいくつかある。
それを、おそるおそる穿いてみる。
今より2,3キロ太ったときには、ひとつは太ももより上には上がらず、
ひとつは穿けたものの、鏡に映した後姿が肉まんみたいでひどかった。
なにがあっても私のことを「きれい、かわいい」というように訓練された夫が、
「それはやめたほうがいいと思う」
と言ったぐらいなのだ。

試してみたら、まだぎりぎりなんとかいける。
ただし、もうこれ以上は増量できない崖っぷち。
顔から胸までには肉がつかないので、上半身は細く見えて、人にはわからない。
けれど、体重を元に戻したいのは自己満足のためだ。(服が着られなくなるという経済的な理由もある)
〇〇キロの私、でいたいのだ。


思い当たることがないのに太ったんだよねー、と友人に言ったら

「あはは!そんなん、中年太りに決まってるやん」

と一刀両断された。
ああ今、言ってはいけないことを言いましたね・・・・・・
私だって、うっすらとそうかもしれないとは思ったさ。
太ったというより、体型が崩れてきてるんだろうなあ、という思いもよぎったさ。
だけどそれを言っちゃぁおしまいじゃないか。
私が、リーディンググラスを絶対に 〇眼鏡 とは呼ばないでいるのは
それが私の砦だからだ。


あっさりと私の砦を破壊して笑っている友人に腹がたたないのは、
彼女もまた私と同じ老いの道を行く仲間だからである。