太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

猫のマミーよりオバサン

2020-07-17 15:26:58 | 日記
猫を2匹飼っている。
うちに遊びに来た人が、猫を抱いていて、そのうち猫が逃げようとすると

「あらー、マミーのほうがいいのねぇー」

などと言うことがある。
そんなとき、内心、「うわー・・・・・」と思ってしまう。
私は猫を、猫っかわいがりをしているし、いつか死んでしまったらと想像しただけで
胸がつぶれそうなぐらい悲しくなるのだが、
猫を自分の子供のように思ったことはなく、
また、自分が猫の親のような気持ちになったこともない。

誰かが自分のペットに対して、
「マミーのところにおいで」とか、「ダディのほうに行っといで」と言うのは別に構わない。
だが、うちの猫のマミーにされるのは、「うわー・・・・」なのである。
猫たちのことは、家族だと思っている。
でも猫は、あくまでも猫で、
私は猫にとってオバサンで、食事担当の夫は、フードガイ(ごはんくれる人)でいいのだ。
夫と、この件について話したことはないが、私をマミー扱いしたことはないから
きっと夫も同じスタンスでいるのかもしれない。


たいしたことじゃないので、私を猫のマミーにする人に対して黙っているけれど、
たいしたことじゃないのに、なんでこのことに「うわー・・・・」と感じるのだろう。

子供のように、といっても、実際には子供をもったことがないので
どういう感じが子供のように、なのかが、いまひとつわからないからだろうか。
小さい子供を見ると、近寄っていってじょうずにあやす人がいる。
私は小さい子供を見ると、さりげなく距離をとるほうだ。
子供は嫌いというわけではないと思うけど、どう接していいのかわからないのだ。
姉妹の子供たちにも、私は素っ気ない叔母さんだと思う。

今の夫と結婚してからの3回の流産も、
その当時にはそれなりの感情の起伏もあったが、後を引かず、案外ケロリとしたものだ。
名前もつけたその子供は、私のどこかの過去世で、子供を産めなかった私が
召使に産ませて、私が育てた子供だったことを夢で知り、
それで今回はちょっとだけ本当の子供としてきたのかー、と納得したからかもしれない。

まあ、早い話が、私には母性がちょっとばかり足りないんではないかと思う。



うちの猫。
ガールの方

熱心に見ているのは、屋根の上にいる小鳥。
その小鳥が、わざと屋根から窓すれすれに滑空してきて、猫をからかうのだ。

「ガバッ!!」

鳥が滑空すると、この状態。
鳥はそのまま右手のモンキーポッドの枝に止まり、再び屋根まで飛んで繰り返し。
「やーい、やーい、来れるもんなら来てみろや!」
完全に遊ばれているのである。










あはは、じゃないよ。

2020-07-17 12:15:39 | 日記
失業保険のオフィスから、過払いしたので返せ、というお報せが何度もきて、
(その記事はコチラ)毎回言うことが違うし、とうとう頭に来て小切手を書いて送った。

そしたら今日、オフィスから電話があった。
「過払いの小切手受け取ったんだけど」
「ええ、送りましたから」
「まだ失業保険の申請をしているんですよね?」
「してますよ」
「それなら、そこから相殺するから、小切手を送らなくてもよかったのよ」
そこで頭にきたので言ってやった。

「私もそう思ったんだけど、4通も立て続けに催促の手紙を送ってこられたんで
めんどくさいから払ったんじゃないのさ」

電話の向こうで大笑い。
「4通?そんなに催促されたら、ねえ。あはは!」
あはは、じゃないよ。
するとさりげないふうに、その人が言った。

「そうそう、1846ドル(19万円ぐらい)って書いてあったけど、
まだ申請し続けているのなら、1200ドルは返さなくていいのよ。646ドルだけで

( ゚Д゚)ハァ?

1200ドルは、スティムレスマネーといって、
コロナウィルスによるパンデミックで、一人週に600ドルが支給される。
失業保険の申請を始めたのが3月終わりで、
5月6月の二か月間は、職場が特別ローンを借りて、従業員に正規の給与を払ったので、
その間に引っ掛かった、失業保険申請の余剰分が646ドル。
それに伴う、スティムレスマネーが過払いになった、ということらしいのだけど、
7月になって再び失業保険申請を始めたので、
そのスティムレスマネーは、私が受け取るべきもの、ということだそうだ。

「じゃ、その小切手、いらなかったってことだよね?」
「そうねー。どうする?送り返す?それともシュレッダーかける?」
「夫の名義の小切手だし、送り返してもらうとありがたい」
「OK! VOIDって書いて、今日のうちに投函するわね」


無駄骨だったけど、小切手を送るまでは矢の催促が続いたであろうことを思うと、
払ってよかったのだろうけど。
失業保険のオフィスの人たちは、いつ終わるとも知れぬ20万件以上のファイルを、
こうして一人一人やっているのだから、さぞ大変だろうなあと思ったのは、
その人の感じがとてもよかったからだ。
「あなたたちが戦場の忙しさなのはわかってる、一生懸命やってくれてありがとう」
思わずそんな言葉が出てきた。
「いいのいいの、これが私の仕事だし。
だけど、そう言ってくれてありがとう。今日もがんばるわ!」


12万円払わずに済んで、ちょっと得した気分になる私は単純すぎる。