太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

カレールウを使わないカレー

2020-07-28 09:36:33 | 食べ物とか
いわゆるカレーライスは私の好物だが、
カレールウを使わずに作るカレーも、我が家の定番メニューになっている。
味はインディアンレストランで食べるカレーである。

骨のないラム肉を見つけると、迷わずラムカレーにする。
牛肉でも豚肉でもいい。
使うスパイスはコリアンダー、ターメリック、カイエンペッパーの3つだけ。
煮込む時間はかかるけど、作り方はシンプルで、文句なしに美味しくできるのだ。


辛かったので、ココナツミルクを入れたために、少し白っぽくなっている。

【材料】4皿分
大き目の玉ねぎ 1個
ニンニク、ショウガ 適量(多めでもおいしい)
小麦粉 10g(適当)
マッシュルーム 10~15個ぐらい(半分に切っておく)
ターメリック 小さじ1/2
カイエンペッパー 小さじ1
コリアンダー 大さじ2
水 500ml
ウスターソース(とんかつソースでもいい) 大2


1.玉ねぎを刻み、濃いきつね色になるまで15分以上炒める。
 最初は強めの中火で、あまりかき回さずに色をつけてゆく。

2.すりおろしたニンニクと生姜を加えて、水分を飛ばすように炒める。

3.小麦粉を加えて炒める。

4.水を2回にわけて加えて煮立たせ、肉とマッシュルームを入れる。

5.ソースを入れて、蓋を少しあけたまま1時間以上煮込む。

コツは、玉ねぎをよーーーーーく炒めること。
炒め過ぎか、というぐらいでちょうどいい。
味をみて、塩を足したければ足してできあがり。
肉はホロホロで、柔らかい。
温めたナンと共に食べれば、レストランの味。







インターミッション

2020-07-28 08:44:25 | 日記
コロナウィルス騒ぎが何であれ、どこかの国の、誰かの話ではなく
地球に住む全員が、同じことに直面しているということは、今までに起きたどんなこととも違っている。
誰も経験したことがないことが起きているのだから、
その先に広がっている景色もまた、誰も見たことがないものなのだろう。

ロックダウンになり、毎日家にいて何か月も過ぎたとき、
私はもう以前の生活には戻らないような気がした。
職場に戻ることはなく、どんなものかわからないが、まったく違う世界が始まるのじゃないかと思っていた。

だからひと月前に職場が再開したとき、少し戸惑った。
なんだ、あの日々に戻るのか。
あの日々が嫌いだったわけじゃなく、ただ私は、何が始まるのか期待していたのだ。

けれど、蓋を開けてみれば、前と同じなんかじゃなかった。
その場所は確かに3月まで私が働いていた場所で、そこにいる人達も同じ顔触れだけれど、何かが違う。
私自身、3月の私とはまったく違っている。
このひと月、まったく顔を合わせていない同僚たちがたくさんいる。
会うのはいつも同じ人ばかりで、
他の人たちはスケジュール表に名前だけがあって、まるで別の次元にいるような感じ。

1日に何万人という人たちがハワイに訪れ、
私は週末を指折り数えながら仕事をし、毎週海に行き、細々と作品を創り、
月に1度、ギャラリーを回って作品を補充していた日常という舞台に、
突然、緞帳が下ろされ、そのまま今に至っている。

私は観客席にいて、次のシーンを待っている。
再び、舞台が現れたとき、私は何を観たいだろうか。
また同じストーリーを観たいだろうか。
私は観客でもあり、俳優の一人でもあり、監督でもあるのだから
どんな第2章にするのかは私次第。

ハワイシアターの舞台の合間のインターミッションは、ロビーの2階に用意されたバーで
ワインを飲みながらおしゃべりをしたりする。
私は今、そのインターミッションにいる。
休憩を楽しみながら、次の展開のシナリオを描き、幕が開くのをワクワクして待とう。