太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

チャイナマンズハットまで泳ぐ

2020-07-25 16:38:30 | ハワイの自然
ハリケーンのダグラスが明日あたりからハワイにやってくる。
というのに、今朝も6時に起きて、コーヒーだけ淹れるとカイルアビーチでボディボードをやった。
家に戻り、サーフボードを車に積んで、チャイナマンズハットに向かう。

チャイナマンズハット

名前の通り、帽子を浮かべたような形のチャイナマンズハットが、なぜだか私はとても大好きで、
近所にこんな場所があることが嬉しい。
夫は子供のころから、この島には何度も行っているが、私は行ったことがないので
今日は島まで行こうということになったのだ。

島までは、普通はカヤックで行く。
カヤックを出すのが面倒なので、サーフボードに乗って、手で漕いでゆく、という。
泳げなくて、深い水が怖くてビビリの私は、及び腰になる。
「ダイジョウブ、ダイジョウブ」
こともなげに言う夫に引っ張られるようにして、出かけた。

ライフジャケットは必須!
笑顔が引きつっている。
私が前のほうに腹ばいになり、夫がその後ろに腹ばいになって、両手で漕ぐ。
穏やかな海でも、波がときどき押し寄せる。
その波に逆らって漕ぐのだから、疲れるだろう。
すごく近くに見えるのに、なかなか近づかない。
富士山もそうだ。
富士山の8合目まで行くと、山頂が、ささっと駆け上がれば届きそうな距離に見える。
私はただ乗っているだけなのに、気が疲れて
「もう戻ろうか」と何度も言うので、
「頼むから黙っててくれる?僕は楽しんでるんだから」と言われてしまう。

漕ぐこと20分。

チャイナマンズハットに到着

あのビーチから漕いできた

近くで見ても、帽子だ

サーフボードを岩に立てかけて、岩をよじ登るようにして裏側にむかって歩く。

海鳥の巣がたくさんあって、卵をあたためている。
ここには滅多に人が来ないので、彼らにとってはパラダイス。
人が来ても逃げないでのんびりしている。


裏側には、素敵なちいさいビーチがあった。
角がとれた溶岩や(ハワイ語でアホイホイ)、鋭利な溶岩(ハワイ語でア、アー)が
混在している。
長年をかけて水に侵食されてできた穴から、クジラの潮吹きみたいに海水が噴き上げる。
プライベートビーチでしばらく遊ぶ。




ようやく笑顔。

20分漕ぎ続けた人

夫の帽子の中に、ジップロックに入れた携帯電話と車のカギを入れていった。
いまに落ちるんじゃないかと私は気が気じゃなかった。

そろそろ戻ろう。


帰りは波に押されて、15分もかからなかったと思う。
途中で、海亀が横を通り過ぎた。

もうすぐ。

到着。



この写真でいうと、左側に見える部分がビーチになっている。
陸からだと、この部分は見えない。

無人島探検、楽しかった!