太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日本人の親切に泣ける

2023-08-29 07:17:57 | 日記
12月に、4年ぶりに日本に行くことにした。
寒いのは苦手だけれど、運転免許証の更新は誕生日月を挟んで2か月なので、1月生まれの私はどうしたって寒い時。
私よりも日本に行きたい夫は、仕事を替えたばかりで休みがとれず、留守番だ。
パンデミックがあったために、エアラインのマイルがかなりたまっていて、燃料費と税金を払うだけでチケットがまかなえて、おつりがくる。

何年振りかでエアラインのウェブサイトからログインしようとしたら、なぜかパスワードが通らない。
パスワード変更をするには、本人確認の臨時パスワードが送られてくるのだけれど、登録してあるメールアドレスは昔のもので、現在は使えなくなっている。
そこで、東京のカスタマーサービスに電話をかけた。


とても丁寧で、感じがよくて、感動した。


無事にアドレス変更し、ログインできたが、今度はマイルを使ってチケットを買う方法がみつからない。
以前やったのに、すっかり忘れている。
そこで、今度は大阪のカスタマーサービスに電話をかけた。

またまたとても丁寧で、感じがよくて、感動した。

あまりに感動して、泣けてくるほどだ。いや、大げさでなく。


アメリカのカスタマーサービスとの1番の違いは、腰が低いこと。
『サイトがわかりにくくて申し訳ございませんでした』
こんなこと言われたら、泣けるでしょう。

話し方が丁寧で、優しいこと。
アメリカの、上から目線で言葉をちぎって投げたような話し方や対応は、こちらが委縮してしまう感じ。
なんでこんなに偉そうなのか、なんでこんなにめんどくさそうなのか、と思う。

15年ほど前になるが、日本からバリ島に行ったことがあった。
夫のビザに再入国のスタンプを押してもらうのを忘れて、それに気づいたのは出発の2日前で、しかも週末で移民局は休み。
それがないと、バリ島に行けても日本に戻ってくることができない。
緊急に帰国する必要があったときのために、1度限りで再入国スタンプなしで再入国できるシステムがあることを突き止め、成田空港の移民局に電話をし、それを使うことにした。
空港に着いてみると、チェックインも別でスルスルといき、チェックインのあとは地上職員が
「こちらでございます」
と先導して、クルーが使う入り口を通り、
「ではお気を付けて行ってらっしゃいませ」
と、二人の職員が深々とお辞儀をして見送ってくれた。
なにこのVIP対応。なにこの親切さ。



その時も感動したけれど、この丁寧さがどこか当然だと思っていたと思う。
日本を離れてみて、それは大きな間違いだったと気づく。
日本の文化を誇りに思う。
日本人でよかったと、心から思う。
私は生涯、日本国籍を手放さない。
このアメリカで、私は日本人として日本人らしく親切に生きようと改めて誓う。