久しぶりに、日本人の友人と二人でランチを食べた。
彼女とは休みが合わず、ゆっくり会うことができなかったのだが、私のスケジュールが変わったので会えるようになったのだ。
友人に会う前に、カハラのギャラリーの作品補充をし、そのあとフリーウェイに乗った。
スーパー方向音痴の私は、どこかに行く道を覚えたら、その道順でしか行くことができない。A地点からB地点を行ったり来たりするのはできても、そこにC地点がはさまると、もう混乱する。
今回、ギャラリーからいつもと違うC地点(友人との待ち合わせ場所)に行くのに、ない知恵を振り絞ってカピオラニでフリーウェイを降りた。
そのままずーっとカピオラニ通りを下って、マイクロネシアンマートのある交差点を右折するのが私のプランだったが、そこに辿り着くずっと前に、うっかり右折専用レーンに入ってしまい、余儀なく右折した。
どこかで元の道に戻らねばと思いつつ走っていると、交通量の激しい道に突き当り、信号がないので右折しかできそうもなく、右折。
もう自分がどこにいて、どこに向かっているのかわからない。
手あたり次第に走っていると、カピオラニ通りに出た。
やっと元に戻れたと思って、カピオラニ通りを数分走っていたが、そこにあるはずもないレストランが右手に見えてきた。
なんと私はカピオラニ通りを逆に向かって走っていた。
なんとかして方向を変えて走っていたら、信じられないことに、私はフリーウェイを降りたあとに間違って入ってしまった右折専用レーンに、再び入ってしまった・・・なんで??
今度はすぐに方向転換して、カピオラニ通りに戻り、マイクロネシアンマートが見えてきたときには、心からホッとした。
友人にその話をすると、友人は腹を抱えて笑い、
「なんでカピオラニ通りに固執するん?ほかにいくらでも道があるやん」
と言う。
それは方向音痴じゃない人の論理だ。
私はカピオラニ通りしか知らないから、仕方がないんだ。
方向音痴じゃない人は、私に場所を説明するのに、「山側」だとか「海側」だとか、東とか西とか言う。
実際、車を停めたあと、友人と電話で会話しながら出会うまで、
「そこにいるなら、そこから山側に向かって歩けばいいよ」
などと言うので私は腹が立つ。
「あのねえ、山側って言われてもわかんないんだよう」
友人は笑いながら、
「そこから山、見えない?」
立体駐車場の中を歩いているから、見えん。
方向音痴の人には、右とか左って言ってもらわないとわからないんだ、ってことがわからないんだ。
「右左っていっても、アンタがどっち向いてるかわかんないしねえ」
それはそうなんだけど・・・・
友人と行ったカフェ。
Farmhouse
うちの村にはない、こじゃれたお店がホノルルにはたくさんある。
ハムとチーズの入ったトーストに目玉焼き
リンゴ入りのサラダに、ブリーチーズの乗った熱いトースト乗せ
笑ってしゃべって食べて、オンナの人っていくつになっても、これが1番ストレス発散なんだなあと思う。
それも日本語で話せるのだから、なおさらだ。
来月あたり、また会おうと決めて別れた。