聚光院は戦国大名三好長慶の菩提を弔う為に建立されたお寺。
また三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)歴代の墓所で、
通常非公開の千利休墓所もあります。
聚光院は三好長慶の戒名聚光院殿前匠作眠室進近大禅定門からで、
三好長慶の肖像は重要文化財に指定されています。
三玄院もそうだけど京都には塔頭ですら、
ビッグネームの墓所になっているんだから凄い。
所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町58
宗派:臨済宗大徳寺派
創建:永禄9年(1566)
開基:三好義継
開山:笑嶺宗訢
【縁起】
【山門】
【前庭】
【庫裏】
拝観入口。
中は一切撮影禁止。
【障壁画配置図】
【四季花鳥図】
室中の間には国宝である花鳥図の襖がずらり。
一番奥の襖の先に臨済宗らしい仏間があります。
【梅花禽鳥図】
永徳が手掛けたとされる16面のうち、
この4面は確かな永徳作とされています。
画像は全てネットで拾ったものです。
【琴棋書画図】
檀那の間にある琴棋書画図。
花鳥図も素晴らしいけど琴棋書画図は別格ですね。
コピー品といえど見入ってしまったよ。
大袈裟じゃなく永遠に見てられる。
それぐらい素晴らしい。
さすが国宝に相応しい。
【閑隠席】
利休150回忌に表千家7代如心斎が寄進した茶室。
重要文化財。
【枡床席】
表千家9代了々斎が建てたと伝えられています。
重要文化財。
【百積の庭】
千利休が作庭とされるお庭です。
まぁ、利休といえど庭園造りに関しては普通ですね。(←上から目線)
いや~それにしても聚光院の襖絵は凄かった。
本物は京博に預託されていて、
今あるのは高画質のコピー品です。
正直、高画質とはいえ作者の作品に込められた魂までは、
コピー出来ないのでこのような複製品は好きではない。
やっぱりコピー品は本物には敵いません。
なので余り期待していなかったが、
そこは狩野永徳の画力の凄さです。
鳥肌ものの素晴らしい作品でした。
ちなみに御朱印はありましたが、
普通の書置きで千円だったので止めておきました。