自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ドイツ、オーストリアの旅18~ウィーン②

2008-06-13 | 旅・おでかけ
旅程の最後は、まる一日ウィーン観光です。

午前中にまず、「美しい眺め」という意味のベルヴェデーレ宮殿上宮へ。オーストリア風バロック建築の代表格です。

トルコ軍からウィーンを救ったオイゲン公が18世紀初頭につくった夏の離宮です。クリムトのコレクションで有名な美術館になっていますが、ここには入場しませんでした。


北側にまわると、ゆるやかな斜面の庭園とその先の下宮、ウィーンの中心部を見渡すことができます。

見事な胸^^のスフィンクス、ブルックナーの元住居などが上宮の近くにありました。


続いて、シェーンブルン宮殿です。こちらは「美しい泉」という意味。
18世紀、女帝マリア・テレジアの時代に完成した、王家の夏の離宮です。

広大な敷地の中に建つ宮殿の中の公開されている部屋の、ごくごく一部だけを見学しました。なんせ、部屋の数は1441もあるのです。

マリア・テレジア、マリー・アントワネット、ナポレオン・・・、この宮殿の中を歩き回っていたんですねー。

今現在でも一番上の階には、居住する権利をもった一般市民が住んでいるんだそう。

写真は帰るときに撮れますからとにかく入場しましょうと、あたふたしているうちに、全景を撮りそこねました。




全景が撮れなかったかわりに、もらってきたパンフレットと、記念に買った絵はがきを載せました。シャツのかたちのように見える敷地の前立の裾の部分辺りをうろうろしていただけなんです。

庭園の総面積は約1.7あるそうです。小さな日本庭園もあるんですよ。もちろん寄れませんでしたけど・・・。


宮殿の裏側のテラスからは広大な庭園と、小高い丘の上のグロリエッテがのぞめます。

ベルヴェデーレ宮殿とシェーンブルン宮殿を半日で見てまわるのにはムリがありますね。でも、少ない日程にたくさん見学先を詰め込んでくれた旅行代理店さんに文句はありません。


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ドイツ、オーストリアの旅17~ウィーン①

2008-06-12 | 旅・おでかけ
さて、旅行記の再開^^です。
ハルシュタットからウィーンへバスで移動です。
今回の旅では初めて人の多い街なかをバスが走った感じです。

市内観光は翌日なので、夕食をとるレストランに向かう道の沿道にある、
有名な建物などをバスの中から見物です。

ウィーンに降り立って、まずは夕食。
豚肉をたたいて、うす~くのばして揚げた、シュニッツェル(ウィーン風カツレツです。レモンをしぼって食べるのがウィーン風。炒めたご飯の上に乗っていました。

なんだか革(皮じゃなくてね)にころもをつけて揚げたよう。日本のジューシーなカツレツのなんておいしいこと。


ウィーンのホテルで初めて連泊です。

ドイツもオーストリアも連泊の場合、タオルを替えたいときはバスルームの床に置き、翌日も使うときはタオル掛けに掛けておくようにという案内がありました。

高級ホテルのことは分かりませんが、寝巻きやアメニティグッズは備えてありません(全くなかったというわけではありませんが・・・)。
ただ、ツアーを通して、硬めのベッドとMy pajamasで、私は快眠できました。


私はあまりバスでの移動中にはトイレを使いませんでしたが、PA、SAのトイレが無料できれいな日本と違って、トイレは有料を覚悟しなければなりません。

ガスステーションをかねたPAは殺風景でした。
トイレに50ユーロセントを支払ったとき機械から出てくる券が、付属の売店で同額で使えるようになっています。

トイレ使用後の水はパネルを押すことが多かったので、私はこのトイレで青い部分を押しました。そうしたら、便座がグリ~ンと回転してあせりました。めずらしく、手をかざして水を流すタイプでした。

どこのトイレでも、ホテルでさえもブラシが必ず置かれていました。
「汚したら、自分できれいにしといてね」といったところでしょうか?


これは翌日の夕方の風景です。
モーツァルト像のある、ブルク公園では、市民が芝生の上でくつろぎ、子どもたちが遊んでいました。

ウィーン最後の食事のために、集合場所に向かうほんのわずかの時間(ほんとにわずか10分ぐらい)をここで過ごしました。


モーツァルト像のそばで、コンサートのチケットを売っている女性がいました。

モーツァルトの時代のコスチュームで演奏するユニークな、ウィーン・モーツァルト・オーケストラの関係者だったかもしれません。

当日券もまだ買えそうでしたが、写真だけ撮らせてもらいました。
翌日、ウィーンから、フランクフルトに向かう飛行機にあった雑誌に彼女が載っていました。ちょっとした縁^^を感じました。


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南画って何だ?!

2008-06-11 | 展覧会
またもや、会期ギリギリで、兵庫県立美術館へ、南画って何だ?!現代の南画――日本のこころと美展に行ってきました。

で、南画って何だ?!って最後までその言葉の説明はないのですよ。


池大雅や与謝蕪村、富岡鉄斎、橋本関雪などの絵を観ていくうちに、いかめしくない、人間くさい日本画っていうイメージがわいてきました。

人がいて、生活があって、色彩もあって、風刺も感じて、自由なタッチの線があります。

展示数は多く、江戸時代から昭和初期にかけての、約70作家、190点の作品が集められていました。


特に、兵庫県にゆかりのある村上華岳水越松南の作品は多数展示されていました。

水越の絵は独創的で特別展入口のタイトルに使われているタヌキ(か?)くんは彼の絵の一部です。


ところで、南画とは?!なんですが、中国山水画の一様式である南宗画に影響を受けて、江戸時代中期に成立した、日本絵画の一派をいう。
んですって。


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アジサイ咲いて・・・。

2008-06-10 | 花・木・実・いきもの・自然
六甲山のアジサイはまだでしたが、市街地、住宅地のアジサイは雨を受けて、イキイキと咲いています。


アジサイは咲き方で、ガクブチ咲きテマリ咲きに大別されます。

アジサイは交配が容易なのでたくさんの品種があるそうです。



テマリのように咲くアジサイは、山野に咲くガクアジサイの両性化がすべて装飾花になったもので、日本原産です。


山間の木の下にひっそり咲くアジサイはもの想う若者といった風情ですが、街なかで育てられているアジサイは華やかで、おしゃれな傘をくるくる回しながら人に見られるのを楽しんでいるような感じがします。


酸性の土壌では青アルカリ性の土壌では紅くなるとのことですが、青紅、並んで咲いていることも多い^^ですね。


(写真は6/6~6/9に住宅地で撮ったアジサイです)


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六甲高山植物園とその近くの花々

2008-06-09 | 花・木・実・いきもの・自然
園内のロックガーデンに咲いているのを見逃しました。

エーデルワイス、キク科です。

園の出入り口に置いてあった鉢植えを撮りました。

花のように見えるのは綿毛を密生させた星状葉で、その真ん中に黄色い頭花をつけます。



シレネ・マリティス、ナデシコ科です。

ピーナッツの殻から、花が咲いているように見えます。ガクがおもしろい花です。


チョウジソウ、キョウチクトウ科です。


ラミュウム、シソ科です。

オドリコソウの園芸種のようです。


タニウツギ、スイカズラ科です。

六甲山植物園にはよく出かけますが、この花たちは初めて見たものが多いです。




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六甲高山植物園の花々

2008-06-09 | 花・木・実・いきもの・自然
六甲高山植物園は海抜865mの六甲山山頂近くにあります。

その冷涼な環境を利用して、六甲自生植物やその他の山野草約1500種を栽培しています。

メコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ・ブルーポピー)、ケシ科です。
はめ込んだ写真は白花です。クリンソウと同じように自然発生でしょうか?


ムラサキセンダイハギ、マメ科です。


イブキトラノオ、タデ科です。

海抜800mのドイツ、フュッセンのホテルの近くにも咲いていました。
近縁種なのかもしれません。


クサタチバナ、ガガイモ科です。


ムラサキツリガネツツジ、ツツジ科です。


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六甲高山植物園のクリンソウ

2008-06-08 | 花・木・実・いきもの・自然
5月28日の神戸新聞に六甲高山植物園クリンソウが満開との記事が載りました。

1週間後では盛りは過ぎているだろうと思ったのですが、まだまだきれいに咲いていました。
約5000株もの群生です。


(この写真は神戸新聞のWebサイトから借用しました)


クリンソウ、サクラソウ科です。

1本の茎に花を輪状につけ、さらに何段にも咲き上がって、仏塔の九輪のように見えるところが名前の由来です。

終わりかけに行ったおかげで余計、九輪らしく^^なっていました。


よく見ると、違った花色のものが混じっています。


朱に近いもの、白、しぼり、うすピンクなどがありました。


これが標準的な色です。

園の方にたずねたところ、
白花は何代目かでほぼ確実に出てきます。ほかの花色の変化は園芸種として改良してきた中で、何代か前に出たものが、また発生したのでしょう」
といったことでした。


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6月5日は六甲山の日

2008-06-07 | 社会・時事
6月5日は「六甲(65)山の日」。ゴロ合わせ^^です。
2006年に制定された新しい記念日なんですよ。

その日は、六甲山地区が瀬戸内海国立公園に編入されてから50周年を迎えた日でした。国際的には「世界環境デー」、日本でも「環境の日」にあたります。


で、この日に合わせて、六甲山に行こうかと思ったのですが、今年の6月5日の天気は荒れ模様でした。で、翌6月6日に六甲山へでかけました。

六甲山記念碑台にあるアーサー・H・グルームの胸像です。
イギリス人の貿易商だったグルームは六甲山をリゾート地として開発した立役者です。

以前は7月の第一日曜日を「六甲山グルーム祭―夏山開き」としていたのですが、六甲山の日が制定されてからは6月5日に一番近い日曜日がグルーム祭の日となりました。

ただ、電鉄会社発行の情報紙などを読むと、山上の施設のイベントは6月中旬以降が多く、グルーム祭とは、ずれてしまうことになりました。施設の売り物であるバラやアジサイにはまだ早いのです。




六甲山に上る道筋の、ふもとから中腹にはウツギ(スイカズラ科)がよく咲いていました。アジサイはまだ咲いていませんでした。


記念碑台そばに咲いていた、ヤブウツギ(スイカズラ科)です。


シラン(シラン科)です。市街地ではとっくに終わった花が、近くのガイドハウスの前でよく咲いていました。


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ドイツ、オーストリアの旅16~ザルツカンマーグート

2008-06-07 | 旅・おでかけ
ザルツブルクからバスで1時間ほど走ると、2000m級の山々と大小80近くの湖をかかえるザルツカンマーグート地域に入ります。

このあたり一帯も「サウンド オブ ミュージック」の舞台になりました。
写真の中で一番高く見えているところあたりは、映画のオープニングに出てくるところだそうですよ。


世界で一番美しい湖畔の街と言われている、ハルシュタットの街とハルシュタット湖です。

南北に細長い湖の南半分をクルーズしました。


その街を船着場まで少し歩きました。


なめらかな湖面を船はゆったり進みます。

どこかで下りて、一日空や緑を見ていたい気分です。


目が洗われるような風景です。

ザルツ=塩という名前のとおり、この地域では紀元前から塩坑があり、現在も操業中だそう。

世界最古の塩の工場^^で精製された「原始の塩」がお土産です。


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ドイツ、オーストリアの旅15~ザルツブルク②

2008-06-06 | 旅・おでかけ
1965年作のミュージカル映画、「サウンド オブ ミュージック」でドレミの歌の背景にたくさん使われたミラベル庭園です。

前夜、コンサートがあったホーエンザルツブルク城が正面に見えます。


マリアを先頭に子どもたちが駆け抜けてくるアーチにはサツキバイ(バイカウツギ)が咲き始めていました。

添乗員さんによると、「サウンド オブ ミュージック」をよく知らない世代が増えているそう。仕方ありません。もう40年以上も前の映画ですから。

でも、この映画ほど、ザルツブルクのことをきれいに紹介している映画はないので、口にせざるを得ない、ということでした。

私は帰ってきて、改めて観ましたよ。永遠の名作です。


まだゆっくりしていたかったミラベル庭園をあとに、旧市街地に徒歩で移動です。

A:三位一体教会

B:カラヤンの生家の庭に建つ銅像。(毎日のぞかないでくれ^^よ)

C:コレギエン教会

D:なんだかすごい意匠のトロリーバス


ゲトライデ通りには個性的な細工の看板がかけられています。

右側は別のところで撮った写真。時代がさかのぼった感があります。


A、B:ゲトライデ通りに面したモーツァルトの生家

マークがある下の部屋でモーツァルトが生まれ、7歳まで過ごしました。愛用していたピアノやバイオリンなどを展示する、記念館になっています。

天井が低くて、床が傾いて^^いました。

C:楽器店。入りたかったのですが、日曜日で閉まっていました。スーパーでも、日曜日には休むお国柄です。




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