自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ジバク(幻冬舎)~山田宗樹さん

2008-09-03 | 
絶叫マシーンで高いところから、すっと~んと落ちていくような話です。

年収2000万円のファンドマネージャーが美しい妻を持ち、さらに億ションと相性ぴったんこの愛人まで手に入れる寸前に足元から崩れ落ちます。

この時代を反映している内容です。

巻末に70冊ほどの参考文献があげられています。

どんな内容のものかというと、ワーキングプア、ホームレス、ファンドマネージャー、投資銀行、セレブ婚、不倫、離婚、未公開株、電話アポイントメント、ひも、ガードマン、交通誘導警備作業、拘置所、死刑、義肢、障害者自立支援法、生活保護、ソーシャルワーカー・・・・。キリがありませんのでここらへんで止めておきます。

作者、山田宗樹さんは「嫌われ松子の一生」の作者です。

ジバクの読者レビューを読むと、「嫌われ・・・」がおもしろかったので、期待はずれと書いている人がけっこういました。

私は「嫌われ・・・」を読んでいませんし、TVドラマも観ていなかったので、9月1日にTBS系で放映された映画版を観ようとビデオをセットしたのでした。

ところが、30分後にあの福田さんの首相辞~めたの記者会見です。

会見最後の中国新聞記者の質問、
「首相の会見はひとごとに聞こえますが・・・」に、

「私は自分自身を客観的に見ることができる」と。そこまではまだいいですよ。
「あなたと違ってね」は余分でしょう。

小泉さん、安倍さんに続く、日本の首相の小ささに、唖然、呆然したのでした。

ビデオに残っていた30分は面白かったですねー。本来、私の好きなテイストではなかったのですが、香川照之さんと中谷美紀さんのキャスティングがその後を期待させます。

「嫌われ松子の一生」もおもしろそうだし、「ジバク」もすいすい読ませる面白さでした。
「今」を読んでいるようでしたから。

ジバクは自縛であり、自爆

主人公は自爆はしたけれど、縄が解けて安らげる世界で再生していく明るい予感の中にいます。




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アサガオの滝

2008-09-02 | 花・木・実・いきもの・自然
花と緑のまち推進センター西側のグラウンドのアサガオが今年はどんな様子か見に行ってみました。

行った時期もあったからでしょうか、花数は少ないですが、最盛期だったら、のように見えたかもしれません。


この日(8/31)はモーレツな暑さで、汗が^^のように流れました。

9月に入っても真夏日熱帯夜が続く神戸です。


ノアサガオ、ヒルガオ科です。

このアサガオは葉っぱの形から、ノアサガオ系のアサガオだと思われます。
この3枚目の写真は昨年の7月、別の場所で撮ったものです。


兵庫県立播磨農業高校の牛舎の緑化でも使われているそうですよ。
涼しくて、きれいな屋根ですね。

(この4枚目の写真は神戸新聞Webサイトから借用しました)


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♪母さんがぁ 夜なべをして・・・

2008-09-01 | 日常・身の回り
小さな母さんが、今回の休みに持ち込んできた仕事は、ぞうきんづくり。

前回の休日に、古タオルをたくさん持ってきて、
「ヒマな時にでも、ぞうきんをつくっておいてくれたら助かる」と。

私はてっきり、新学年の4月まで余裕があると思っていたら、9月1日、今日学校に持たすんですって。

端の縫い込みをほどいて・・・なんて、ゆうちょうなことやってられません。
タオルを半分に切って、ザッ、ザッ、ザッ・・・っとミシンで縫いました。26枚

子どもの仕事を手伝う甘い親と思われるかもしれませんね。
たしかに、うちの娘は手仕事系はチョー苦手

でも、普段からオーバーワーク気味で、職住接近の職場で仕事と休憩時間の区別がつかない場合が多いのです。

だから、私は手仕事ぐらいはボランティアのつもりでやろうと思ってます。
他の仕事は手伝いようがありませんから。

「100均できれいなぞうきん、買えるじゃん?
子どもたちはこんな、よれよれぞうきんより、そっちの方がいいって言わない?」

「そんなこと言わないよ。この方がいいよ」

小さな母さんと子どもたちはたくましいです。




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