友人のお宅に久しぶりに遊びに行かせてもらって、驚いた事があった。阪田新聞舗川西山下店ときわ台店が発行している「はろーあさひ」というチラシを見る機会があったのだけれども、そのチラシの「伝言板」の部分に、驚くべき記事があったのだ。それは、「ワクワク歴史講座」というものが4月17日に開催されるようなのだけど、その演題が「今こそ教育勅語の精神を取り戻そう」というものだったのだ。さらに驚いたのがその場所が「豊能町西公民館」という公的な施設を使用して開催されるらしいのである。講師は元大阪府立高校教諭で南口龍一との事。
「教育勅語」を価値あるものと信じ、その精神の復活を取り戻そうというわけであるが、おそらく学校において子どもたちに教育する事をめざしているのであろう。この「教育勅語」は敗戦後の48年6月国会で「日本国憲法や教育基本法の精神に反する」という事で「失効決議」されたものであるにもかかわらずである。大日本帝国を復活させようとしているのであろう。しかし、これは絶対に許してはならない事であると思う。
それ以上に驚いた事、問題にしなければならないと考えた事は、豊能町という自治体のこの歴史講座」に対する姿勢である。住民から批判は出ないのであろうか。公的な自治体の施設がこのような「憲法」を否定する内容の「講座」に対してどうして「使用許可」を与えたのだろうか。公的な施設は当然の事として憲法第99条「憲法尊重擁護の義務」の基づいて公民館活動を発展させる事を目的としなければならないはずだ。それがこれでは「憲法破壊活動」を発展させる事に加担している事になっている。使用許可を与えた公民館の責任者の管理責任を問うべき問題だと思う。
主催が「ワクワク歴史講座で学ぶ会」でその代表は「甲田廣行」とあり、アドレスは「3865kohda-h@ezweb.ne.jp」 とあった。