ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、行ってきました!

2006年05月05日 23時38分37秒 | 音楽

 今日、eプラスでチケットを先行予約で購入していた東京国際フォーラムでの「熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)」のコンサートに行ってきました。
 今日は朝から夏のようないい天気で、ゴミ出しやら掃除やらばたばたと慌ててこなして、夫と9時半に家を出ました。私たちは、11時15分からのと13時からの、二つのコンサートを聴きに行ったのです。
 去年からこの音楽祭を東京でやっていますが、私たちは今年はじめて参加してみました。国際フォーラムって、コンサート会場に適しているのかちょっと疑問でしたが、手に入れたチケットはどれも前のほうの席だったので、直接音が聞こえて、よかったです。
 会場は、建物全体がこの音楽祭の催しにあわせてまるでお祭り騒ぎでした。私たちは二つとも、B7という会場で、最初が、今井信子さんのヴィオラとR.パスキエさんのヴァイオリンでモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲がメインのオーヴェルニュ室内管弦楽団の演奏、次がベルリン古楽アカデミーの演奏でした。実は、この二つのコンサートで、ディヴェルティメントK.137を両方で聴くことができたのでした。聞き比べてみると、なかなか面白いものです。
 まず、最初がオーヴェルニュ室内管弦楽団の演奏。フランスの田舎のオーケストラですが、とてもいい演奏でした。懐が深いというか、とってもあたたかいのです。やっぱり、フランス人はいいなー、なんて妙に感心したりして。それに、即興的な演奏もあって、モーツァルトらしい素晴らしい演奏でした。今井信子さんとレジス・パスキエ氏を迎えての協奏曲は、ソリストの素晴らしいハーモニーと支える演奏の見事さで、もう感動で涙が出ました。今井信子さんのヴィオラの音色は、ああ、ヴィオラは慟哭、嗚咽の音色なんだー!とガッテンしてしまうような、深くてなんともいえない素晴らしい響きでした。パスキエ氏とのデュオの見事さは、本当に鳥肌が立ちました。こんないい曲をこんなすごい演奏で聴くことが出来た自分の幸運に感謝です。彼女は本当にすごいです(容姿は、女優の円城寺あやさんに似ている・・・・?)。この曲を聴いて、なぜか、モーツァルトの心境を考えてしまいました。彼はもっともっと創作したかったに違いないと思ったんです。もっと生きてもっと書きたかったんだ、となぜか納得してしまったのがこの曲。
 午後は、休憩に下の広場で簡単にドリンクとサンドイッチを食べ、また同じ会場に戻りました。今度は、オリジナル楽器演奏のベルリン古楽アカデミーです。こちらのメインは、ナチュラルホルンによるホルン協奏曲。今度は前のほうでも端っこの席でしたが、おかげで、ホルンの演奏が後ろからよく見えたのです。ナチュラルホルンはストップがないから、音程はベルに手を突っ込んで調節するのと、口で操作しているんだと思うのですが、それがけっこう大変そうで、手は突っ込んだり出したり、なかなか忙しく動いていました。そして、驚くのは、ホルンで重音を出しているんです(ひえーー!信じられない!)。現代楽器のホルンのように、ストーンと突き抜けた音色は出ないのですが、そこがまた味わい深いというか、なんとも素晴らしいのです。彼のテクニックに仰天しました(演奏は、ヴァーツラフ・ルクス氏)。そして、この古楽演奏、弦楽器はほとんどがヴィヴラートかけていないのです。だから、音がものすごく鋭くてはっきりしているんです。躍動感あふれる演奏は、見事でした。例のK.137を比べてみると、ベルリンの方が強烈なイメージがありました。どちらがいいかは、本当にその人の好みでしょう。その前のオーヴェルニュの方が、ゆったりとして柔らかい、従来のモーツァルトのイメージという気がしました。そして、ベルリンっ子とフランス人の違いというのかな、私は、自分の楽器もフランス製だし、人間もフランス人の方が好みです。どこか暖かい感じがする・・・。とはいえ、どちらも素晴らしい演奏でした。
 八王子から有楽町はちょっと遠かったのですが、やはり聴いてよかった。クラシックは生演奏を聴くのが一番です。楽しかった!
 帰りは、銀座まで歩き、交洵社ビルの近くの「レストランあづま」でオムライスを食べ(生ビール中ジョッキも!)、そのあと、ヤマハでヴィオラの楽譜と演奏用ミュート(なくしてしまったの)を買って帰りました。いやー、楽しい一日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする