さて、NHKの小さな旅をみて、静岡のトロッコ鉄道に感動し、そのままつけっぱなしにして、日曜討論を洗濯しながら(見たり見なかったり)聞いていました。そこで、一体、昭和22年に制定した「教育基本法」のどこが悪いのか、どうして改正したいのか、なんかよくわからないまま、見終わってしまいました。本能で感じたのは、愛国心とかそういうことを明言したくて変えたいだけなんじゃないかということ。たしかに、いまの世の中、勝手に中退する子供はいても、家庭の経済的な事情で義務教育を受けられないというケースは皆無になったのかもしれません。でも、この教育基本法、よーくできていますよ。どこが悪いっていうのかしらね。
日教組が悪いとか、教育現場を悪くしたとかいうことを自民党や公明党が強調したかったようですが、果たして本当でしょうか?
管理された教育現場には全く自由がないように見えますが。何も決められない現場に、いい教育がなされるわけないじゃない。夫はよく、文部省なんかなくしてしまえといいますが、よほど、そのほうが国にとってよかったりしてね。
もう一度、すべての政治家とすべての国民に、この戦後まもなく作られた「教育基本法」の文章をよく理解する必要があるのではないでしょうか。男女の平等もうたっているし、本当によくできた素晴らしいものだと、私は思います。ここに、無理に愛国心など入れる必要はまったくありません。愛国心を持つような国にするのが、政治家の務めじゃないのかしらね?
なぜ、人のために何かしたいという人間が減ったのか、なぜ、自分だけの利益しか考えない人間が増えたのか、それは大人の私たちすべての責任なんです。教育基本法を変えたところで、人間はそう簡単に変らないですよ。愛国心を強制するなんて、どこかの近隣の専制国家みたいじゃないのかしら?
教養のない、頭空っぽの若者ばかり育てた国の文部省(いまは、文部科学省でしたね)、もっと反省しなさいよ!
そう、追加してこれも言っておきたいのですが、最近、牛乳の消費量が激減しているとか。なんで?私は身長151センチのチビですが、子どもの頃は背が伸びるって(結果、伸びなかったけれど)ずっと牛乳飲まされていましたよ。子どもが牛乳飲むのはあったりまえでした。いま、子どもがバカなのって、牛乳飲んでいないせいじゃないかしらね。牛乳、飲むべし!