ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

文化とは?

2010年02月24日 23時26分07秒 | 日常

 先日、ロシアのフィギュアスケートのアイスダンスのペアがアボリジニのダンスを勝手に使ったということでクレームがついたとかでニュースになりましたが、バンクーバーオリンピックではカナダの先住民の協力を得て開催されたので、どうなることかと心配していました。結局、競技前にはその先住民族との和解が成立したとかで、その演技のあとは先住民族からいただいたという織物をコーチが掲げてアピールしていました。

 文化の違いというのは、実は私たちも含めて、とても身近に露見しているものだと思います。アイスダンスの日本から出場した日系アメリカ人兄弟の演技も、民族をテーマにしたものは日本人にとってはちょっと違和感のあるものではありました。でも、アボリジニほど積極的に抗議する内容ではなかったけれど・・・。和服をモチーフにした衣装ですべるのは相当な苦労があったでしょうし、扇子を持ちながらも大変だったと思います。その意欲と、それほど品が悪くはならずにがんばったことには、日本をアピールする演技としてまあまあよかったのではと思いました。まあ、ありえないものではあったのですが・・。文化の違いというのは、そういうものでしょう。

 戦後、日本の国宝級の家屋に占領軍が住み着いて、勝手に改築して台所やバスルームを作ってしまったことには、驚きでした。千利休が使うような茶室があるのにです。それが、文化を知らないものがする蛮行というものではないでしょうか・・。だから、アフガンでもイラクでもアメリカは嫌われるのは当然でしょう。それはともかく、そういうことは日本にもいえることなのかもしれません。今日のフィギュ女子でも、カトリックでもない人間が十字架の衣装をつけてモーツァルトのレクイエムで演技したことは、もしかしたらその文化の違いで反感を呼び、得点が伸びなかったのではと思うのは杞憂でしょうか?

 欧米人がカッチーニのアヴェマリアを使うのはいいけれど、アジアの人が使うのはということもあるのかもしれません。いまだに、そういう文化の違いから来る違和感は、審査に影響していないとはいえないのではないでしょうか。その点で、キム・ヨナが選んだ007はまさに、欧米の心臓を打ち抜いたのかもしれません。裏返せば、アジア人の魅力はお色気でしか認められない・・・、なんてこともあったりして。

 お互いの文化を理解することは、とても大事だしとても難しいことでもあるということなんですね。そこまで考える私がどうかしているのかもしれないけれど、でも、そこまで考えなくては納得できないことが確かにあると思います。

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フィギュア女子ショートプログラム

2010年02月24日 13時59分05秒 | 芸能スポーツ

 途中、ちょっと買い物に出かけましたが、だいたい最初からほとんど見ていました。心配ですもの・・・。

 浅田真央は失敗なくとてもよくできていたと思うのですが、キム・ヨナがよすぎたのか・・・。確かに007のインパクトのある演技はよかったと思います。でもあれだけ点数が開くのはちょっと納得がいかないけど・・・。フリーに期待したいものです。さて、鈴木さんも安藤美姫もよかったからほっとしました。最初のほうでは、トルコの女子選手の演技を見ましたが、なかなかがんばっていましたよ。イスラム圏でこの競技を続けるのは大変だと思いますが、とても素敵なことですから、これからもがんばってほしいな。それにしても、昔に比べると、本当に技術面で進歩してきたものです。韓国も日本も、スタイルは欧米に比べて全く見劣りしないし、逆に欧米のほうが、ちょっと太いんじゃない?と思ってしまうほど。

 キム・ヨナも浅田真央も、金メダルへの期待でそうとうプレッシャーもあるけれど、どうか自分の思うとおりのいい演技をしてもらいたいものです。過度の緊張はしないで、のびのびとがんばってください。お互いにはじめてのオリンピック、十分楽しんでくださいね!

 音楽選びも、難しいですよね。クラシックを使えばいいってものじゃないし。「のだめ」ブレイク以来、どうも番組で使ったクラシックを聞くと「のだめ」だーと思ってしまいます。音楽の曲想と演技が本当にピタっと合っていなくてはしょうがないですものね。そういったことから、逆にクラシックではなくて軽快なスィングジャズを使ったアメリカ娘の演技がとても冴えてすごくかわいかったです。彼女は、ミスタードーナツのCMに出たら最高じゃないかと思うけど・・・。受験勉強中で、開会式のあと、本国に戻って物理の試験を受けてきたとのこと。高校生は大変だ!?

 やはり、自国の選手が出ると、どうしても公平に見られなくなるのかな。それはしかたのないことかも。そのなかで、八木沼さんの解説は、どの国の選手にもとても公平で優しく、すばらしいものでした。人柄がにじみ出てきますね。

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アメリカの思惑

2010年02月24日 09時05分17秒 | 社会

 リコール問題でトヨタの社長がアメリカ公聴会に出席させられますが、これって、アメリカの思惑が大いに関係していると思います。

 民主党の政権下では、共和党よりも民主的でリベラルかと思いきや、実はそうでもないことがよくあるそうです。それに公聴会というイメージも、そのあとに赤狩りが起きたりと、いいことになりそうもありません。つまりは、トヨタを代表する日本企業の追い落としでしょうか。

 アメリカという国は、自分たちの正義を主張するために、悪役を作りあげる国だと私は思います。常に、陰謀が付きまとう国ではないでしょうか?

 トヨタの社長、人形劇「新三銃士」の王様にそっくり。なんだかとても気の毒です。

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