ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

安保法案のこと

2015年09月18日 10時33分43秒 | 社会

 戦争をしないための法案と自民党はいっていますが、本当でしょうか。先の戦争を侵略と見ない安倍総理が考えることが、信用できますか?

 彼の祖父が満州帝国(日本が作った傀儡の国です)でやっていたことを、本当に知っているのでしょうか?そして、満州では開拓移民の日本人が敗戦となってどれだけひどい目にあったか、国は彼らを守らなかった事実、どうとらえるのでしょうか。

 731部隊では、中国人や捕虜を使って、やってはいけない人体実験をしました。その事実が揉み消されているのは、実験結果をアメリカがほしかったし、それを入手して存在をもみ消したのではと思っています。

 戦争は、ゲームのヒーローでもなければ甘美な死でもないのです。正義という名のもとに殺りくを繰り返すこと。どれだけ、日本人が加害者であったのか、もっと検証しなくてはいけないのに、戦後70年の今年、結局反戦という思いは、安保法案反対の動きにだけ現れたに過ぎない。

 その戦争の時までは、日本国憲法ではなく、大日本帝国憲法というものでした。天皇を頂点に、庶民は、天皇の「臣民」だったのです。彼に命をささげるのが当然という、奴隷だったわけですよ。当時の日本の軍隊は、最高責任者が天皇ただ一人。だから、本来は、戦争責任は天皇が取るべきでした。それを、象徴として残したということは、日本の国が、戦争責任を果たさなくてはならないってことになりませんか?

 ドイツは、独裁のナチスが戦争責任があるので、ナチスが消滅したのだから、責任をとる存在がない。それでも戦後補償はかなりだったはず。

 あのようなことは、日本はしてはならない、もう二度と、ということで、戦争放棄が憲法にうたわれたのでしょう。だから、軍隊は持たないのです。それに対して、安保法案は、当然、違憲になります。それでも、法案を通すというのは、日本が憲法のもとで運営するという大前提を覆すことになる、だから、問題なんです。

 安保法案を無理に通す前に、だったらこういうことで憲法を改正したいといって、解散総選挙すればいいじゃないですか。戦争放棄を戻したいんでしょ?国民に問うべきです。

 アメリカのように、武器を持って人を殺したいんでしょ?正義の名のもとに、国がテロを起こすんですよね。

 どんなことがあっても、人を殺すのは罪です。戦争をはじめない努力をするのは、自衛隊じゃなくていいんじゃない?国会議員、内閣、政府のあなたたちがしなくてはいけないことです。

 人の死を見ることが、当たり前になると、人はひとではなくなります。

 靖国神社は、そうやって、無駄な死を正当化しようとして作ったものです。だから、私は許せないのです。国のために命をささげるのが、国民で、それを拒むのは「非国民」?冗談じゃないです。

 ここに、私が、聴くたびに涙する歌があります。「死んだ男の残したものは」(倍賞千恵子)です。歌詞は谷川俊太郎、作曲は武満徹。ベトナム戦争の反戦のために作られた曲です。

 石川セリが歌ったものもあります。こちら

 林光編曲の混声合唱がこちら

 本田路津子さんの歌は、こちら。歌詞も出ます。

 小室等さんの歌は、こちら

 デューク・エイセスの歌は、こちら

 ちなみに、私は、メゾ・ソプラノ保多由子さんのCD「見えないこども(武満徹SONGS)」でこの曲を聴いています。ギタリスト鈴木大介さんとの酒蔵コンサートの時に買ったものです。

 ヨーロッパ、アジア、アメリカ・・・。植民地、侵略。根っこには、人種差別が歴然と残っているんだと思います。日本人の私は、あこがれているヨーロッパ人にはなれないし、アメリカ人は、どこかでアジア人を絶対に低く見ています。私たちは、いまだにイエロージャップなのです。ベトナム戦争では、枯葉剤での被害がいまだに続いているじゃないですか、アメリカは賠償してませんよね。同じ、アジアの国です。

 周辺諸国がどうのっていう前に、私たちは、アジア諸国と手をつながなくてはいけないんじゃないかしら。それぞれで、つながって、人種差別に反対し、地球が一つになることを希望しなくてはならないと思います。在日とか言っている場合じゃないでしょう!

 だまされないで、まっとうに選択しましょう。70年、戦争に加担しなかった国としての日本に誇りを持って、戦争を現実化しないために、がんばりましょう。闘うなんて、スポーツの中だけにしてほしい。

 私はあきらめない、非国民といわれても!

 

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栗と格闘?

2015年09月18日 10時06分54秒 | 食に関して

 先日、5倍ポイントの日にスーパーに行き、さらに「これを買うと100ポイントつく」という滅多にない買い物をしたのでした。それは、最初は折り込みチラシで利平栗という980円のものでしたが、そんな高いもの、私に帰るはずがないとあきらめていたのが、実際は事情があって別の「筑波栗」780円になっていたのです。しかも、100ポイントはかわらず!よし、決めたとばかりに普段は買わない高価な栗を買ってしまったのです。その時のレジではほかにも5倍ポイントだからと買って合計5千円でおつりが来るくらいの買い物でした。私の前の客は、高齢の男性でスーパーのカゴは二つ分、しめて1万4千円でした(びっくり!)。思わず、認知症では?なんて疑ってしまいましたが、ちゃんと支払っているので、大丈夫だったのでしょう。そう、私が利用する私鉄系スーパーには、高齢者が多くて、日本の縮図みたいなところです。よく夫は高齢者とスーパーでけんかしていましたっけ。

 さて、栗を買ってどうしよう、と考え、まずは定番、栗ごはん。夫にもお供えしました。

 栗を剥くには、SUWADAの「くりくり坊主」に限ります。

残りは、二品作りました。

 栗と鶏肉を八角を使った中華料理にしました。ほかに、長ネギ、にんにく、しょうがが入ります。とてもおいしかったです。一口食べた後なので、見栄えが悪くてすみません・・・。

 重曹を使ってゆで、さらに何度もゆでこぼして作った渋皮煮です。「みんなのきょう料理」の作り方です。ほかのに比べれば、意外と簡単に作れると思いますよ。

 おとといから昨日まで、栗に夢中の日々でした。

 そうそう、栗の焼酎があるの、ご存知ですか?おいしいんですよ!

 栗は、楽しいけれど、皮をむいて生ごみがたくさん出るのがつらい・・・。ただ、手作りする醍醐味は、いいものです。

 

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