朝日俳壇５月３日

長谷川櫂選

石楠花が婆娑羅婆娑羅と散りにけり　　　　　　　　河内長野市　北阪英一

悲しげに人を見てゐる桜かな　　　　　　　　　　　東京都　金子文衛

戦争の墓標憲法記念の日　　　　　　　　　　　　　福島県伊達市　佐藤茂

　一句目、石楠花を知ったので、その感じがよくわかります。二俣尾の海禅寺の石楠花を思い出しました。二句目、このコロナ禍であちこちのイベントが中止になり、各地のさくらまつりも開催されず、本当に桜本人？が気の毒でした。福生も、桜まつりがなくなっちゃったし・・。三句目、いまも総理は憲法改正をしたがっていますが、今の憲法は、日本の対米、対中国大陸のものすごく大きな犠牲を払って国が崩壊寸前のところ、民主主義という理想で国を立て直した思いのこもった憲法なんです。あの戦争の墓標という表現が、すばらしい！憲法は守らなくてはならないと思います。戦争放棄、平和を願う、それこそが日本の生きる道なんですから！

大串章選

てふてふの猫をからかふやうに飛び　　　　　　　　奈良市　齋藤利明

ペンパルの最後の手紙花筏　　　　　　　　　　　　多摩市　佐藤庸子

　一句目、猫と蝶がなんとも素敵。猫は、子猫なのかなあと思いました。まあ、大人の猫もけっこうじゃれるけど。二句目は、懐かしい響きです、ペンパル！私も高校生の頃、やっていましたっけ。社会人になってもちょっとしてたかなあ。アメリカ人に高校野球を説明するのに苦労しました。手紙って、いいですよねえ。今この時だからこそ、手紙を書きませんか？気になるのは、最後というのが心配です。花筏が流れる様子も、人生が流れていくようで・・。

高山れおな選

感染のかくれんばうの山笑ふ　　　　　　　　　　　福島県伊達市　佐藤茂

　あれ、同じ人の句、二回目です！うまいなあ。

稲畑汀子

児等の声なく校門の朝桜　　　　　　　　　　　　　大阪市　行者婉

　学校が閉校になったままで、寂しい校庭でした。私も近所の中学校を通るたびに、静かな校庭に、桜が見事なのがなおさら寂しくなりました。学校には必ず、桜の木がありますものね。この異常事態は、いつまで続くのでしょうか。

 

 

 

発言の背景を知ることが大切

　先日、深夜ラジオでの岡村さんの発言が大炎上し、本人が謝罪しました。

　今日、サンデージャポンでその発言の背景が分かり、同情してしまいました。深夜ラジオで、コロナの清で風俗に行けないと自分のつらさを訴えた男性に対する発言だったそうで、岡村さん本人が風俗に行っていたわけじゃあなかったようです。

　でも、それでも発言の内容はアウトです。ただ、その発言の背景は、もっと周知してもらわないと、彼を誤解することになると思います。

　そもそも、そんなにフーゾクに行きたいのって、私には理解できません。コロナにかかったら2週間、隔離ですよ。いっそのこと、感染して２週間我慢しろよと思いますけど。

　仕事だからサービスしてもらっているんです。勘違いしないでください。女性がみんなそういう対処すると思ったら大間違い、セクハラすんじゃねえよ！

　男女平等なんですから、そんな産業、ないほうがいいっ！人を支配するなんて、絶対にいけないことです、犯罪です。働くことは契約であって、被支配ではないのです。雇用されることは、支配されることではないし、奴隷扱いされることでもないのです。人はだれ一人として、支配されてはならないし、排除されてはならないのです。一人一人の命を大切にしてください。