第二次世界大戦の東京大空襲で、大都市が焼け野原になったあと、どうなったのかと何かの参考文献で気になった「東京闇市興亡史」を図書館で借りてきました。そして、その本の中の最初の方、「闇の中の生活」という章を書いたのが、茶本繁正という人。ほかにどんな本を書いたのかなあとネットで調べたら、なんと「原理運動の研究」という本を書いていました、1977年に。これは旧統一教会の学生団体のことですよ。ありゃま、びっくりでした。地元の図書館にその本はなかったけれど、他の本が見つかったので予約しました。
正直、旧統一教会は、いろんな問題を起こしているし、オウム真理教と同じように、宗教団体の認可を取り消すべきだと思います。すでに自民党は旧統一教会に乗っ取られたようなものなんじゃないでしょうかね。同じように、自民党も認可取り消しになればいいのに!
昨夜の映像の世紀を録画しておいたので、さっき見ました。関東大震災と東京大空襲、二度の大都市壊滅。近代建築の本を読んで尊敬していた建築家のレーモンドは、関東大震災の後の復興に、後藤新平に協力しましたが、太平洋戦争前にアメリカにわたり、日本の都市の建築のことなどを米軍に協力し、カーチス・ルメイの計画で焼夷弾の絨毯爆撃が行われました。戦後、レーモンドは日本に来て被害のすさまじさに驚愕し、またも復興に尽力したそうです。でも、ちょっと許せない気がします。何より、後藤新平が震災後の都市計画をしっかり立てたのに、諸事情で一部しか実現しなかったことが、あの大空襲の壊滅につながったようです。後藤新平という人は、ものすごい才能の持ち主だったのですね、知らなかった。
私が生涯で許せない人物、それはカーチス・ルメイと、先日のドキュメンタリーで戦中の久米島の民間人虐殺を行なった鹿山正。鹿山は、スパイだから軍法に従って処刑したと、全く謝罪する気持ちもなく、戦後は愛媛かどこかの農協の幹部にまでなっていたのです。自国の人間を殺したから戦犯にならなかったのでしょうかね、腑に落ちないです。
旧統一教会は悪いけれど、安倍元総理を殺した犯人も悪い。人を殺すことは犯罪です。でも、国葬をするのはおかしい。その経費は生きている人間に使うべきです。月額100万の国会議員の自由なお金でやりゃいいだろうが。
そうそう、闇市に興味を持ったのは、1946年(戦後すぐです)に日本が作ったPR映画「20年後の東京」という30分のものをユーチューブで見て、闇市がどういうもの知りたくなったのでした。誰でも見ることが出来ます。ぜひ、戦後すぐの東京と復興計画をご覧ください。面白いですよ!
ちなみに、都市の姿で好きなのは、パリです。今、日曜夜に放送しているフランスの刑事ドラマ「アストリッドとラファエル」で街の様子が見られるので、毎回楽しみにしています。