原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

貴方は “「同窓会」に出席したい派” ですか?

2022年02月26日 | 人間関係
 一昨日の2月23日に受けた「モデルナ社製コロナワクチン」接種の副反応に引っかかり、その日の夜から昨日の朝まで39℃超えの高熱が続き、2日に渡り地獄を彷徨った私だが。

 昨日より一応“人間らしく”蘇ったものの…

 やはりその後遺症はあるものだ。 
 本日は、特に腰痛に苦しめられている。
 激しく動き回るのは自粛しつつ。
 
 久しぶりに、我が「原左都子エッセイ集」のバックナンバーを振り返ってみたりした。



 そうしたところ、2015.09.24公開バックナンバー「稀に見みる駄作だったNHK連続朝ドラ「まれ」と題するエッセイ内に、「同窓会」に関する我が私見を綴った箇所があった。
 
 その部分のみを、以下に要約引用させていただこう。
 
 主役が主役足り得ない中、ドラマ内で光り輝いているのが、脇役である まれの女友達「一子(いちこ)」の存在だ。
 一子はドラマ内で中学生の頃から、「私は東京に出て必ずモデルになる!」と宣言していた。  残念な事にオーディションに受かる事はなく、一子はとりあえず大阪に出てブティック(洋服店)店員の身分で頑張ると同時に、ブティック仲間達と楽しい大阪三昧をしいてたようだ。
 その後、結局一子は一旦能登へ帰省した後、自分が最初から目指していた上京を決行し、東京で独り身にて生活を繰り広げるに至る。  最初はアパレル系で働いていた一子だが、そこがあえなく倒産した暁には、キャバクラにてキャバ嬢をする事と相成る。
 ここで原左都子の私論だが、真面目な話、安易に上京する若き女性すべてが“阿呆”だから田舎に戻れ!と言いたいようなドラマ展開にはまったくもって辟易とさせられる。  他方、まれのごとく“一応”の目的がある女性に関しては、都会に出没する事を奨励するがごとくのステレオタイプの描き方は、今の時代に至って一体全体どうしたものか??!
 そんな中、ドラマ「まれ」内で一子自身がいつも口癖のごとく発言する言葉に賛同する私だ。「田舎は仲間意識が強すぎて私は嫌悪感を抱く。 だからそれの延長線で、田舎の食べ物など食べたいとも思わない。 もういい加減にして欲しい。 私を田舎から解放してくれ!」
 上京後既に(当時)40年近くの年月が流れている原左都子にとっても、一子同様に本当にいい加減にして欲しい事柄がある。 それは、上京後40年近く経過した私にいつまでも郷里より同窓会の便りを寄越す連中が存在する事実だ。
 私は今後も東京こそを我が真の故郷として、喜んでこの地に骨を埋める覚悟である。  なに? 郷里開催の同窓会に今更出席しろ??  何のためだ。 貴方達が郷里で頑張っている姿を上京して頑張っている私に今更認めて欲しいのか!?  その種の自己存在証明手段としての郷里での同窓会などに誘われるのは、本気で鬱陶しく勘弁して欲しい。(同窓生のどなたかが私に会いたいと言うのならば話は別で、その旨個人的に言ってくれればよいが、単に機械的に同窓会通知を送り付けているならば実に許し難い! 出席するつもりは毛頭ないため今後控えて頂きたい。)
 我が私見によれば、他力本願でしか動けない主人公まれより、失敗を繰り返し落胆失望しつつも自分の意思で再びの上京を目指している一子の将来性こそを有望視している。
 
 ところが、その後の一子(いちこ)に関してのNHKドラマ脚本の描き方にも落胆させられ続けた。
 一子が立ち上げたブログが世間で人気を博すると脚本は言うのだが…   正直言って現実社会では絶対に「あり得ない」!
 原左都子の私論をここで述べるならば、一子にはキャバクラ嬢として東京で頑張り切って欲しかった。 だって、現実問題貴方が培ってきた能力範疇ではそれしか生きる道はなかったはずだ。

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)


 
 上記バックナンバー中に記載した通り。
 私は、基本的に「同窓会」という会合を嫌っている人種だが。

 そんな私も、上京後通った2度目の大学・大学院の同窓会へは積極的に出席している。
 それには理由がある。
 2度目の大学・大学院にて、最終的に大学院修士課程修了時に「経営法学修士」を取得する道程をずっとご指導いただいた教授氏が、文化勲章秋の叙勲受章者であられるのだが。
 この恩師より、同窓会開催の折にいつも我が家までご丁寧な“同窓会へのお誘お電話”を頂戴する故だ。 
 それを頂戴して欠席する訳にはいかないし、出席した暁にはいつも出席者一人ひとりと十分な会話の時間を持って下さるのだ。
 ある銀座にての少人数同窓会の際に、不覚にも遅刻した私のために全員が待って下さっていたこともあった。 あれには恐れ入ったものだが…
 とにかく卒業生全員をいつまでも大事にして下さる教授氏であるが故に、その同窓会には必ずや出席させていただいている。
 
 片や郷里にての同窓会には、そもそも思い入れがない私だ。

 いや、郷里の大学医学部生時代にお世話になった恩師・中村先生にお会いできるのならば是非とも出席したいものだが、そのバージョンの同窓会の誘いがただの一度も無かったなあ。

 あまり出席したくなかったが、強力に誘われて高校の同窓会に幾度か出席したことがある。
 全面的につまらなかったわけではなく、私なりの楽しみもあったものだが。
 例えば阿波踊りが踊れる飲み処での同窓会では、上手く踊れた人を表彰する場面があったのだが、その表彰者に選ばれたりして。 その時は個人的に楽しかったと言えよう。😁 
 あるいは、高校時代に付き合ったとまでは言えないが少し接触したことがある男の子が、私の事をよく覚えてくれていて。
 当時、30代後半期で2度目の大学院生だった私の隣にやってきて、「〇〇(私の苗字)、凄い頑張ってるな! 自分は既に結婚して2人娘がいるよ。これからも〇〇のことを陰で応援しているから、必ず目指す学問を究めるべく頑張れよ!」
 この時のエールを私は忘れることはないだろう。😍 



 要するに、“つまらない同窓会”には出席したくないとの話だが。

 今後共、つまらないか、そうではないかを自分で予想・判断しつつ、同窓会出席の是非を決定したいものだなあ。