先日、ネット上で「子供にしてほしい親孝行」は1位は何だ? 」と題する記述があった。
それは後回しにして。
いきなり原左都子の私事を記させていただくと。
高齢出産超難産の末に仮死状態でこの世に産まれ出るとの運命を背負い、幼少の頃から二人三脚で育て上げた我が最愛の一人娘が。
28歳になり社会人として立派に成長した挙句、親元から独立して旅立っていった。
あれから3か月以上の月日が流れ、やっと娘なりの“独り立ち”の趣旨・目標が親として見えて来た気がする。
その娘の独り立ちの目的とは。
「純粋に独り立ちしたかった」それ以外に考えられない。
とにかく、幼少の頃程手がかかる子だった。
娘が大学を卒業し本人自身が職業と就職先を決定して就業するまで、まさにサリバン母の私と二人三脚の日々だった。
ただとにかく生来的に真面目で頑張り屋の娘であり、就職後も娘なりに最大限の努力を重ね、現在IT技術者としての勤続が7年目に入っているが。
仕事に多少の余裕ができてきた娘が考えたのだろう。
(このまま親⦅特に母親)との同居を続けると、どうしても衣食住生活において母親依存となってしまう。 これからは、その依存をも断ち切って本当の意味合いで独立したい、と!)
そんな娘は、ここ3か月程私に弱音を吐いてきたことが一度も無い。
たまに娘の部屋を訪ねてみると、掃除洗濯そして食事の準備・片付け等々も娘なりにきちんとこなしているではないか!
しかも我が娘を一番褒めるべきは、「健康留意度が高い」との点である。
子どもとは、こんなにもサリバン(私の事だが)の言いつけを守るものなんだ!と感心・感激するばかりである!!
6月に実施された娘の「健康診断」結果を診ても、何らの異常は無い。(母である私同様に“痩身注意”の一言が書かれているものの、そんなの個人の趣味範囲だ。メタボになるよりずっと健康的だ!と娘にアドバイスしている。)
まさにこんな親孝行な娘は世に存在し得ないだろう、と産みの母である私が感心させられるような理想的な「一人暮らし」を我が娘は日々遂行している様子である。
それで十分に我が娘のサリバン母であった私に対する「親孝行」である。😊
さて、冒頭に記したネット情報の一部を以下に引用しよう。
日刊ゲンダイDIGITAL 子供にしてほしい親孝行は何?
3年ぶりに行動制限のない夏となった2022年。離れて住む両親に、お盆にようやく会いに行けたという人も多いだろう。会いには行ったものの、ちゃんと親孝行ができたのか、喜んでくれたのか、親のホンネが気になるところだ。親は子供にどんなことをしてほしいと望んでいるのだろうか。
ジブラルタ生命保険株式会社が2021年、20~69歳の既婚男女2000人を対象にインターネットで調査を行い、子供がいる1515人に聞いたところ、5位は「孫の顔を見せてくれる」。
3位は「一緒に旅行をしてくれる」、2位は「一緒に外食してくれる」で、どちらも一緒に楽しい時間を過ごしたい、と願っていることがわかる。
4位は「話し相手になってくれる」。もし会いに行けなかったなら、今からでも電話をかけてはどうか。
そして、1位は「元気な姿を見せてくれる」。もしお盆に会いに行けなかったなら、パソコンを使ってテレビ電話をするだけでも喜ばれること間違いなし、だ。 (途中大幅略)
ジブラルタ生命保険株式会社が2021年、20~69歳の既婚男女2000人を対象にインターネットで調査を行い、子供がいる1515人に聞いたところ、5位は「孫の顔を見せてくれる」。
3位は「一緒に旅行をしてくれる」、2位は「一緒に外食してくれる」で、どちらも一緒に楽しい時間を過ごしたい、と願っていることがわかる。
4位は「話し相手になってくれる」。もし会いに行けなかったなら、今からでも電話をかけてはどうか。
そして、1位は「元気な姿を見せてくれる」。もしお盆に会いに行けなかったなら、パソコンを使ってテレビ電話をするだけでも喜ばれること間違いなし、だ。 (途中大幅略)
この調査では、これまでにした親孝行についても質問している。1位は男女ともに「プレゼントをする」だったが、子供にしてほしい親孝行には「プレゼントをする」は上位に入っていない。 何歳になっても、モノより健やかな子供の姿が親の喜びのようだ。
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
私見でまとめよう。
ジブラルタ生命と言えば、私が「個人年金」を契約して現在その“微々たる年金”を受け取っている企業ではないか?!?
ちょっと待ってよ!
くだらないアンケート調査を年金契約者から得た収入で実施していないで、その分少しでも多くの個人年金を頂戴よ!!
と言いたくもなるが。😡
まあそれは置いておいて。
最後の部分の「まとめ」のみは褒められるね。
「子供にしてほしい親孝行には『プレゼントをする』は上位に入っていない。 何歳になっても、モノより健やかな子供の姿が親の喜びのようだ。」
今時の親たちとはそうであろうし、そうであるべきだ!
一昔前の親ども(我が親世代がこれに該当するが)の決まり文句とは、必ずや「老後の面倒を看てね」だったものだ。
我が郷里の母親もこれを未だ50代期に(当時30代だった)私に言ったものだ。
その時の我が心情をよく覚えている。(冗談じゃないよ! 私は更なる学問に励みたくて大学に再入学したばかりだ!今後も東京で多忙な人生を歩むつもりだ! アンタ地方公務員の身分で今後ガッポリ年金が入る身だろ? もっとしっかり生きろよ!!)
義母も、同じ道程を歩んでしまった。
わずか70代にして「老いては子に従うべきなのよ。私は長女(義理姉)を呼び寄せて二世帯住宅を作り、そこで暮らすわ。」
その義理姉は、何と63歳の若さで膵臓癌にてこの世を去った…
その後、高齢者施設へ入居した義母の面倒を保証人としてずっと看ているのは、長男である我が夫とその嫁の私だ…😭
今時、「老いては子に従え」などと言い出す親がこの世に存在しないと信じたいし。
可愛い我が子に「親孝行」をせがむ親どもも、既にこの世から消え去ったものとも信じたい。
老いも若きも、皆が自立心旺盛にこの世を渡って欲しい思いである。