原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

近頃毎朝、亭主がマスクを求めて近隣店舗へ列を作りに行く…

2020年03月05日 | 時事論評
 (冒頭写真は、今朝マスクを探しに行った亭主が買ってきたトイレットペーパー。)


 もう一週間程になるだろうか。

 近頃必ず毎朝8時45分頃になると、家から出かける亭主だ。

 とにかく、出かけ先を告げない習慣がすっかりついてしまっている。 最初は「何処へ行くの?」と玄関先まで追いかけて確認したが、もうその行動も面倒だ。
 特段帰って来なくとも何らの不都合もないどころか、我が午前中の作業が順調に運ぶとのメリットがあるため、放っておくことにしている。

 さて、近頃で一番最初に出かけた日には、 「あーーー。 マスクが何処にも売っていなかった…」とかなり落胆して帰宅した。
 (何だ、マスクを探しに行ってたのか。)と思いつつ、「一体誰がマスクが必要なの? 我々年寄りは感染しそうな場所へ行かなきゃ特段マスクは要らないよ。」と私が付け加えると。   「娘のだよ。」とのご回答。 
 (てっきり自分のかと思ってたよ…)😷 

 その娘だが、サリバン(私のことだが)の影響力が強靱な環境下で育っているせいか、マスクに関してその効果の程をほとんど信用していない。 
 先だって、私の方から「電車内でマスク無しで咳をすると、他の乗客から袋だたきに遭うらしい。」事態を告げ、「身を守るために演技でもマスクをした方が良いかも。」と指導したのだが…

 娘が通っている職場は超高層ビル内なのだが、どうも職場側からの「マスク着用指導」は無い様子で、ほとんどの職員がマスクを着用していないと言う。
 我が推測では、超高層ビルの空調設備が整っているのか?? と想像したりもする。 あるいは館内の天井が高かったり空間が広く、人が密集状態でないのかもしれない。 (新型コロナウィルスは密閉した空間で大勢の人が集結すると感染しやすいと見聞するが。)
 いずれにせよ通勤満員電車内では感染の危険性が高いため、それを亭主が懸念して、娘のために毎朝せっせとマスク行列を作りに行っているという訳だった。😂 

 亭主の毎朝のマスク行列行脚は本日で既に1週間程になるが、亭主が言うには日毎その行列が長くなるらしい。  そこで、店舗側も開店時間を早めたりのサービスをしているらしい。
 それでも未だマスクの入荷はなく、行列を作った人々は日々落胆して帰宅すると言う。

 その代りに本日亭主が持ち帰ったのは、冒頭写真のトイレットペーパーだった。
 これに関しては、開店間際に行くと1個のみ購入可能との事だ。 まあ、トイレットペーパーに関してはもう一週間も経過すれば、普通に出回るだろうと私は予測している。
 

トイレットペーパー品切れ問題、 国民の皆が愚かだ!!

2020年03月04日 | 時事論評
 (冒頭写真は、つい先程ネットより転載した、トイレットペーパー在庫の数々。)


 本日は、娘が職場の有給休暇を取っている。

 決して新型コロナウィルス肺炎に感染した訳ではなく。 本年度分有給日数を3月末までに消化する目的で、新型コロナウィルス騒動以前に取得したものだ。
 本来ならばこの有給休暇を利用して、本日私と二人で大宮の「鉄道博物館(てっっぱく)」を見学に行く予定だった。
 にもかかわらず、何処の遊楽施設もすべてが休館を強いられている。 てっぱくの場合休館判断が一番遅かったため、一縷の望みを持っていたが…  結局休館措置が取られ、本日娘は自宅で寛ぐこととなった。 (まあサリバンとしては娘を感染させずに済んだと、良きに解釈しよう。)


 ところで、娘がゆっくりと寝ている午前中に、亭主がやって来て言うには。
 「トイレットペーパーが品切れらしく、この辺の店舗でもまったく売っていないようだ。」と騒ぎ始める。  私が応えて、「昨日近くのスーパーへ行った際にトイレットペーパーを見かけた気がするけど。」
 亭主、「いや、考えが甘い。 早めに購入しておかねば今後大変な事になる。」
 私が更に応えて、「ちょっと落ち着こうよ。 一応政府も在庫はあると言ってるし、そのうち普通に出回るよ。  もしどうしても欠品になった場合は、“ギリシャ・エジプト方式”(参考だが、両国ではトイレットペーパーをトイレに流さずゴミ箱に入れゴミとして処分する。 当方面へ一家で旅に出た時にそれを体験しており、我々はその手法に慣れている。) を採用しようよ。」  (参考だが、赤ちゃんのおむつを可燃ゴミとして出せるとの我が国や自治体の方針に基づき、我が案も採用可能と心得る。)
 我が家の場合、私と娘のアレルギー性鼻炎対策で常にティッシュペーパーの在庫は豊富に確保してある。


 午後になり、ネットにて当該問題に関する情報を発見した。 以下に引用しよう。

 「新型コロナウイルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる」という旨の虚偽情報を職員がSNSで発信したとして、鳥取県米子市の「米子医療生活協同組合」が謝罪した。職員には厳正な対応をするという。 主にSNS上でこうしたデマが広がり品薄、品切れ状態が続いている。
 謝罪は組合のホームページに3日から掲載。 理事長名で「職員の不祥事のご報告とお詫(わ)び」と題して「『新型コロナウイルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる』旨の事実とは異なる誤った情報のSNSへの投稿者の1人が、当組合の事業所に勤務する職員であることが判明しました」とした。
 その上で「当組合の職員の極めて不適切な行為により多くの皆様方にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。 「当該職員には当組合の規定に照らして厳正な対応を検討いたします」との考えを示した。職員がデマを投稿したことを、どのように把握したかは明らかにしていない。
 組合には4日朝から多くの苦情の電話がかかってきており、職員が対応に追われているという。
 トイレットペーパーに関しては主にSNS上で「マスクと原料は同じ」「中国製の輸入ができず品切れになる」などのデマも拡散。フリマアプリやオークションサイトなど高額での出品が相次ぐ事態となり、業界団体や政府は「在庫は十分ある。冷静な行動を」と呼びかけている。
 (以上、ネット情報より引用したもの。)


 先立って類似事件に関するネット情報を見た時から、私はこの国の市民の軽薄さや主体性の無さに嫌気がさしている。

 私が当初見たネット情報では、何でもYouTube内にトイレットペーパーを買い占めた写真掲載との、馬鹿げたユーチューバーの映像が大々的に取り上げられていた。  
 そもそも何故、こんな馬鹿映像が掲載されてしまうのか!?? ネットサイト経営主体も検閲等を一切成していないのだろうか?!?  それどころか掲載映像へのアクセスが多いと、その掲載主が儲かるシステムとなっているとも聞く。 
 一体どうなっているんだ!??  こんな愚かなシステムを何処の誰が許可しているんだ??

 次に政府だが。  もっと早く動けよ! 
 実際に店舗にて(マスクは別問題として)トイレットペーパーが売り切れとなる以前に、「在庫は十分にある!」発言をもっと強力に国民に対して公表するべきだった。
 思い起こせば40数年前のオイルショック時にも、すべての日用品が店舗から消え去った挙げ句、庶民にそれを求めて我先にと店舗へ詰めかけさせ喧嘩騒ぎをさせる、との失態を当時の政府もしでかしている。 あの時も、悪徳業者等が金儲けのために“買い占め”に走ったのがその元凶だった記憶があるが。 
 今回の元凶は、どうやらネット情報のようだが。
 政府はそれらネット情報を早期に撲滅するべく、もっと早期に動くべきだった。


 そして私が一番腹立たしいのは、一般市民だ!
 何故信憑性無きネット情報などを頭から信じて、我先にと店舗へ走る!!??

 マスク騒動は、ある程度やむを得ないとしても。
 何故それに付随してトイレットペーパーが品切れになるとの情報に接すると、何の考察も無く単純に信じ“我が身息災”行動をとるのか?!

 この現象は、市民間の“同調意識”に基づく行動でもあろう。
 それにしても、今回のトイレットペーパー品切れに対する国民間の“同調意識”が、過去のオイルショック時の国民対応と同列に愚かな事態に愕然とさせられる。
 
 少しは事の真偽を疑ったり、あるいは、その緊急事態への対応策を自分で練る等々の国民性がいつまでも育たない事実に、この国の先々を憂えるばかりだ…😭 

陶器の雛人形

2020年03月03日 | 芸術
 我が娘が誕生後3ヶ月目に迎えた “初節句”の際に、 我々親どもが娘のために川越市の一店舗にて26年前に購入した “陶器の雛人形” です。



 本日午前中に押し入れ天袋より久々に取り出して、リビングに飾りました。



 現在、NHK連ドラ「スカーレット」内でも、信楽の陶器が取り上げられていますが。


 陶器の“永遠力”がもたらす魅力に、改めて引き込まれる思いでもあります。


 

娘の初節句

2020年03月03日 | 雑記
 (冒頭写真は、娘の初節句の頃の写真。)

 
 写真の説明を加えるならば。

 小さな女雛・男雛は亭主と二人で埼玉県川越市へ行き、ひっそりと落ち着いた店舗で焼き物の商品を買い求めたもの。 

 娘が前年の11月末頃に緊急帝王切開で誕生し、未だ3ヶ月少しの時期だ。
 とにかく出産後我が身体が絶不調状態、ずっと微熱が続きやっとこさ生きている感覚の日々だった。
 そんな中、せめてもの親心として“初節句”を祝ってやりたいと志し、娘を抱っこして車で川越市まで行き、この小さな雛セットを買った。 

 ピアノ(亭主が子どもの頃弾いていたエテルナ社の名器だったのに、それを知らず、と言うよりも亭主がそんな事にまったく無頓着。 後にサイレントピアノに買い換える際、こちらが5万円の引取料を支払った。 そのピアノも娘が小2時にやめて… どうせ弾かないのならエテルナを保存しておけばよかった…、と後々悔やんでいる。)の上に飾り付けた。
 
 その右は、娘誕生直後期の写真。 
 
 雛人形の後ろに、未だ娘の「命名」札が飾られている。 

 後ろの写真2枚は、我が20代終盤期に撮影したもの。 その後もバリバリ独身を続行し、これら写真の10年後頃に晩婚に至った。


 この後、実母より立派な雛人形セットが届いたが。
 
 私にとっては、実に生死の境を日々彷徨っているかのごとくの産後絶不調期に。
 曲がりなりにもこの世に産まれ出た娘のお祝いをささやかながらもしようと、川越まで出向き買い求めたこちらの陶器の雛人形こそが、我が家の宝物だ。

 今夜娘が帰宅するまでに、押し入れ天袋よりこの雛人形を引っ張り出して飾っておこう。




 その後午前中に、26年前に川越市の店舗で買い求めた“陶器の雛人形”を室内に飾りました。

     

 さすがに陶器。  年月の経過にかかわりなく、永遠の“可愛らしさ”を維持している事実に感動です。  

私がトレーニングジム通いを辞めた理由

2020年03月02日 | 雑記
 (冒頭写真は、私がトレーニングジム通いをしていた頃のトレーニングスタイル。 写真は市民ランニング大会出場の私をプロカメラマンが撮影してくれたもの。 冬場はこの上にコートを着てマフラーをすればジムのロッカーを利用せずに済むため、そうしていた。 当該写真は、過去に何度か公開しています。)


 そもそも私がトレーニングジム通いを始めたのは、今から12年程前のことだった。  そろそろ老後に向かうに当たり、身体を鍛え骨粗鬆症対策に入るべきと考えた故だ。

 最初に通ったジム内で“自由スペース”の使用に関してジム経営者側との間にトラブルが発生し、2年間で退会した後。 公立体育館内のトレーニングジムに鞍替えし、その後10年ほど通い詰めた。

 この公立体育館トレーニングジムの特徴は、室内トレーニング走路があった事だった。 これが功を奏し、私は素人ながらも本格的にランニング練習を始めるきっかけとなった。
 
 それは良かったものの…

 特に女子ロッカーとは、おそらく大勢の女子にとって実に“鬱陶しい”存在ではなかろうか??
 “無法地帯”と表現するべきか、勝手気ままな女子達がまるで自身の身体を誇るべく裸で歩き回ったり、他者への迷惑に気付かないまま野放図にくっちゃべって過ごしたり、落とした髪の毛を拾わずに帰ったり…と、そのマナーの悪さが際立つ空間だったものだ。 (特に最初に行った民間ジムがその状態だった。)

 片や公立体育館内ジムのロッカーは、高齢者が多いとの事情に即して、これまた特有の違和感があった。


 以下に、2015.03.16公開バックナンバー 「誰に口きいてるの?」の中から一部を抜粋引用させていただこう。

 先週末、いつものようにトレーニングジムへ行った時のことだ。
 個人情報を自ら口外しない事が常識化している現代社会に於いては、よほど親しい関係にならない限り、誰しも自身の年齢等のプロフィールを公表しないのが一般常識であろう。

 私が通うジムは昼間の時間帯は男女共に年配者が多いのが特徴だが、上記一般常識の例外ではなく皆さんご自身の年齢等々に関して詳細を語らない。 そのためどなたが何歳程のお年寄りなのか不明のまま、普段お付き合いをしている。 (ジムにて私が毎回お話する親しい女性は67歳である事を承知しているが、その他の方々とは挨拶程度の付き合いのためご年齢の程を存じていない。)

 先日、ロッカールームで偶然一緒になったご年配御婦人2名のうち、一人が私に声をかけて下さる。
 「スタイル抜群だけど、モデルさんでしょ?」
 (実はこのセリフ、ロッカールーム内で度々お年寄り女性達からお声がかかる決まり文句だ。 その問いかけ自体は私にとってはまんざらでもない。 ただ高齢女性の“見る目の不確かさ”など重々承知の上でもある。 こんな年寄り連中しか来ないジム内で、派手なスタイルでトレーニングに励むスリム高身長の私が目立っているであろう事など、当の昔から客観的に自覚済みでもある。)
 それに応えて私曰く、「ありがとうございます。 ですが、とんでもございません。 若い頃には少しはマシな体型でしたが、今となっては体型を保つのに苦心しています。」

 そこですかさず横槍を入れてきたのが、ロッカールームにいたもう一人のお年寄り女性である。
 「若い人が綺麗なのは当たり前じゃないの! 我々の半分程しか生きていない女性が綺麗でなくてどうするの。 そんなの褒めるに値しないよ!」
 その反発の勢いに驚くと同時に、そのご意見に同意した私は女性の方を見た。 なるほど、お元気そうな女性である。
 その女性の反論に応えて私も負けずに曰く、「実にお元気そうですね。失礼ですがお幾つでいらっしゃいますか?」
 女性が応えて曰く、「83歳だけど、ずっと若い頃から身体を動かす習慣があって、その名残で今でもジム通いして健康を保っているのよ。」
 なるほど、「それは素晴らしいですね!」と私は心より賞賛し、その旨ご返答申し上げた。
 確かに若い時代から身体を鍛え続けている人物の健康維持のポリシーは素晴らしい!との感慨深い思いと共に、この高齢者女性達との束の間の会話は終焉した。
 (ただ後々印象として残ったのは、「あなた、私の半分の年齢で誰に口きいてるの?」と言われたかのような一抹の後味の悪さである…)

 さて上記会話に於いて、原左都子として心に留まった事があるのだ。
 ジム内で会話した83歳の女性による “私達の半分の年齢”との会話内容に従って計算するに、私のことを40代前半と実年齢よりもずっと若く推測した模様だ。 
 まあそうだとしても実際問題今年還暦を迎える私の方が年下には間違いないのだから、その対応で許されるのかもしれない。 (後半 略)
 
 (以上、バックナンバーより一部を引用したもの。)


 本日何故この種のエッセイを公開せんと志したかと言えば。

 昨日の大迫選手の2度に渡るマラソン日本新記録樹立の快挙に、今尚我が感動が覚めやらぬこと。😍  
 加えて、昨日発表されたDIAMOND PRINCESS号から解放された静岡県(だったか?)の男性が、政府からの「帰宅後は普通に暮らしてよい」との指導に素直に従い、スポーツジムへ行った後に新型コロナウィルス感染が発覚し、ジム全館消毒作業に休館との大迷惑を被っている事に関するニュース報道を見聞したことによる。😨 

 特に後述事件に関しては、報道が少ない事に苛つく思いだ! 
 DIAMOND PRINCESS号がらみの後々の感染陽性報道に関しては、どうも言論統制がなされている感覚が否めない。  
 これ、明らかに政府指導の失敗だ!  私としては、現在開催中の国会に於いて野党はこの政府責任こそを集中的に叩いて欲しい思いだが。 どうも国民一般に分かり易い「全国小中高一斉休校」ばかりをバッシングし続けている感覚がある。
 おそらく、今後もDIAMOND PRINCESS号がらみの“陽性報道”が続きそうに懸念するのだが…
 (余談だがこの感染陽性反応報道により、DIAMOND PRINCESS号乗客が国内各地に散乱している事実にこれまた驚かされる。 例外なく高齢者のようだが、お年寄りはクルーズ客船旅をご愛好であろうか?? )


 話題が大幅に横道に逸れて恐縮だが。

 結局私は10年間通ったこの公立体育館併設トレーニングジムに、昨年のウィーン旅行準備期に至って後通っていない。


 ご高齢者って、可愛い一面もあるのは認めるが。
 ご自身の健康状態を常に客観視される事を第一義とされるとともに。  
 自分より若い世代をイジめないで欲しいとの思いもある、 との中途半端な結論で締めくくろう。

 P.S.  
 この公立体育館内ジムには、 65歳以上半額! の優遇策もある!
 それならばこの私も本年その年齢を超過するに際し、半額にて通いたいものだが… 
 おそらくその年齢に見て貰えない私は、今後もお年寄り女性達より、今まで同様の“仕打ち”を受けるであろう事が想像出来てしまうのが悲しい…