会心の勝利。前半19分に1点、後半2分で1点、さらに中頃に1点。ボール保持率は多分6対4以上、シュート数は3対1以上か? とにかく敵はボールを前に進められなかった。
結果において何よりよかったのは、こういうこと。敵を0点に押さえ、点を取るべき人が取ったこと。その点取りも、はじめの2点はFWで。それもセットプレーではなく流れの中から。このいずれもが、日本の弱点だったものだ。
以上すべての背景は、敵ボールへの日本のプレッシャーが組織的で、早くて強かったことだろう。ボールへの寄せがあれほど成功すると、無駄走りがないから全く疲れないと思う。そして、疲れないから、攻撃陣も後の心配なくみんなでゴールに殺到することができる。「ゴールへ殺到」。体の強さがない日本の、組織的点取りパターンである。
このゲームを評する言葉はこういうことだとおもう。
「各人の位置取りが良く、組織が最もうまく回った」
個人的に僕が驚いたのはこういうこと。本年度アジアサッカー最優秀選手の第1候補と噂されている遠藤が全く目立たなかったのだ。そして、「だからこそ彼が最大の功労者なのではないか」と、「こじつけ?」を言いたい。ガンバが勝っているときのスタイルと同じだからである。
遠藤の位置は、長谷部とともにダブルボランチの1人。攻守陣双方をつなぐ役割だ。ここで彼は何をしていたのか。その長谷部と俊輔が目立っていたから、こういうことなのではないか。
臨機応変に長谷部を攻撃に参加させ、すぐ前のテオイの俊輔を前公約通り支えた。つまり、敵を自分に引きつけるように振る舞っていたのではないか。だから俊輔と長谷部によくボールが回ったのでは? と、こういうことなのでは?
遠藤のことで噂には聞いていたが、このゲームの彼を詳しく観察していて驚いたことがある。敵と競り合うようなときに、たびたび微笑んでいるのである。あの表情はどう形容したらよいのだろうと考え込んでしまった。余裕? 敵への威圧? リラックス狙い? いや、最も合っていると思われたのはこういうことだ。競り合い、厳しいときを楽しんでいるのではないか?
「遠藤さんのあの余裕、いったい何なんでしょうね?」
敵も味方も言う言葉だ。若手などは尊敬と憧憬とを込めて。
さてさてそれにしてもこのゲーム、日本が強かったのか、相手が弱かったのか。それは無敗3勝、無失点のオーストラリアとの次戦を観ればわかる。ひょっとしたらこのチーム一皮むけたのかもしれない。岡田が、選手、遠藤に任せたから良かったのだろう。その次第は、昨日の拙稿に書かせていただいた。
結果において何よりよかったのは、こういうこと。敵を0点に押さえ、点を取るべき人が取ったこと。その点取りも、はじめの2点はFWで。それもセットプレーではなく流れの中から。このいずれもが、日本の弱点だったものだ。
以上すべての背景は、敵ボールへの日本のプレッシャーが組織的で、早くて強かったことだろう。ボールへの寄せがあれほど成功すると、無駄走りがないから全く疲れないと思う。そして、疲れないから、攻撃陣も後の心配なくみんなでゴールに殺到することができる。「ゴールへ殺到」。体の強さがない日本の、組織的点取りパターンである。
このゲームを評する言葉はこういうことだとおもう。
「各人の位置取りが良く、組織が最もうまく回った」
個人的に僕が驚いたのはこういうこと。本年度アジアサッカー最優秀選手の第1候補と噂されている遠藤が全く目立たなかったのだ。そして、「だからこそ彼が最大の功労者なのではないか」と、「こじつけ?」を言いたい。ガンバが勝っているときのスタイルと同じだからである。
遠藤の位置は、長谷部とともにダブルボランチの1人。攻守陣双方をつなぐ役割だ。ここで彼は何をしていたのか。その長谷部と俊輔が目立っていたから、こういうことなのではないか。
臨機応変に長谷部を攻撃に参加させ、すぐ前のテオイの俊輔を前公約通り支えた。つまり、敵を自分に引きつけるように振る舞っていたのではないか。だから俊輔と長谷部によくボールが回ったのでは? と、こういうことなのでは?
遠藤のことで噂には聞いていたが、このゲームの彼を詳しく観察していて驚いたことがある。敵と競り合うようなときに、たびたび微笑んでいるのである。あの表情はどう形容したらよいのだろうと考え込んでしまった。余裕? 敵への威圧? リラックス狙い? いや、最も合っていると思われたのはこういうことだ。競り合い、厳しいときを楽しんでいるのではないか?
「遠藤さんのあの余裕、いったい何なんでしょうね?」
敵も味方も言う言葉だ。若手などは尊敬と憧憬とを込めて。
さてさてそれにしてもこのゲーム、日本が強かったのか、相手が弱かったのか。それは無敗3勝、無失点のオーストラリアとの次戦を観ればわかる。ひょっとしたらこのチーム一皮むけたのかもしれない。岡田が、選手、遠藤に任せたから良かったのだろう。その次第は、昨日の拙稿に書かせていただいた。