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朝鮮日報より    らくせき

2015年09月19日 19時03分13秒 | Weblog

ベトナムが米中日の間を行き来する「実用外交」を展開している。


 ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席は今月3日、中国の抗日戦争勝利70周年の軍事パレードに出席した。南シナ海の領有権をめぐり中国と衝突してはいたが、天安門の楼閣で習近平国家主席の手を取った。それから12日後、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長は日本を訪問し、南シナ海で中国をけん制する案を安倍晋三首相と話し合った。今年、米国とベトナムは国交回復20周年、ベトナム戦争終戦40周年を迎えた。チョン書記長は今年7月、ベトナムの最高指導者としては史上初めて米国を訪問し、オバマ大統領と会談した。今年4月に北京で習近平主席と会ったチョン書記長は、今年だけで米中日3カ国を全て訪問し、首脳会談を行ったというわけだ。


 ベトナムは韓半島(朝鮮半島)のように、大国の利益が交差する地政学的位置にあるが、大国の力比べを利用して、逆に国益を手にしている格好だ。ベトナムの外交術は南シナ海で光を放っている。大国崛起(くっき)を宣言した中国は、南シナ海を「中国の沖合」にした後、太平洋へ本格進出しようとしている。これに対し米国と日本は、中国の拡張を南シナ海で阻止することが目標だ。昨年5月、中国はベトナムからおよそ300キロ離れた海域で石油の試掘船を一方的に設置した。するとベトナムは、哨戒艦や漁船など数十隻を試掘船に突進させて抵抗した。さらに、敵対国だった米国を引き込んだ。米国のマーチン・デンプシー統合参謀本部議長は同年8月、ホーチミン市を訪問して「ベトナムに対する武器禁輸措置を解除するつもりだ」と語った。統合参謀本部議長のベトナム訪問は43年ぶり。米国の勢力拡大を懸念した中国は、石油試掘船を撤収させた。


 ベトナムは中国と対立しながら、協力も強化している。年間貿易額の5分の1を中国に依存しているからだ。日本は、東南アジアの経済橋頭堡としてベトナムに注目している。チョン書記長は今回、南シナ海でのパトロールに用いる船舶や資金を日本から手に入れた。

コメント (2)
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