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随筆紹介  酷暑と八十(やそ)ガール    文科系

2017年10月08日 07時38分19秒 | 文芸作品
 酷暑と八十(やそ)ガール  H・Sさんの作品です

 美術館へ行こうと家を出た。暑い、引山バス停までアスファルトの道をよろよろ歩き十二分もかかって着いた。これが八十歳ガール私の脚力だ。五年前は六分ぐらいで到着していた。今日は、バスと地下鉄を乗り継ぎ金山へ出る。ボストン美術館で絵画、写真(パリジェンヌ)展を鑑賞、昼食を食べ家路につく計画だが、一番楽なやり方は酷暑の街路を出来るだけ歩かないで行動することだ。こういう事を考えに入れて動かないと楽しいことに出会えないのが私の現況だ。市役所でバスを降りた後一度も地上に出ることなく、美術館へ。昼食をとり、栄から帰宅するためバスに乗り引山バス停まで帰ってきた。バス停から家までは街路を歩かないと自宅に到着できない。これが一番きつい。家に着いた時、汗が吹き出し衣服が体に張り付いていた。猛烈な疲労が襲ってきた。帰宅するなり、エアコンにどっぷりつかった。庭と畑の水やりだけは欠かせないのでこれは何とかこなした。夕食はそうめんで済ませた。風呂へ入ろうとしてよろけたが、どうにか立ち上がった。こんな頼りないことでは先が思いやられる。〈ぴんぴんころりはとても望めそうにない〉ヨロヨロドタリで、人生の最期を終えるのが確実のようだ。気持ちが重くなった。風呂から上がると午後七時半。瞼が開けておれない睡魔に見舞われた。何もかもほったらかして寝ようと横になった。六時間ぐらい眠ったようだ。疲労感は残っていなかった。

 七五歳当時〈私が後期高齢者? 冗談じゃない〉と、うそぶいていた。あれからたった五年。八十歳ガールになった途端、私の老いは牙をむいた。私の体に起こった変化を書き留めてみる。
 誕生日(二月)から三回も、朝、目覚めた時、右手右足がしびれていた。これは寝ている間に起こることだから防ぎようがない。布団の上であおむけの姿勢で右手を高く上げビュン、ビュン振った。足も同じ速度で動かした。二分ぐらいで感覚が戻って来た。日常生活には今のところ差支えはない。恥ずかしいことだが 夜中トイレに行くため目が覚める。垂直に立ち上がった時、僅かだが尿漏れが起こるようになった。うんちの方は朝一度の排泄で一日快適に過ごせたのに、現在は何回か便意を催しそのたびに少量の排泄がある。直腸で一日分を貯め外に出すことが出来なくなっている。便意を催すとすぐトイレに駆け込むのが一番いいやり方になった。私はこの様だが八十歳ガールの友は便秘でトイレを一人で占領。咳をした直後に腰椎の圧迫骨折に見舞われている。人それぞれ違った不都合を抱えてどうにか日々を過ごしている現状だ。

 今日はこれだけの事をやろうと心がけるが、何をするつもりだったのか忘れている。夜になって思い出し、明日やろうと自分に言い聞かせるがやれたためしがない。炊事、洗濯等、最低限度の事は鈍いが何とかこなしている。〈介護保険の世話にならなくていいですね〉と言われ、自分でも納得しているが、どうにか生きているという現状には寂しいものがある。酷暑が去れば少しはいい方にむかうのかなと、能天気の私は諦めてはいない。
コメント (2)
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政党交付金のお話 1970

2017年10月08日 01時39分09秒 | Weblog
民進党への交付金なんだけど、寄付という形で希望と立憲民主党の2つに流れるんだよな。
法的にはクリアできるのは分かる。
しかし、今回のような茶番を経て誕生した新党にあっさり使われるというのも、気分的にはモヤモヤするね。

与党の金の使い途には五月蝿い連中なんだから、こういう時にやることは違うことなんじゃないのか。
民族大移動もその後の分裂も自分達で勝手にやったことだろ。

こんなときこそ、これは民進党として交付されたので国庫に返還しますとやれば、少しは見直すんだけどねw
金が無いなら無いなりに知恵を使えばいい。
そういう知恵こそ今の政治に必要なんじゃないのか?
それが全く感じられない。

自公に知恵があるとも思えないがw
少なくとも新党にはそういうのが無いと看板掛け替えただけになると思うよ。

あ、花粉症ゼロの中身は知りたい。早く教えてw
コメント (11)
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