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米大統領は、嘘偽り確信犯    文科系

2017年10月29日 12時32分07秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 米大統領・トランプを巡っては、「嘘、偽り専門」と、これは既に世界周知のこと。彼のこんな例は多いが、今日の新聞から二つの例を挙げてみよう。以下の前者は、彼の大統領選挙当選自体への疑惑であり、後者は世界の一角を戦争へとまた揺るがし直すような、何れも重大、深刻な物である。

 先ず第一にこのこと。
 そもそも自分が選ばれたその大統領選挙にしてからが、ネット工作、陰謀の成果であったようで、その選挙参謀らが近く裁かれるという事態になった。米国政治、選挙そのものを世界が嘲笑うことになるのだが、多分世界中の選挙そのものが「ポピュリズム」という嘲りの対象になっているということでもあろうか。以下は、29日中日新聞7面からの抜粋。
『ロシアが昨年の米大統領選挙に干渉した疑惑「ロシアゲ-ト」を巡り、モラー特別検察官が27日、最初の容疑者をワシントンの連邦大陪審に訴追して認められたと米CNNテレビが報じた』
 その遣り口もこう報道されている。
『大統領選でロシア政府がトランプ陣営と共謀して民主党有力候補だったクリントン元国務長官の陣営にサイバー攻撃を仕掛け、メールを流出させるなどの干渉をした疑惑を捜査。トランプ氏が米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官を解任した司法妨害や、フリン前大統領補佐官=2月に辞任=が政権発足前に対ロ経済制裁の見直しを協議した密約などの疑惑も調べている』
 こういう疑惑に対するトランプの態度がまた、破廉恥と言えるほどに度外れなもの。「でっち上げだ」「政治史上最大の魔女狩り」と叫び続けている。

 第二が、イラン核合意をめぐって、トランプが行った「イラン核合意の破棄警告」である。これによってトランプは、イランが合意を守っていないとして対イラン制裁の再発動を米議会に要請した。これに対して、関係国際機関から即座に反論が上がったのが、興味深い。それもその重責にある日本人が上げた反旗だ。国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が、「イランは合意事項を履行している」と反論声明を出した。国連サイド専門機関が、トランプの定跡、フェイクニュースがまたしても世界を揺るがせたと、判断したことになる。

 この人物、どこまで破廉恥なのだろうか。嘘を指摘されては、居丈高に開き直るのが常なのである。また、こういう人物が民主主義政治の根幹、選挙制度を通って登場するというアメリカとは、一体どんな国、どんな国民性なのであろう。
 こんな破廉恥な人物が日本にやってきて安倍と会談するのだそうだ。が、例によって、安倍の追従的態度が目に見えるようで、とても嫌な気分になる。安倍は果たして、天野之弥IAEA事務局長を日本政府を上げて、有形無形、陰に陽に、孤立させてしまうのだろうか? イランで(架空の)核疑惑が再発すれば、北に対するのと同様の半戦争状態・チキンレースがまたしても繰り広げられていく。架空の理由で半戦争状態って、嘘の理由でイラク戦争開戦と同じではないか。近ごろアメリカの起こす「戦争」ってこんなのばかりだ。何故なのかという理由を、マスコミなどはどうして問題にしないのか?
コメント (8)
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