九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

昨日のサッカー論の批判  文科系

2017年10月25日 21時57分14秒 | Weblog
 ここが違うね。というより、誤っている。

「スターやヒーローというのは待望というより必ず出てくるんだよね。育成がしっかりしていれば。野球を見ても分かる。日本人は投手を中心に次々にMLBに移籍するが必ず次のスターが生まれる。松坂がいなくなればダルビッシュ、ダルビッシュがいなくなればマー君、マー君がいなくなれば大谷。」

 サッカーのスターが、と言うよりもこの場合は絶対的得点者が、育成から生まれる理由を、日本の野球を例に取って証明したつもりでいるところが誤っている。
 これで言ったら、アメリカ・サッカーはいつもエースがうまれることになるよね。オーストラリアは、ラグビーのエースが次々生まれるから、サッカーもそうなの?

 こういうのを、論理というものになれてない誤った類推、抽象化思考という。同類でない物を同類と観る思考ね。平たく言えば、こういうこと。あやしげな「同類」が、即証明になってしまう。

 
 君は時々こういうおかしな事を言うから、ついでに過去の誤りを一つ正しておく。
 ゲーゲンプレスが弱者の得点法だって、君が僕に教えたんだって? 全く違うね。僕は以下のような「正しい論理」を初めから使っていたからね。その一、あの弱小チームがバイエルン時代を突き崩してドイツナンバー1になったことね。その二、バイエルンがこの戦法を真っ先に学んだことによって、世界1になったことね。必死に学んだのは、ハインケス監督時代のこと。これが、チャンピオンズリーグをドイツが一,二位独占の前のこと。その三、こうして、ドイツの世界一時代到来ね。ただし、何も僕はこの始めから終わりまで、君のようにこう述べていたわけでは全くないのを知っておいて欲しいものだ。
「ゲーゲンプレスは、『絶対的』得点法である」
 君が勝手に僕がそう語ったと解釈して、それを君が指摘した後に僕が考えを変えたと独断したというわけだ。僕のサッカーの辞書には君と違って「絶対的」などという思考、言葉はないのを知ってるでしょ? 知らなかったら覚えておいて。


 因みに、野球との「同類」論理は、サッカーには使えない。バッティングもピッチングもサッカーと比べたら基本随分個人プレーと言えるから。サッカーは絶対的エースでさえ、野球よりも遙かに個人プレーではない。
 ちなみに、野球の絶対的エース、ホームラン王は、次の比較的弱いチーム行っても似た成績が採れるでしょ。しかしながら、彼が出たら2分の1の確率で勝つという野球のエースのような個人が、サッカーには存在しない。メッシでもロナウドでも、あるチームへ行ったら2分の1確率で勝つなんてことはないし、サッカーでは最低一シーズンぐらいは慣れる期間がいるだけでなく、下手すると、鳴かず飛ばずになる人も多いはずだ。

 最後に、イブラは絶対的エースだが、育成から生まれたの? あそこの育成は凄いの?


 24日拙稿に付けた、コメントも大事な物なので再掲しておく。「どん引き」が弱いチームということにはならないし、「ゲーゲンプレス」も今や、前でプレスを掛けるという意味ではない。

【 どん引きと、前プレ (文科系)2017-10-24 13:01:54
 エントリー内容に対して、標記のことはどう関わってくるか。実は、チームの勝敗にはエントリー内容ほどは関係ない事なのである。

 どん引き  これはゴール前で敵を待つ守備体制ということだろう。これが勝敗に関係ないとは、こんな説明だけで済む。
 引こうが引くまいが、組織的潰しが強ければ勝てる。これは、2010年に一方的に引いたインテルが、「自ら仕掛ける繋ぎが得意な7割キープのバルサ」を負かした例によってここでも示してきた通りだ。なお、好き嫌いは勝敗には関係ない。

 前プレ 因みにこの「前」とは、敵ゴールに近いという意味の前ではない。ドイツ語のゲーゲン、英語のカウンターとは、敵のプレス・ボール奪取「に対する味方のプレス」という意味であって、敵の奪取の位置によって、実際は前にも後ろにもなるものだ。
 先記の2010年インテル・バルサ戦におけるインテルのボ-ル奪取・カウンターは非常に低い位置から始まっている。これも、相手の前掛かり時期を利用すれば、今ならゲーゲンプレスの語義がつかえるはずなのだ。(当ブログ2010年4月21、29日エントリー参照)

 こうして、どん引き、前プレを組み合わせてゲーム計画を立てることもあるのであって、これも一つの勝つための立派な計画であり得る。ただし、こういうやり方で勝つためには、「相手を圧倒する、個人技術も含めた潰しの力」が不可欠なのであって、このことはインテル・バルサ戦で明らかである。

 こうして、重ねて言うが、好き嫌いに関係なく勝つためのゲーム計画を考えるのが監督の仕事。

 もちろん、勝つことはどっちでもよく、俺は好き嫌いを貫くと言うのならば、当然それもありと、僕も一応は言っておきたい。が、サッカーへのこういう臨み方は、趣味の問題なのであって、目前の相手に一つ一つ勝っていくための科学なのではない。】
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする