足底筋膜炎休養後、初のラン
診断が下ってからかっきり中1週間の完全休養をとって、昨日9日初のランをやってきた。まだ十分に走ることができるこの小さな痛みが思ったよりもはるかに難しいもので、1週間の休養を取ってもまだ残っていたのだ。が、氷冷やしとか、ストレッチ体操とか、日常生活では医者が出してくれたサポーター着用とか、いろんな努力をしてきたこととて、恐る恐る、走りに行った。
ここらの決断、その背景になる判断力は、過去いろんな故障、痛みに出会って対処してきた経験的知識によるものである。つまり、こういう勘のない人は無理をしない方がよい。
8・2キロ走った
本当に恐る恐る走った。いつもの靴に厚めのインソールを初めて入れた上に、靴紐を緩めて、足前方の靴指部などを十分に押し広げて。まず初めは15分、1・9キロほど走って終わり、ちょっと様子を見る。大丈夫そうだったのでまた15分だけ走って、ここまでの合計4キロジャスト。ちょっと休んで痛みとかを見たら大丈夫そうだったので、今度はほぼ普通に走った。7・5キロ時を基本として、8~9・5キロ時まで上げるインターバル30分で、4・2キロになった。あとは慎重に一般ストレッチと、患部ストレッチを入念にやって、帰宅。
帰宅して驚いたことには、走行中とか直後よりも痛みが増している。あわててアイシングに努めたら痛みは前日よりも治まったから、多分この分では明日も走れる。走行前よりも走行中は痛みが減って、走行後少ししたら走行前の痛みに戻ったという感じだったのが、アイシングでほぼ痛みを感じなくなったからだ。そこで気づいたことが以下である。
慢性疲労故障はとても怖い
慢性疲労痛などは、とても対処が難しいものだと、改めて痛感した。これでは、足底筋膜炎とか足部疲労骨折などでランナー断念が、特に高齢者に生まれるわけである。痛みは、まだ十分に走れるとたいしたことのないものだが、治すのは大変時間がかかるのである。「もう走れない」ほど痛くなってやっと医者に行ったのでは、長期の完全ブランクを強いられるはずだ。筋膜炎なら1か月でもだめ。疲労骨折なら、数か月を棒に振るのではないか。いずれも周辺がボロボロになっているのに、痛みがそれほどではないからだろう。
思えば僕は、この病気がランナー断念になるものと知っていたから、ごく軽い痛みで医者に行けたのである。そして、今の段階ではもう、こう振り返ることができる。この痛みはかなり前からあったが、一進一退で進行が遅く、痛みとしてはっきり意識したのは医者へ行く1週間ほど前だったのだなー、と。
僕の今後もご用心ご用心、である。中1日置きなどといわずに、今度は3日置き、当面は最低2日置きほどで走ろう。