サウジの主要油田へのドローン攻撃で、一時はイラン戦争へと急展開した感があった。が、大統領選挙前で助かったというべきかも知れない。対イラン(戦争)有志国募集も、英、豪、サウジ、バーレーンぐらいしか応えがないようだし・・・。
さて、イラン情勢をいろいろ読んでみると、イスラエルとサウジとがどうも懸命に火を焚き付けて来たようだ。強権的国王政治を守りたいサウジにとっては、王制打倒から民主制を敷き始めたイラン(とその周辺への影響と)をどうしても切って捨てたいのだろう。そんなサウジの世界一生産量の原油とアメリカの原油=ドル世界体制死守とが結びついて、イランが目の敵にされてきたということではないか。そんな風に理解しなければ、イランへの米・サウジらの長年の憎しみのようなものは理解できないのである。ちなみに、アメリカにはこう言いたい。
『マドゥロ・ベネズエラの「独裁」を問題にする暇があったら、サウジの王制独裁はなぜ問題にしないのか!』
とは言え、今回のサウジの主要油田炎上をもたらしたドローン攻撃は、アメリカとサウジにとって極めて深刻なものであるらしい。アメリカがその最新兵器輸出ぐるみで指南して来たサウジの国防体制が、随分もろいものだと証明された形になったからだと、ここが強調されている。言ってみるならば、高価な「ミサイル防衛システム」が何の役にも立たなかったのである。ドローンに対する防衛システムが存在しないって、まるで新型の竹槍に対して大将周辺の強固な守りも、大将自身の高価な鎧も全く役に立たなかったというような。だから、アメリカの「報復」は極めて猛々しいものになるはずだった。
さて、世界の「戦争現実」をその最先端で前衛的に創り出しているようなこの中東・イラン情勢は、一体どこまで深化していくのだろう。怖くて仕方ない。イランでは数十万の死者とか、アメリカの金のない若者もまたまた多数死ぬのだし、イラクやアフガン同様に大量の難民が生み出されて世界を揺るがせるのだろうし・・・。日本にも「有志国」が連呼されることになるのだろうし。
さて、イラン情勢をいろいろ読んでみると、イスラエルとサウジとがどうも懸命に火を焚き付けて来たようだ。強権的国王政治を守りたいサウジにとっては、王制打倒から民主制を敷き始めたイラン(とその周辺への影響と)をどうしても切って捨てたいのだろう。そんなサウジの世界一生産量の原油とアメリカの原油=ドル世界体制死守とが結びついて、イランが目の敵にされてきたということではないか。そんな風に理解しなければ、イランへの米・サウジらの長年の憎しみのようなものは理解できないのである。ちなみに、アメリカにはこう言いたい。
『マドゥロ・ベネズエラの「独裁」を問題にする暇があったら、サウジの王制独裁はなぜ問題にしないのか!』
とは言え、今回のサウジの主要油田炎上をもたらしたドローン攻撃は、アメリカとサウジにとって極めて深刻なものであるらしい。アメリカがその最新兵器輸出ぐるみで指南して来たサウジの国防体制が、随分もろいものだと証明された形になったからだと、ここが強調されている。言ってみるならば、高価な「ミサイル防衛システム」が何の役にも立たなかったのである。ドローンに対する防衛システムが存在しないって、まるで新型の竹槍に対して大将周辺の強固な守りも、大将自身の高価な鎧も全く役に立たなかったというような。だから、アメリカの「報復」は極めて猛々しいものになるはずだった。
さて、世界の「戦争現実」をその最先端で前衛的に創り出しているようなこの中東・イラン情勢は、一体どこまで深化していくのだろう。怖くて仕方ない。イランでは数十万の死者とか、アメリカの金のない若者もまたまた多数死ぬのだし、イラクやアフガン同様に大量の難民が生み出されて世界を揺るがせるのだろうし・・・。日本にも「有志国」が連呼されることになるのだろうし。