これも、昨日と同じ「マスコミに載らない海外記事」のサイトから転載。書いた人物も同じで、元アメリカ財務省次官補ポール・クレーグ・ロバーツ。内容は「9・11陰謀説」は正しいと述べるものですが、聞くべき意見と思いました。陰謀説の論理は、おおむねこういうものです。冷戦が終わって10年、産軍複合体の拡大を止めないために新たな「米国の敵」が必要であって、そこで白羽の矢を立てたのが、「イスラム教テロ(との戦い)」。これを仕立て上げたのが9・11というものです。以降すぐに、アフガニスタン戦争、イラク戦争と続いていきます。両国からは未だに撤兵がありません。こんな情勢から、冷戦末期時代と比べて軍事費はさらに増え、1990年当時の2倍をはるかに超えています。米経済は予想外に沈没してきましたから、国家の借金がGDPの4倍で、福祉・社会保障もままならず、米社会のインフラはもうボロボロ。こういう超格差社会にコロナが押し寄せて、あの被害ということです。
【 2020年9月15日 (火)
闇の国家によるアメリカ攻撃19周年
2020年9月11日 Paul Craig Roberts
2001年9月11日の、ほとんどの記念日に、私は、世界貿易センターとペンタゴンに対する攻撃の公式説明が信じ難いほど明らかにウソだという膨大な証拠を提出する記事を書いてきた。それでも、アメリカ人は見え透いたウソを信じている。
軍安保複合体は敵を探すのに必死だった。2001年、ロシアはアメリカに支配されていた。中国の上昇は50年先と予測されていた。軍/安全保障予算と権力を増大させ続けるための敵は、一体どこにいるのだろう? チェイニー/ブッシュ政権を支配したネオコン連中はアラブ中東を敵と認め、五年で七カ国を打倒するための戦争するには、「新たな真珠湾」が必要だと言った。シオニスト・ネオコンはヨルダン川西岸とレバノンへのイスラエル拡大の反対派を排除したいと望んだ。チェイニーは自分が受益者である軍安保複合体を豊かにし続けることを望んだ。「新たな真珠湾」を実現するため、チェイニー、ネオコンとイスラエルは、WTCとペンタゴンに対する攻撃を計画した。
9/11事件の真実を求める建築家とエンジニアや、多くの類似の団体が、専門知識と品格ある人々による多くの文書化された書籍で、公式説明を解体した。今、我々は、9/11事件が、実に多くの富が依存している軍/安保予算が脅かされないよう、敵、つまり対テロ戦争をアメリカに提供するための、闇の国家による作戦だったことを知っている。アメリカの闇の国家は、実に腐敗し、極めて利己的で、全く責任を負わないので、トランプ再選をひっくり返しながら、全く動じないだろう。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。】