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サッカー「リア充」、岡崎慎司の偉業  文科系

2020年09月19日 01時06分59秒 | スポーツ

 スポーツグラフィック・ナンバー最新号は、久保建英の特集。が、サッカーニュースでも「リア充」で行きたい僕は、そのナンバーに6頁載っている岡崎慎司の記事が読みたくて、この号を買った。さて、その6頁が凄く良いのだ。19~20年に岡崎が例によって、どれだけの偉業をなしたかがよく分かるのである。ちなみに、久保は自分のチームを2部に落としたが、岡崎は3部以下が常連のウエスカを2部で初優勝・1部に昇格させた。このウエスカだが、17~18年度が史上初の1部リーグ昇格チームであって、19年度にすぐに2部降格になったのだった。つまり、1部には過去にたった一度1年だけというチームなのだそうだ。つまり、今年1部に残留できれば、チーム史上初の偉業になるわけで、その成否が前年度チーム得点王(12得点、ただしビデオア・シスタント・レフリーによって取り消されたオフサイドギリギリ無効の得点が7つもあったというのが、実に岡崎らしい)だった岡崎の肩に掛かっているというわけだ。だから、監督にせよ、選手にせよ、岡崎への敬意には非常なものがある。先ず、監督の言葉。
『シンジがチームにもたらしたもの? 全てだよ。ロングボールを送れば、うまくキープし、プレーをつなげてくれる。マークを外す動きを絶えず繰り返し、チームのためにハードワークを惜しまず、素晴らしいプレスをかける。ゴールだけで亡く、彼は本当に多くのものをもたらしてくれた』

 チームキャプテンも岡崎をこう語る。
『たとえシーズン25ゴールを記録しても、他には何もしない選手なんて必要ない。それなら12、13ゴールを挙げ、さらにチームのために多くのことをやってくれる選手の方がいい。どんなFWが欲しいかと聞かれたら、いつだってシンジのような選手を選ぶだろうね』
『シンジはいつも微笑んでいて、陽気に仲間に加わってくる。彼の凄いところは、周囲を見るだけで何をやるべきか察知できることだ。監督が練習内容を説明する際、言葉の分からないシンジが理解しているのに、他のスペイン人の選手達が理解できていないときがあるくらいさ。だからチームにも溶け込めているんだと思うよ』
 
 どうだろう。岡崎は、チーム戦術をすぐに理解できて、それに合わせて必要なことが出来る選手だからこそ、得点も守備も何でも出来ている選手だということが分かるのである。要は、現代世界のサッカーに必要なチームプレーをすぐに見抜き、その中での自分の仕事が出来る人間なのだ。サッカーはいつだって、「個人技術がずば抜けて見えれば、成果が上げられる」というものではないのである。サッカーには、野球の大エース投手とか、リーグ随一のホームランバッターのような人物はいないのであって、すべてチームで生きる選手でなければならないということだろう。

 大久保嘉人や家長昭博は、川崎フロンターレに於いてほど輝いたことはかってなかったというのと同じことなのである。個人プレーだけを観るサッカー解説があったら、それは全て、サッカーの本質が見えていない偽物解説である。川崎以前の大久保や家長が、川崎ほどの成果が到底上がっていたとは言えないのは、そういうことを示している。

コメント (2)
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