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日本外務省はなぜオバマ核軍縮に反対なのか?   落石

2009年08月03日 17時22分43秒 | Weblog
この疑問に答えてくれそうなは、田中宇さんのブログでした。
それに関係する部分ですが、今一つよくワカリマセン。
引用しますので、どなたか解説して下さい。


北朝鮮は、核兵器を廃棄すると言いつつ、一部を隠し持つかもしれない。
しかし重要なのは、北が核兵器を隠し持つかどうかではなく、
東アジアに紛争を抑止する多国間の枠組みを作れるかどうかである。
それについて米国は、北朝鮮の核問題が解決したあかつきには、
北核問題の6カ国協議を、東アジアで初めての多国間安全保障の枠組みに
発展・存続させる構想を、前政権時代から持っている。

 この新体制下では、北朝鮮は中国から監督される代わりに、
日米韓は北朝鮮に対する敵視をやめて、和平条約を締結することになる。
これによって和平の枠組みが作られれば、北が核を隠し持っていても、
大した問題ではなくなる。

 日本はこの新体制に移行する際に、北朝鮮と和解し、
ロシアとも和平条約を結ぶ必要がある。
北方領土問題は、日露合意のもとで棚上げするか、
二島返還で解決するしかない。
米国の覇権衰退とともに、今後の日本は米国の後ろ盾が失われ、
ロシアに対して弱い立場になるので、
二島を大きく上回って日本側が返還を受けられる可能性は非常に低い。
中国に対しても、日本は今よりさらに弱い立場になるだろう。

 日本が弱い立場になることを拒否して単独で軍事大国化するという
選択肢もないわけではないが、世界的な核廃絶の動きが始まると、
日本の核武装は許されなくなる。
すでに日本は、世界から「米覇権が崩壊したら核武装しそうな国」
と疑われている。
こっそり核兵器開発すると、すぐにばれて世界から非難され、
日本は窮した挙げ句に稚拙な逆切れ状態となり、
戦前の二の舞になりかねない。

 今後の世界の核拡散防止は、英首相が言うように
「核兵器を持っていない国が、持っていないことを証明する責任を持つ」と
いう体制になるだろう。
世界から核武装を疑われ出している日本は、
イランのように濡れ衣をかけられる懸念すらある。
今後、米国の衰退が顕著になるとともに、
日本は核武装すべきだという主張が、世論の人気取りのために、
日本の言論界や政界で増えそうなだけに危険だ。

 米国は、今後しばらくは、日本に対する核の傘を保証し続けるだろう。
しかし、それは建前だけだ。
米国は、軍産英複合体が意外な復活を遂げない限り、
一方で日韓などに核の傘を保証する言葉を発しつつ、
他方では核兵器の廃絶を進行させるだろう。
日韓など、米国への依存が強い国々も、
いずれ米側の言葉を信用しきれなくなり、米国への信頼を失うだろう。
日本は、強硬な孤立主義や核武装に流れずにすめば、
北朝鮮やロシアと和解していき、
6カ国協議が発展して作られる東アジアの多国間安保体制の中で、
新たな安定を見出すだろう。

   

日本外務省は産軍共同体の日本の出先機関なんでしょうか?
まさか、そこまでは行っていないと思うけれど。
では、何故?
自民政権が政権を保持するためには、北との危機が必要だが、
それが消えてしまうから?
それなら、とんでもない公務員じゃない?



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