
北朝鮮テロ支援国家指定解除が、拉致問題を置き去りにして進行している。拉致家族の皆さんの米国や日本政府にかけた期待は裏切られその心中は察するに余りある。私は、これは政府の国民に対するミスリードの結果だと思う。
政府は、国内向けに「核解決の前提は拉致解決」と言い続け、それが6カ国、特に米国の了解事項のような情報を流し続けた。しかし、他の5カ国では、問題は核であり、拉致は「日本が自分で。」という認識ではなかったか。米国政治家の行動原理は、口はともかく、本質は国益であり、票にならない行為を善意や同情ですることはない。米国は、拉致問題を北朝鮮に対する国際非難の材料に使い、自己の北朝鮮政策遂行に利用したと思う。 日本は、2002年の小泉首相、金委員長間で結んだ「日朝平壌宣言」に則って自立して問題解決を図るべきであった。そこには、「不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化関係を樹立することが、双方の基本的利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与する」とある。 いろいろな面で「米国頼り」という政治姿勢を改める時期に来ている。
政府は、国内向けに「核解決の前提は拉致解決」と言い続け、それが6カ国、特に米国の了解事項のような情報を流し続けた。しかし、他の5カ国では、問題は核であり、拉致は「日本が自分で。」という認識ではなかったか。米国政治家の行動原理は、口はともかく、本質は国益であり、票にならない行為を善意や同情ですることはない。米国は、拉致問題を北朝鮮に対する国際非難の材料に使い、自己の北朝鮮政策遂行に利用したと思う。 日本は、2002年の小泉首相、金委員長間で結んだ「日朝平壌宣言」に則って自立して問題解決を図るべきであった。そこには、「不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化関係を樹立することが、双方の基本的利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与する」とある。 いろいろな面で「米国頼り」という政治姿勢を改める時期に来ている。
アメリカがテロ国家指定解除を
言っているのに、無視した情報操作を
してきたという点を指摘したものでした。
これは「大本営発表」と同根だと。
ここで改めて以前に紹介した
交流の深化が拉致問題解決の近道という
提言に耳を傾けてほしいと思います。
交流が進めば進むほど、情報は
入手しやすくなるはずです。
韓国の観光客が射殺された事件。
どう事実を調査するのか?
この解決の方法など、見習うことがあるのか?
他人事ではなく報道してほしいものです。
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「米国の真意をアレコレ詮索してもはじまらない」
なぜ米国はテロ指定解除を急いだのか、北朝鮮の核保有に譲歩したのか。
このことについての報道が氾濫している。そしてそれはこれからもメディアで様々な形で繰り返されるに違いない。
わけがわからない、という率直な意見から始まって、やれ「歴史に残る大統領になりたかった」、やれ「北朝鮮を中国から分断する作戦だ」、「やれ、中東のテロに核がわたらなければ米国はそれでいいのだ」、「東アジアにあらたな安保体制を作ろうとしているのだ」、など、など、挙句の果てに、「北朝鮮にはそもそも有効な核兵器など存在しない事を米国は知ってしまった」などという意見まで乱れ飛んでいる。
しかし、そんなことを詮索したところでほとんど意味はない。
米国は無責任な国だ。身勝手な国だ。それどころか、米国自身が何もわかっていないかもしれない。
米国と言う国は論理が通用しない国なのだ。権力者が全てを決める国なのだ。取り巻き連中はその権力者にすべて従う国なのだ。
それがイラク戦争であり北朝鮮外交なのだ。
あらゆる反対を押し切って、イラン攻撃までも行うかもしれない、そういう国なのである。
私がデトロイトの総領事であった頃、ゴルフ雑誌に興味深い記事を見つけたことがあった。
その記事は、世界のゴルフファンにアンケートをとった結果を比較していた記事だ。
質問の中に、「あなたは上司が不正をしたところを見てしまった時(たとえばスコアを過少申告したり、ボールを動かしたり)、上司に注意をしますか」、という質問があった。
「イエス」と答える比率はどこの国の国民が高かったか。
総じて開発途上国の国民のほうが高かった。日本はその中間ぐらいだった。
私がもっとも驚いたのは、最も低かったのが米国であったという事だ。
その答えが、「そんなことをして首をきられたら損だ。そんな馬鹿な事を誰がする」というものだった。
民主主義国家のチャンピオンである米国はまた、もっとも個人的つながりを重視するコネ社会だ。
気に入れば重用する。気にらなければ首にする。権力者に付き添って出世したければ不正にも目をつぶる。不正の命令にも従う。それがいやなら裏切ってたもとを分かつ。そして告発する。
ヒル次官補は前者の典型なのではないか。野心に動かされた凡庸な米国外交官なのではないか。
そんな米国に振り回されてきたのが日本なのだ。
米国の真意をアレコレ詮索するよりも、自主・自立の日本を取り戻すことが先決なのだ。
私のペンネームは「そのまんま」です。
ところで、拉致問題の米国の関心はその程度のものだと思います。外交カードの一つにすぎないでしょう。
日本はアメリカを過信しています。戦後の冷戦時代の感覚では新しい対米外交は行き詰るでしょうね。
自主的な外交に脱皮しなくてはなりません。
その前提は日米関係=安保体制の見直しです。いまや安保が日本外交自立の足かせになつています。米中の接近の様子から米国の長期的なアジア政策を読み取れない外務省・政府高官はもはや国益を損ねるばかりですね。
★今後も引き続き卓見をお聞かせくださって、このブログに新風をお願いいたします。
もう横田夫婦も年齢が・・と思うと、「めぐみ」さんが・・と同情しきりです。私の娘が強制連行されたなら・・と思うのです。
絶対に万景号は、新潟港につけてはいけません。
ロシアも船を国営企業に売ったらしいのです。
世界地図を見て下さい。樺太の南半分は、ロシアの緑色ではありません。ロシアとは、平和条約が結んでいないからです。北方4島だけではありません。
今回、福田首相が何も言わなかったのはおかしいと思います。私は目下、シベリヤ抑留の本を読んでいますが、日本の捕虜をあの極寒のシベリヤで強制労働させたのは、国際法違反です。
メドジェーフが頭も下げろと・・言いたいのです。