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毎日新聞社の自己批判(2) 文科系

2010年04月07日 18時57分41秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 1日付け拙稿の続きである。31日夕刊に載った与良正男文章、【「小沢氏報道」の消耗戦】の続きが今日の夕刊に載ったからだ。

 先回の与良文章はこうだった。週刊現代などは「小沢逮捕近し」と書いて、外れだった。週刊朝日が同じ事を「検察の狂気」と書き続けてきたのは「す、すごい!」と思ったが、今は評価する。が、こういう激しいギャップ、「過激競争」はマスコミの宿命であるにしても、消耗すること甚だしい。「では、新聞は?」と聞かれれば、それは今度答えることにする。とまーこういうことだった。今回ははて、結論はこう書いてある。
【結論を言えば、東京地検特捜部の捜査のあり方に対し、あまりにチェックが足りなかったと思う。率直に認める。「リーク報道」批判に対し、各紙は「私たちは関係業界や弁護士らから夜を徹して取材して報道している」と反論を載せたが、懸命に仕事するのは当たり前で説明にならない】
 この文章は大変潔いと思う。でも、この間1年ほどの新政権報道の変遷事情を説明している前段は、正直ではあるにしても、何とも心許ない限りだ。大要、こう書いてあった。

 新政権に大いに期待し、後押しする文章を書いたら、立花隆氏から週刊現代でこういう批判があった。欠点には目をつぶって後押しするのがメディアの役割といわんばかりの『大本営発表の時代』に等しいことを語っている、と。これに対してはこう言いたい。単純に政権を批判していれば済む時代ではなくなったと言いたかっただけだ、と。また、小沢批判を展開すると、多くの方々から「新政権を邪魔するのか」との批判があった。白黒決めつけないで、『灰色の部分を丁寧に解き明かしていくのが新聞の仕事だと信じている』。

 なにも、立花氏などもう気にする必要は全くない。女性秘書監禁事件で検察の肩を持つ文章を書いて、それも根拠らしきものを全く上げない非難だけの文章を書いて、上杉隆氏から鋭い反論を食らっていた。現場に足を運ばなくなって駄目になったとまで批判されていた。この件については、3月10日ここの【「女性秘書監禁事件余聞  検察スピーカー・立花隆氏」 文科系】を参照されたい。それにしても立花氏、自民も民主も駄目だけど、検察だけはまっすぐのはずだとでも言いたいのだろうか? この世もあの世も「知りすぎて」疲れ果て、何かに頼りたくなった? 
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1 コメント

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新聞記者魂とは、 (らくせき)
2010-04-08 09:16:37
「事実を追求するココロ」だよ。
と、尊敬する新聞記者の先輩が
言っていました。

記事から推測、形容詞などを除いて
何が残るのか?

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