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こんな愚か者が、新聞にのさばっている  文科系

2006年11月07日 19時46分26秒 | Weblog
(新聞社の)質問「国の関与が強まる点をどう評価しますか」
応答「地方分権の行き過ぎで文部科学省が教育界をコントロールできなくなっています。地方と現場に任せればうまくいくという流れだったが、その結果がいじめや履修不足問題です。国が統括し責任を負うため、中央と地方の関係を再構築する必要があります」
なんだこりゃ?
僕なんかは、いじめや履修不足問題には文部省の責任が最大であると考えている。それを全て地方に負わせるなんて。そういう僕のような視点からの反省は何も語らず、ただ文部省の「コントロール」だけを強めよと、語る。それもいくつかの教育界の重大問題が騒がれている、そのどさくさに紛れたような言いたい放題だな!
こんなの、戦後に誓った「教育の国家統制はやめよう」の全否定じゃないか!

と考えつつ八木氏の肩書きを読んでみたら「保守系民間シンクタンク」の「日本教育再生機構」の理事長さん、なんだそうだ。

それにしても、「履修」問題は前からあったはずなのに、何故この今、大騒ぎ?いくら重要だとしても、何故今? いじめ自殺問題にしても、地方ばかりが悪くて、校長だけが謝るというような性質のものであるのか?校長に自殺者まで出して? それでいて、文部省はぜんぜん出てこないけど、「今後」への「要」として、傷つけないように庇護されている?

こんな全てを眺めつつ、思う。「教育改革」を唱える安倍の首相就任を待って、大きな勢力が相談しつつ準備万端整えていた、僕にはそんな気がしてしかたないのである。
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9 コメント

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ちょっと表現不足だった (文科系)
2006-11-07 23:52:29
最後の2行の説明をちょっと。
履修不足問題でも、いじめ問題でも何故か地方だけが叩かれている。しかも、地方の対応、処理の不手際を微に入り細にわたって大騒ぎしつつである。地方を叩き、黙らせて、しかして「文部省のコントロール」待望論を煽っているように僕には見えて仕方がなかった。しかも、まるで「教育改革」を2大柱の一つとする安倍の首相就任に合わせたようになのだ。

あの終戦で、「教育の国家統制を排するために、教育目標の大枠は国が決めるけど運用は地方分権で」とされたその象徴的機関が、地方公共団体の教育委員会ではなかったか。なにかそこの役割を殺ぐための大々的世論操作が始まったような気がしてならなかった。

そこへ、この八木秀次とやらの愚かな(というよりも、「確信犯的な」と言うべきだろう)発言が目に飛び込んで来たわけだ。文部省の責任を全く不問のままに、その権限だけは強大にせよと宣う。馬鹿馬鹿しくて、開いた口が塞がらなかった。この先生、一体専攻は何なんだろう?
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八木秀次氏について (千里眼)
2006-11-08 07:51:00
 彼は「新しい歴史教科書をつくる会」の第3代会長です。法学者で、専門は憲法学、政治思想です。徹底した反響主義者で、雑誌「正論」にもしばしば寄稿しています。
 特に、教育問題への関心が強く、それに関わる論考が多いのですが、その代表作が「教育黒書ー学校はわが子に何を教えているか」(PHP研究所)だろうと思います(彼の編集ですが、彼の考え方がよく分かると思います)。その他の著作も多数で、非常に論文をよく世の中に提供してくれています。
 保守系論客の一方の旗頭なのです。
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「ひらめ」の論理 (千里眼)
2006-11-08 08:19:48
 ごめんなさい。上記投稿のなかの「反響主義者」は誤植で、「反共主義者」です。 

「文部省の責任を全く不問のままに、その権限だけは強大にせよと宣う。馬鹿馬鹿しくて、開いた口が塞がらなかった」との文科系さんの指摘、賛成です。
 現在の教育問題、いじめ、学力低下、などなどの諸問題の全責任は文部科学省にあると、私も思っています。教育に対する国家の施策は、条件整備が本来の任務で、教育内容についてあれこれと統制する必要はないと私は思っています。
 文部省の管理主義的な施策のありかたが、教育現場にまで及んでいると思います。現場の教師は生徒のほうへ眼を向けるよりも、上へ、つまり校長のほうへ眼を向けるようになっているのではないのか。校長は教育委員会の以降ばかり気にする。教育委員会は文部科学省ばかり見ている。こうした状況に、こうした構造に、教育の場がなっているような気がします。
 上ばかり見るということで、私は「ひらめ」という言葉を使用したのだ。それが、日本教育界の最大の問題だと私は思っています。
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やっぱり! (落石)
2006-11-08 09:09:34
じつはイジメや履修問題がマスコミで
取り上げられるようになった時、
きっと、これって政治的に利用されるぞと、
思っていました。

いじめに関して先生の経験のある方は
是非、問題点を教えて下さい。
週刊誌情報ですが、熱血先生が諮問会議?で
アカ呼ばわりされたとか。

やはり現場の声が一番。
「アホ」に対抗するのは現場の声しかありません。


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千里眼さん、ありがとう (文科系)
2006-11-08 09:18:23
千里眼さんへ

八木氏のご紹介ありがとうございました。こんな人物が第3代「作る会」会長なんですね。次の「応答の表現」だけで、雑な分析力と人品の卑しさを僕は感じたものです。
「地方と現場に任せればうまくいくという流れだったが、その結果がいじめや履修不足問題です」
地方教育委員会が全て悪いと単純に語り、重大で深刻なイジメや「履修」の問題をこういう「分析」の道具のように使っている。つまり、これらの重大問題に胸を痛め、まともに立ち向かっているという誠実な姿勢が毫も感じられない、政治屋のような発想、表現だ。本当に情けない。だから僕は、相手を尊重して、「毎日新聞の要約間違いでないか」と書いておいたのですが。

いずれにしても、お返事有り難うございました。
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落石さんも、ありがとう (文科系)
2006-11-08 10:12:27
落石さんも、お返事有り難う。
千里眼さんに書いている間に、あなたのコメントが来ていた。

イジメの背景はもの凄く複雑だと思いますよ。例えば僕なんかがいつも第1に連想するのはこんなことでした。
テレビのドツキ漫才ね。「いぜめられ」の経験がある僕は、これがテレビに出始めの頃「これいいのかなー?」と考え込んでいた。そしたら、この下品なネタがあれよあれよという間に全盛期を迎えていく。そしていつしか、バラエティー番組全盛だけど、「お笑い」たちがその最大勢力ですよ。そこでドツキや「相手の欠点笑い・当てこすり」の連発ですね。それをネタにしながら「受けた、受けた」とやっている。全盛期のバラエティー番組が日夜振りまくものは、こどもにどれだけ広まっていくことでしょうか。
さてこの「イジメネタお笑い」をやられる方は、やる方との「友達関係」をもしも切りたくなかったら彼らに合わせて、へらへら笑ってるしか術はないですよ。心でいくら泣いていてもです。だから、周囲も「イジメ」とは見ない。テレビの「石塚(大変太った人です。いつだったかタケシが「おめーなんか、痩せたら(テレビ)お払い箱じゃねーか」と言ってましたが)」みたいにへらへら笑っているのを、誰も「虐められている」とは取らないのと同じね。子どもには、石塚はデブが最大の売りの一つ、それでテレビに出られ食っていけるんだから、「『デブ』が嬉しいんだ」などという背景は見えませんしね。
ただし、へらへら笑う以外にもう一つ対処方があります。決然と闘うことです。僕は自我が強まった高1のころこれをやった経験があります。集団イジメの1人に「腕で勝負したる」と公衆の面前で告げました。集団でいわゆる「ドンブリにされる」ことを覚悟してでした(そこまでせっぱ詰まっていた)。ところが彼らは集団で「会場」へ来ましたが、僕の相手は問題の1人だけでした(彼らのキレイさにある意味感心しましたね)。みんなでやられると覚悟してきたスポーツ選手の僕ですから、結果はご想像ください。それから彼らのイジメはなくなりました。集団の1人は後に僕の所へきてわざわざこう語ったものです。「俺はお前を誤解しとったと思ったよ。悪かったな」と。

と、ことほど左様にイジメの背景一つとってもものすごく複雑だ。それを八木の馬鹿は、というわけでした。
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文部科学省のヤラセ! (文科系)
2006-11-10 15:15:22
教育基本法改悪を巡っては、文部省のヤラセが新聞を騒がせています。小泉時代の教育改革関連「タウンミーティング」とやら8回のうち5回までで、ヤラセがあったと。
お隣の岐阜市で03年12月に開かれたものでは、ヤラセ質問はこんなふうだったそうです。「義務教育に関する国の役割」、「最近の若者」を質問せよと。これを、岐阜県教育委員会を通じて教員5人に依頼し、うち4人が会場で実際に質問したということです。期せずして、上記投稿で紹介した「愚か者」八木秀次氏と全く同じ発想ですよ

文部省・「新しい教科書を作る会」などが少なくとも同じ路線・思想で無理無理の大々的な世論工作を強行しているということは明白です。
最大の改悪点は(とりあえず)こういうことだそうです。以下は毎日新聞10日朝刊「教育基本法改正を聞く」の広木克行神戸大学教授の応答より。
「教育は子どもの発達にのみ奉仕する」という現行の法精神か、「国家の尊厳のために一定の『資質』を持った国民を育成する」という新法精神なのかと。
これでは、ヒラメはますます増えるでしょうし、なかなか大変なことです。
返信する
いじめ・履修問題は・・ (保守系)
2006-11-20 00:07:26
いじめは、私の次女もされました。
小学校の三年生かでしょうか。しかも今迄仲の良かった友人がされたのです。私は、次女から聞いて驚きました。もう昭和50年代、の後半からあった問題です。
女房が、きちんと学校へ行って、話してきました。
それから治りました。もうこんな時代からあったものです。教育基本法とは、関係ない話です。
文科系さんの自慢話はこれで二度目です。そう簡単なものではないのです。
千里眼さん、世界史の履修問題は、受験勉強のせいでしょう。私達の時代は、世界史・日本史・社会をやったものですが、土曜日の休日化などで、時間が足りなくなったのかもわかりません。これも教育基本法と関係ないです。
くどいのですが、私学も公立学校も我々国民の税金が使われていますから、文科省が本来、指導するのが当たり前なんです。
地方に任せるから共産党や日教組がのさばり、国旗掲揚や国歌斉唱に反対する教師が出てくるのです。
児童が混乱するのです、家に帰れば、サッカーやバレーボールで熱心に国旗を振って応援する、あるいは君が代が聞こえてくる。いくら学校で日教組や共産党の皆さんがあれこれいってももう関係ないのです。
教育基本法の中味も知らないのです。
日本人は、何というか法律だけでは、動かないのです。情緒というか、結構愛国心らしきもの強いが、やわな国民なんです。それは、戦後、戦争を知らないから、アメリカやヨーロッパ大陸などの真の愛国心がわからないのです。
文科系さんもサッカーでは、オシムのくどい解説もしていましたね。
千里眼さんは、私の共産主義の脅威に答えたいません。千里眼さんが共産党員かどうかわかりませんが、戦前の一時期だけを裁いてもどうしようもないでしょうと、言ってきましたが、それにも答えていません。
あるイデオロギーに浸り過ぎると、千里の眼が曇るのです。
それからヤラセですか、あんなのは民間の株主総会でも組合の定期大会であることです。
ああいうミーティングには、想像ですが、反対意見だけを持ってくる人達が居るに違いないのです。それに日本人は、ああいう場では発言するのが、うまくないのです、そうするとミティングでなくなってしまってある種の意図を持った人達ばかりが発言する事になりますから、当然それを避けるの普通です。
こんなことと教育基本法問題と関係ないのです。
民主党もアホですね、沖縄の選挙で共産党と社民党と野合して・・。小沢もアホです、私の予想通り、自民が勝ちました。あそこは、基地経済でしか成り立っていないから・・。基地の再編成を見直すという国家の重要な国防問題と米国との約束に係わる問題を、一地方の県知事選挙のテーマにすることが、誤りなのです。
文科系さん、毎日新聞だけでは駄目ですよ。千里眼さんのように、雑誌正論を読むとか、産経新聞を読む努力をしませんと・・。千里眼さんは、ただここから勉強をされていませんのが、残念です。
どうしてでしょうか?
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保守系さんへ (文科系)
2006-11-20 20:22:41
もう僕は貴方との何か「具体的な話」にはさほど興味はありません。丁度あなたが、僕の文章を「理解」して頂けないのか、「主旨」を全く無視して、断片の話だけを持ち出されてくるのと同じようにです。
僕は今後、貴方方「保守主義」の方々に言及する時には、ほとんどその「哲学」にだけ、実証的言い分の背景にある諸前提、極めて乱暴かつ断定的な「人間論」にだけ言及するでしょう。昔あなたと確認しあった、社会ダーウィニズムとか、ホッブスの「自然状態」だったり、ニーチェ流の「善悪の彼岸」のような「発想法」にだけね。もっともあなた方がそれを意識しているか否かは別のこと、言っていることがほとんどそれと同じというだけですが。あなたも「社会ダーウィニズムやホッブスは自分に近い」と認められたようにね。もっともあれは僕が、貴方との話の初めごろにいきなり示したことだったのですけれど。人間の考える「人間論」なんて、そのいろんなタイプなんて、ほとんど過去に言われたことがあることばかりですから。とくに今のあなた方のように一般受けする亜流を受容するのは、それこそ履修科目問題ではありませんが、一般教養や「総合判断力」に欠けた若者が多く、またかつ、かれらの現実がまさに「自然状態」や「善悪の彼岸」ピッタシであるようなもんだからにすぎません。

以上の次第は近く投稿しようと思っていますが、さし当たっては14日投稿、「イラク戦争が教えること」と、そこでの落石さん、千里眼さんとのコメントやりとりが、貴方の上記文章へのお応えだと述べさせて頂きます。
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