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「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(9) 文科系

2010年10月06日 00時07分39秒 | スポーツ
ザックはまず守備から入った

① 4日最初の守備練習において「Jリーグのだれも経験したことがないはず」の驚天動地があったらしい。先ず、これについて質問しますので、分かる人がいたら是非応えて欲しいです。
 敵が、味方ゴールのサイドに攻め込んできた時に、こういう指導があったそうです。サイドバックとセンターバック2人一組で詰めさせた上で、その際こういう注意があったのです。「ボールだけに正対せよ。よって、後ろなど振り返る必要はなし。この場合の後ろは、他人の仕事だ」と。槇野もびっくりし、栗原辺りは抵抗感さえ覚えるような指導みたいらしく、異口同音にこんな声を上げていたとのこと。
「後ろに敵の誰かが走り込んでも、見るなと言うことらしいが、そう言われてもねー? 日本でこんな指導はどこにもないはず」
 ザックは、完全なゾーンディフェンスでやるようであって、その指導中の出来事なのですが、イタリアのゾーンディフェンスではいつもこうなのか? としたら日本では今までに何故こういう指導が皆無だったのか? 日本で皆無だとしたら、世界的にも珍しいことなのか?

 以上のことの詳細を、抜粋します。ザックが初めて手を付けたのが、守備指導。その最大特徴を表現すればこんな指示ということなのでした。ニッカンスポーツサイトから取りました。
【ザッケローニ監督が伝授した「カテナチオの極意」を、DF陣は一様に、驚きと戸惑いを感じながら受け止めた。槙野は「今までにない守り方。新しい先生に授業を受けている感じがした。これがカテナチオ(イタリア流の堅守)なのかな」と新鮮さを感じる一方で「今までと違うからいつも以上に頭を使う」と懸命に考えながら説明を聞いたという。
 センターバックでレギュラーを狙う栗原も戸惑っていた。「ちょっと怖いと感じた」。自分がマークすべき向きの反対側(背中側)から進んできた相手については「責任を持たなくていい」とはっきり言われた。「両方見ながら守ることを意識してきたので、驚いた」という。責任の所在を明確にする意味で「そこははっきりしていると思う」と受け止めた。この日はボールを動かさないで指導を受けたため「実感はまだないが、そこまで言うならやってみようと思う」と腹をくくった。
 伊野波も「怖さ」を感じていた。「もし抜かれたらと考えると少し怖い」。ベテランの駒野も「今までとまるで違う」と刺激を受けつつ、考え込むような表情を見せた。
 この日、ザッケローニ監督が説いた「極意」はほんの序章。伝えた方法で相手に逆を取られた場合の対処などについてこの日は触れなかった。栗原は「それは今後、徐々に触れていくという様子だった」という。ザッケローニ監督が戦術を磨いたイタリアでプレーする長友も「怖い」と感じ、「戸惑いもあるし、体の向きとか細かいところが難しい」としたが、最終的には「これをモノにできれば大きな武器となる」と前向きにとらえていた。】
このようにDFたちが皆、「全く斬新な指示だ」と評しているらしい。これは、ちょっとないような面白い事実ですね。イタリアも日本も、同じサッカーのはずなのに。

② なお、守備全般の指示は、こういうものだったそうです。同じくニッカンスポーツ・サイトから取りました。
【 ザッケローニ監督──私がやろうとする情報は、いくつか(選手に)伝えました。期待が高いことは知っている。世界と渡り合うため、早くというよりは、きちんと(日本が)成長していくことを目的としたい。
 カテナチオの国から来た指揮官の「守備」は、実に緻密(ちみつ)だ。基本は4バックのゾーンディフェンス。大前提として中央からの攻撃を寸断し、相手をサイドに追いやるため、4つの約束事を徹底させた。
 (1)2人1組のペアで守れ!
 ボール保持者を囲い込むようにして、常に2対1の数的優位の状況で守る。
 (2)サイドバック(SB)は内側を見ろ!
 センターバック(CB)とペアを組むSBは、外側(タッチライン際)でなく中央を向いて守る。
 (3)自分のユニット(ペア)に集中するため、逆サイドはノーケアでいい!
 この日の練習にはなかったが、逆サイドへの侵入者に対しては中盤も含めた連動性で守る。
 (4)相手と常に1メートルの距離を保て!
 相手にミスが出た場合を除いては、常に間合いを取って守る。】

③ 最後に、ここまでの彼の言葉をいろいろ読んでいて、僕が一番気に入ったものをご紹介します。
『早く成長するより、きちんと成長したいんだ』
 これって、およそ何事においても、優秀になるということの極意の一つですよね

 さて最後に、只今さんにお願いです。ある打診を書きました。この連載7号への最新コメントをご覧下さい。お返事を待ちます。
 
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