こちらの記事の続き、4月30日宙組ライブビューイング『王妃の館』『VIVA!FESTA!』の観劇思い出し日記。
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e2ee8f6cb0caf8cb7e6c4001c6dcc221
宙組の退団者、次期トップスター、組み替えと立て続けに発表されてツィッターの中は悲喜こもごも。最近名前と顔を認識できてきたわたしでも?っていうこともあり、組み替えという人事異動に対しては、会社と一同じで上が決めたことにNOということはできないんでしょうね。明日海さんさみしいだろうなあと思うとなんか8月の花組公演二度の観劇予定がさらに貴重なものになってきました。チケットあたってよかったあ。
さてさて宙組。発足から20年になろうとしているそうで早いですね。初代トップスター、ずんこさん(姿月あさとさん)から背丈のある男役さんが多い流れは変わっていないようで、十数年ぶりに拝見しましたが、朝夏まなとさんも背が高くて、顔が小さくて、手足がものすごく長くて宙組らしい方だなと。この時認識できていたのは組長としてがんばっている寿つかささんぐらいでしたが、やっぱり宝塚は楽しいなという時間でした。プログラムをみると、振り付けに若央りささんの名前があるのが嬉しい。月組のイケメン男役さんでした。
『王妃の館』は浅田次郎原作の作品。みりおん(実咲凛音さん)の退団作品としては地味かなという感もありましたが、事業に失敗して借金を抱えて死に場所を求めてツアーに参加していた初老の夫婦を最後に救うなど、若手演出家があったかい作品にまとめ上げていて心があったかくなりました。ルイ14世を時代衣装のまま登場させても違和感ないあたり、宝塚ですね。みりおんさんの赤いタイツ姿が可愛かったし、朝夏さんの、本物の男性だったらチャラ男にしかみえない派手なスーツをきれいに着こなしているあたりさすが宝塚でした。男性なのに女性になりたくて女性の服装をして男性に恋する役をされていた男役さんがうまくって本物のおかまちゃんにみえるあたりも宝塚らしい。パリとヴェルサイユ宮殿を訪れたことがあるので自分の中でちょっとリアル感をもって観劇することもできました。
(プログラムより)
「パリ、マレ地区のヴォージュ広場。その片隅に佇む「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」(王妃の館)は、17世紀フランス、太陽王と讃えられた国王ルイ14世が城主と言われ、今では一見客の宿泊を許さぬ高級ホテルとして知られている。だが、実際は深刻な経営難に陥っていた。そこに目を付けた旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の社長兼敏腕ツアーコンダクターの桜井玲子(実咲凛音)は、ホテルとタッグを組み、高額の”光”ツアーと格安の”影”ツアーを企画し、自身の会社の経営難を救う奇策に打って出る。緻密な計画を立て、それぞれのツアー客を昼夜入れ替えて同じ客室を利用させる・・・ホテル側にとっても大きな賭けである。そこに集まった双方のツアー客は、一筋縄ではいかない曲者ばかり。玲子はこのピンチを切り抜けてみせると心に誓うのだった。
ツアー客の中には、恋愛小説の鬼才と謳われる著名な小説家、北白川右京(朝夏まなと)がいた。彼は今、ルイ14世を主人公にした宮廷ロマンの新作「ベルサイユの百合」を執筆中なのだが、思うように筆が進まず、スランプを打開すべく取材旅行にやって来たのだ。かつて有名作家や世界中のVIPが太陽王に思いを馳せた伝説のホテルに宿泊するには、このツアーに参加するしか方法がなかった。しかし、ツアーでは他の客と一緒に団体行動を取らなければならず、北白川は別行動をしては、玲子に再三、注意を受けていた。
「物語の天使」が降りてきたなら、小説はきっと瞬時に完成するー。「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」の部屋に籠り、北白川は期待に胸を膨らませるが、やはり思うようにはいかない。そんな彼の前に、突然ルイ14世の亡霊(真風涼帆)が絵画から抜け出すように現れる。やがて彼は、ルイがかつて命をかけて愛した女性、ディアナとの恋物語を聞くことになる。300年もの昔、ヴェルサイユ宮殿でルイに何があったのか。”光”と”影”ツアーの客たちを巻き込み、ルイの恋物語が紐解かれる中、北白川の執筆が始まった・・・。」
ダブルブッキングに気づいた北白川は、他のツアー客に気づかれないよう玲子を応援していこうとします。ツアー客たちの、それぞれの物語とルイ14世の恋物語が交錯しながら最後は大団円。朝夏さん演じる北白川がみりおんさん演じる桜井玲子の肩を抱いて歩き客席は喝采。ちょっと涙が出そうで、なんかこういう物語もいいかなって思いました。”影”ツアーの添乗員役の男役さん、名前を認識できていませんがカワイ、カッコイイでした。





『VIVA!FESTA!』は世界各国のお祭り巡りのショー作品。朝夏さん演じる闘牛士と真風さん演じる牛とが闘う闘牛士の場面が印象的でした。あとはソーラン宙組!の掛け声が勇ましい日本のよさこいの場面。背が高く舞台映えする方が多いのかな。男役さん、女役さん、全員で歌い踊る場面は壮観でした。楽しかったあ。そしてフィナーレのトップコンビによるデュエットダンス。美しかったあ。朝夏さんがリフトの最後にみりおんさんをそっとおろしていたのに優しさがあふれていました。ずんこさんが創り上げていった宙組の豪快で楽しい、壮観な舞台がこうして受け継がれていったいるのを嬉しく思ったライヴビューイングでした。
(写真は全て宝塚ジャーナルから転用しています。)





http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e2ee8f6cb0caf8cb7e6c4001c6dcc221
宙組の退団者、次期トップスター、組み替えと立て続けに発表されてツィッターの中は悲喜こもごも。最近名前と顔を認識できてきたわたしでも?っていうこともあり、組み替えという人事異動に対しては、会社と一同じで上が決めたことにNOということはできないんでしょうね。明日海さんさみしいだろうなあと思うとなんか8月の花組公演二度の観劇予定がさらに貴重なものになってきました。チケットあたってよかったあ。
さてさて宙組。発足から20年になろうとしているそうで早いですね。初代トップスター、ずんこさん(姿月あさとさん)から背丈のある男役さんが多い流れは変わっていないようで、十数年ぶりに拝見しましたが、朝夏まなとさんも背が高くて、顔が小さくて、手足がものすごく長くて宙組らしい方だなと。この時認識できていたのは組長としてがんばっている寿つかささんぐらいでしたが、やっぱり宝塚は楽しいなという時間でした。プログラムをみると、振り付けに若央りささんの名前があるのが嬉しい。月組のイケメン男役さんでした。
『王妃の館』は浅田次郎原作の作品。みりおん(実咲凛音さん)の退団作品としては地味かなという感もありましたが、事業に失敗して借金を抱えて死に場所を求めてツアーに参加していた初老の夫婦を最後に救うなど、若手演出家があったかい作品にまとめ上げていて心があったかくなりました。ルイ14世を時代衣装のまま登場させても違和感ないあたり、宝塚ですね。みりおんさんの赤いタイツ姿が可愛かったし、朝夏さんの、本物の男性だったらチャラ男にしかみえない派手なスーツをきれいに着こなしているあたりさすが宝塚でした。男性なのに女性になりたくて女性の服装をして男性に恋する役をされていた男役さんがうまくって本物のおかまちゃんにみえるあたりも宝塚らしい。パリとヴェルサイユ宮殿を訪れたことがあるので自分の中でちょっとリアル感をもって観劇することもできました。
(プログラムより)
「パリ、マレ地区のヴォージュ広場。その片隅に佇む「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」(王妃の館)は、17世紀フランス、太陽王と讃えられた国王ルイ14世が城主と言われ、今では一見客の宿泊を許さぬ高級ホテルとして知られている。だが、実際は深刻な経営難に陥っていた。そこに目を付けた旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の社長兼敏腕ツアーコンダクターの桜井玲子(実咲凛音)は、ホテルとタッグを組み、高額の”光”ツアーと格安の”影”ツアーを企画し、自身の会社の経営難を救う奇策に打って出る。緻密な計画を立て、それぞれのツアー客を昼夜入れ替えて同じ客室を利用させる・・・ホテル側にとっても大きな賭けである。そこに集まった双方のツアー客は、一筋縄ではいかない曲者ばかり。玲子はこのピンチを切り抜けてみせると心に誓うのだった。
ツアー客の中には、恋愛小説の鬼才と謳われる著名な小説家、北白川右京(朝夏まなと)がいた。彼は今、ルイ14世を主人公にした宮廷ロマンの新作「ベルサイユの百合」を執筆中なのだが、思うように筆が進まず、スランプを打開すべく取材旅行にやって来たのだ。かつて有名作家や世界中のVIPが太陽王に思いを馳せた伝説のホテルに宿泊するには、このツアーに参加するしか方法がなかった。しかし、ツアーでは他の客と一緒に団体行動を取らなければならず、北白川は別行動をしては、玲子に再三、注意を受けていた。
「物語の天使」が降りてきたなら、小説はきっと瞬時に完成するー。「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」の部屋に籠り、北白川は期待に胸を膨らませるが、やはり思うようにはいかない。そんな彼の前に、突然ルイ14世の亡霊(真風涼帆)が絵画から抜け出すように現れる。やがて彼は、ルイがかつて命をかけて愛した女性、ディアナとの恋物語を聞くことになる。300年もの昔、ヴェルサイユ宮殿でルイに何があったのか。”光”と”影”ツアーの客たちを巻き込み、ルイの恋物語が紐解かれる中、北白川の執筆が始まった・・・。」
ダブルブッキングに気づいた北白川は、他のツアー客に気づかれないよう玲子を応援していこうとします。ツアー客たちの、それぞれの物語とルイ14世の恋物語が交錯しながら最後は大団円。朝夏さん演じる北白川がみりおんさん演じる桜井玲子の肩を抱いて歩き客席は喝采。ちょっと涙が出そうで、なんかこういう物語もいいかなって思いました。”影”ツアーの添乗員役の男役さん、名前を認識できていませんがカワイ、カッコイイでした。





『VIVA!FESTA!』は世界各国のお祭り巡りのショー作品。朝夏さん演じる闘牛士と真風さん演じる牛とが闘う闘牛士の場面が印象的でした。あとはソーラン宙組!の掛け声が勇ましい日本のよさこいの場面。背が高く舞台映えする方が多いのかな。男役さん、女役さん、全員で歌い踊る場面は壮観でした。楽しかったあ。そしてフィナーレのトップコンビによるデュエットダンス。美しかったあ。朝夏さんがリフトの最後にみりおんさんをそっとおろしていたのに優しさがあふれていました。ずんこさんが創り上げていった宙組の豪快で楽しい、壮観な舞台がこうして受け継がれていったいるのを嬉しく思ったライヴビューイングでした。
(写真は全て宝塚ジャーナルから転用しています。)




