たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

原子力コミュニティ

2022年04月01日 16時18分19秒 | 東日本大震災
日本の原子力安全維持体制の形骸化
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/8f7b621e4a4b48377d39b55321ba26d1




『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書 』より、

「福島原発事故独立検証委員会 北澤宏一委員長メッセージ
 不幸な事故の背景を明らかにし、安全な国を目指す教訓に

「-原子力コミュニティ-

 私たちのヒアリングでの元経済産業省高官の言葉は、原子力産業を規制する側の経済産業省と規制される側の事業者との関係を如実に物語っています。「東京電力はですね、自家発電事業者が東京電力の電線を用いて送電させてくれといってもことごとくたたき落とす。そのために利用するのが国の規制。つまり、東電は『我々はいいんですけど、国の規制で出来ませんから』と言って独占体制を固めてきた。我々、手取り足取りね、要するに指導、規制していることになっている。90年代の中頃に規制改革をやった。東京電力によって支配されている資源エネルギー庁っていう様態を改善するためにやるんだっていう見方が・・・。規制しているようで、道具にされている。保安院というのは東電に頭が上がらないとは言わないんですけど」。安全規制は、本質的に推進側と対立することができる存在でなければなりません。なれ合い体質を打破できる抜本的な法的・組織的改革が行なわれない限り、原子力の安全性の確保は非常に困難だと言えます。

 さらに、「原子力ムラ」は多種多様な癒着構造を持っていることもわかりました。与野党双方の政治家への電力会社からの巨大な広告費、原子力関連研究者への電力会社からの多額の寄付、電力会社や原子力関連財団への官庁からの天下り、電力会社から官庁や原子力関連財団への出向、子供たちの原子力親和教育を支援する文化財団や教員グループへの国からの支援、自治体への国からの交付金の支給、電力会社による自治体への文化施設などインフラの寄付など、様々な形で「ムラ」は結びついています。この「原子力ムラ」というコミュニティは、空気を読み合いつつ惰性によって動く利益共有型の集団と言えます。したがって、このような集団の中に規制機関や安全に関する評価委員会を設置しても、それらが馴れ合いになってしまうことは明白です。法律・制度や組織体制の抜本的改革が必須で、かつ、シビリアン・コントロールの精神、すなわち、ムラの外側からも主要な人材を連続的に取り入れていくことのできる組織変革が必須の条件です。」

                                     ⇒続く

新年度がはじまります

2022年04月01日 02時30分22秒 | 日記
 4月となりました。わたしはなにもありません。二週間前、予約どおり総合病院の整形外科を受診しました。コロナベッドを確保するため、急を要するガンや骨折をのぞいて、直接命に関わらない手術をしてはいけないというお達しが、引き続き知事からあったと説明を受けました。痛み止め3か月分の処方箋を出され、次回の予約は6月半ば以降となりました。コロナ患者で今日もベッドは満杯とのことでした。保育園の抽選に外れて日本死ねとツィートした働くお母さんの気持ちがわかったと思いました。令和2年度だけで77兆円ものコロナ予算を組んで何をしているのでしょうか、何を守っているのでしょうか、何を目指しているのでしょうか。

 10年以内に手術しないと痛くて歩けなくなると言われました。左の股関節も摩耗してきているのでいずれ手術をしなければならないそうです。両足とも足先がそってしまっているのは人口股関節への置換手術をしたところでもう治りません。ここまでがんばって生きてきた結果がこれ。もはや気持ちが続きません。痛い?ときかれたので、子どもの時から右の膝がだるかったり痛かったりしてきている、今も痛いと話すとそれは股関節とは関係ないんじゃないかと言われてしまいました。でもわたしの体はひとつで股関節と膝は神経というケーブルでつながっていて、神経が生きているから痛いと感じるわけでそんなこと言われてもと思ってしまいました。同じレントゲン写真をみても医師によって言うことが違うのはどうすればいいのか。誰のことばをどこまで信じればいいのか、いよいよわかりません。人口股関節への置換、たいした手術ではないと一般的には言われているようですが信じて体を預けられるのか。預けていいのか、こわいです。

 受診日の朝バスにのった途端、いやなにおいが鼻をつきました。マスクしていてもくらくら、気持ち悪くなりそうだったのでハンカチで押さえていました。車内は高齢の方々ばかりでした。加齢臭ではありません。もっと強いにおいです。少し前、電車の中の優先席で大柄な男性二人に挟まれた時もこんな同じにおいが鼻をつきました。昨日薬をだしてもらうためにかかりつけ医に出向いた時も待合室の中はこんなにおいが充満していました。前々回の通院後しばらく具合が悪くなったので、かかりつけ医では寒くても待合室の外の椅子に坐るようにしています。なんでしょうね、何がおこっているのでしょうね。

 足の痛み止めの副作用で吐き気と喉の渇きがありますがひっそりと暮らしていくしかありません。昨年度の超過死亡6万人、1万人以上の方が死因不明、ワ〇ワ〇キャンペーンがどんな結果になっていくのか、息をひそめながら様子を見守っていくしかありません。三回目受付中の張り紙をみると背筋が凍りつきます。薬を全部やめることはできませんが、できるだけ医療機関に近づかないにしようと思います。

 今年の手帳をまだ買っていません。今はまだ昨年の手帳に書きこめます。4月はじまりの手帳を買う気にもならず、せめて4月からのキキちゃんのポケットカレンダーを今年も購入しました。毎年人気のポケカレ、送料がちょっとかかりましたがキャトルレーヴのオンラインを利用。小さなポケカレ一枚買っただけなのに、TCAPRESSの2月から4月号を同封してくれる宝塚クリエィティブアーツのホスピタリティよ。

 明日、東京宝塚劇場で宙組が開幕します。唯一信じられるもの。地震が続いているし、これからほんとうにどうなっていくのか、一年後このまま日本があるかどうかもわかりません。今は4月中に『Never Say Goodbye』を無事観劇することを目指すのみです。 

 自分の人生、間違いだったのか、そんなことを考えても仕方ありません。前向きな気持ちで生きていれば、希望を失わずに生きていれば、ポジティブ思考で生きていれば摩耗した股関節は戻ってくるのでしょうか。戻りません、手術しかないと言われます。悩んで決意したらコロナ対策により手術してはいけないって、美しい言葉なんか、もう信じません。まだ何十年も時間があるわけではないので、いろいろと精算していかなければと思います。年金定期便の大きな封筒がやってきたので開封して熟読しなければなりません。前期高齢者となるまでまだありますが減額されても考えるしかないです。また明日以降にしようとこういう肝心なことは先送りして現実逃避ばかり。長い間人に会っていないし、これからも会うことはないでしょう。人と話すことがほとんどないので、飲み込む力が弱くなってきていると感じます。これが年をとっていくということなのでしょうか。認知症が進んでいる可能性もあるでしょう。なんとか夕方は外に出てコーヒーのみながら本を読む時間をもつようにはしています。歩くと足が痛いし痺れもありますが歩かなかったら筋肉がなくなって終わります。本当に終わる。もうとっくに終わっていますけどね、宙組と雪組とるろ剣のチケット予約できたのでそれまで死ぬわけにはいきません。先のことは考えられず、今はそれだけです。



 現実にはない夢と希望がここにはある、他にたしかなことはありません。月組は残念ながら縁がなかったので2か月以上ぶりの東京宝塚劇場、もう少し先ですが近づいてきました。

 宙組コーラスの平和への祈りの声、無事初日を迎えられますように・・・。