たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

マスク差別・毒チン差別との闘い方(学校・保育園・幼稚園編)

2022年04月13日 16時22分21秒 | 気になるニュースあれこれ
日々予め幸せNoteより、

「マスク差別・毒チン差別との闘い方(交渉の基本編)」
https://note.com/jinniishii/n/n2e78fd954460


「マスク差別・毒チン差別との闘い方(学校・保育園・幼稚園編)」
https://note.com/jinniishii/n/n079033000e18



 5~11歳へのワクチン接種が進んでいないので、ワクチン打ってくださいという結論にもっていくための記事でしょうか。接種は任意は筈。子どもたちには努力義務もありません。今本当に必要なことは、肺炎の疑いがあるとの診断が出ながら、入院させてもらえずに命を落とした10か月の赤ちゃんがいることを真摯に受け止め、コロナ特別扱いの医療体制を見直すことではないでしょうか。これから人生を歩んでいくはずだった、救えた命を救えなかったことに全く目を向けず、10代の死亡例も報告されているものを打て打てどんどんは本当によくわかりません。


2022年4月13日メ~テレ、

「オミクロン株で「子どもの熱性けいれん」が増加、デルタ株の約3倍 医師「脳に影響があるのでは」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/65fe35a15c263b8e75e5aa6e3daf460a72817218


同じ専門家?が、接種が進んでいない若者にも打て打てどんどんって・・・、

「「3回目のワクチン接種こそ重要」 接種率が低い若者へ専門家が提言」
https://news.yahoo.co.jp/articles/62bdc6737ae59b2c233bc3ed310f064b439344be


 コロナ死平均年齢85歳、リスクの高い高齢者が8割接種しているのなら、20~30代が打たなければならない根拠は?打ったら感染者が減るというロジックは?若者が高齢者にうつすから?高齢者を守るため?


2022年4月12日時事通信、

「3回目接種、連休前に 都医師会、感染増の若者に呼び掛け 新型コロナ

都内では、高齢者の3回目接種率が8割を越えているのに対し、20~30代は3割程度にとどまっている。尾崎氏は「この世代が50%以上打ってもらえれば、だいぶ感染者が減ってくるのではないか」との認識を示した。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d7f5d46789bd23f694eb35443c9f75ff22fe63d


 二週間ほど前ようやく銀行の窓口に出向いたあとド〇ールで休んでいた時聞こえてきた近隣大学の学生たちの会話、「なんかもう4回目って言っている・・・」、3回目も慎重になっているのではないかと勝手に思いました。ニコニコ動画やSNSの情報をみているはず、なにかおかしいと感じる感性を彼らがもっていることを信じたいです。未来を託す彼らが、同調圧力に負けず冷静な判断をすることを祈ります。

 個人的には、公共交通機関で強いにおいを出している方と近くなった翌日、手足に小さなぶつぶつがでます。シェディングなのか、わかりません。ピーポーピーポーが聞こえない日はありません。もうすぐ今年の入ってからの超過死亡の数字も出てくるとのこと。どうなっていくのか、静かに成り行きを見守っていくしかありません。

『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』より-イギリス文学-『アン』の妖精について

2022年04月13日 02時03分00秒 | 『赤毛のアン』



「せっかくだから、ここで『アン』の妖精について書いてみよう。

 妖精と一口に言っても、『アン』には、さまざまな妖精たちが描かれる。たとえば先の詩の妖精は、原文ではエルフと書かれている。エルフは、森や丘に群れをなして棲む、小人のような妖精だ。腕白な悪戯をすることもある。緑の草地を好み、真夜中につどって歌い踊り、台所で悪戯をしたり、逆に、寝ている間に家事を手伝ったりする。

『アン』には、エルフのほかにも、さまざまな妖精が出てくる。
 まず、ギリシャ神話の森と木の精ドライアド。
 英語文化圏の妖精としては、
 フェアリー(悪さをしない妖精一般)、
 インプ(悪戯な小鬼)、
 ゴブリン(鬼)、
 ディヴィニティ(森や水の精、神と人間の中間的な存在)、
 スピリット(精霊)だ。

 一口に妖精と言っても、モンゴメリは、この七種類を描きわけているのだ。よって拙訳では、ルビをふって区別できるようにした。

 これらの妖精は、シェイクスピア劇にも出てくる。92年に、CD-ROM版『シェイクスピア全集』で、それぞれの英単語を入れて検索してみた。エルフ(複数形のエルヴズもふくむ)が全戯曲中に八か所、インプが六か所、ディヴィニティが九か所で登場する。たとえば『夏の夜の夢』『ヘンリー五世』『ハムレット』『ウィンザーの陽気な女房たち』『リア王』『十二夜』『オセロー』『恋の骨折り損』『リチャード二世』などだ。

 これまで、『アン』の妖精は、ファンタジーとして少女趣味に語られることが多かった。だから私も訳すまでは、そのようなものだと思っていた。

 いかし、妖精文学とでもいうべきジャンルが英文学作品にあることを知るにつれ、『アン』に描かれる妖精は、もっと奥が深いのではないかと思い直すようになった。なぜなら、『アン』に作品が引用される作家たちは、妖精に関する作品を残している。モンゴメリは、それから影響を受けたと思われるからだ。

 たとえば、『アン』にたびたび登場するスコットランドの作家サー・ウォルター・スコットは、スコットランド地方の妖精の伝承や民話の収集家としても名を知られ、『スコットランド国境地方の歌謡』に妖精についての解説を残している。これは今でも妖精研究の原典となっている。アンが暗誦できると語るスコット作『湖上の麗人』にも、妖精物語『アリス・ブランド』が入っている。

 さらに『アン』に『批評論』の一節が引用されるイングランドの詩人アレキサンダー・ポーブ(1688~1744)は、物語詩『髪盗み』で、空気の精霊シルフを描いている。

 ほかにも、スコットランドの詩人ロバート・バーンズによる詩『タモシャンター(シャンターのタム)』は、教会の窓から、魔女たちがくりひろげる狂宴をのぞき見る話だ。この詩の主人公、農夫タムにちなんで名づけられた大きな帽子「タモシャンター」を、アンがかぶっている描写もある。」

                                ⇒続く

(松本侑子著『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』、141-144頁より)


プリンス・エドワード島のアンの家「グリーン・ゲイブルズ」



モンゴメリさんが『赤毛のアン』を清書したタイプライター、