たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『いわさきちひろ作品集7』より-「子どもによせたいこの一冊」

2022年04月26日 20時30分12秒 | いわさきちひろさん



「アンデルセンの『絵のない絵本』、私は前からこの話が好きだったのですが、先日さし絵を描きあげたばかりなので、なお印象がふかいのです。貧しい屋根裏住まいの絵描きの青年に、月が毎晩訪れて語ってくれた物語りです。

 ガンジス川に灯をながして愛する人の生死をうらなう少女の話、フランス革命のとき玉座で死んでいった少年の話、パンにバターをたくさんつけてと祈る小さな女の子の話など、一夜から三十三夜までの短い話が集まっています。詩集のようにふとひらいて、一つ二つよむとまた味わいがふかいと思います。いまから百男十年も前にかかれたものですが、人の世の悲しみや真実がかかれていて、それは今の世も全く同じです。アンデルセンは神を信じていた人ですが、神の力ではどうにもならない人の不幸をリアルにえがき出しているところも面白いと思います。中学校になって、大人の世界がわかりかけてきた少年や少女に一度は読んでもらいたい愛と詩の絵本です。

 (掲載紙不明1966年)」



知床遊覧船事故、スタッフ大量退職で「操船未熟」

2022年04月26日 16時03分53秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年4月24日読売オンライン、

https://toyokeizai.net/articles/-/584725

 経済よりも命が大切として緊急事態宣言、まんボウを繰り返した過剰なコロナ対策により、起こるべくして起こった事故という側面はないでしょうか。高齢者を守るために?社会全体に行動制限をかけ続けた結果、命が失われたという側面はないでしょうか。利益が出なければ会社として生き残っていくことはできません。お金がなければ生きていくことができないので、経済は命です。少しでも売上を出さなければと、正常バイアスが働かず無理をしてしまった結果ということはないでしょうか。

 利益優先、人名軽視と会社を叩くだけでは、なにも根本的な解決にはなりません。決して擁護するわけではありませんが、国とコロナ対策に批判の目をむけず、むしろ大本営の御用達になって、コロナ恐怖を煽り続けている新聞やテレビに、糾弾する資格はないと思います。松本サリン事件のとき、最初河野さんをまるで犯人であるかのように煽った時と同じにおいを、私的には感じます。

 今は行方不明者の方々が一刻も早く救助されることを祈るのみです。7歳のお子さんがまだ見つかっていないのは非常につらいです。自衛隊、海上保安庁、捜索にあたってくださっている皆様、きびしいと思わざるを得ませんが、安全に、少しでも早く見つけてあげてください。いつもありがとうございます。よろしくお願いいたします。