たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

福島第一原子力発電所-3月11日の対応

2022年04月03日 15時36分28秒 | 東日本大震災
福島第一原子力発電所
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/de4eefbe155a7890934ca58979c59c57



『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書 』より、

「福島第一原子力発電所の被災直後からの対応

-3月11日の対応-地震発生直後の対応

 2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が発生した。このとき、1~3号機は運転中、4~6号機は、定期点検中であった。また4号機は全燃料を使用済み燃料プールへ取り出して、原子炉内の炉心シュラウドの交換工事を実施中であった。

 1~3号機では、地震を検知して原子炉が自動停止し、全制御棒が挿入された。14時54分~15時02分の間に、1~3号機全てで原子炉未臨界が確認された。

 1~6号機では、地震直後に外部電源を喪失した。このため、1~3号機ではフェイルセーフの機能が働き、主蒸気隔離弁が自動閉止して、原子炉がタービン系から隔離された。全てのプラントでは、ディーゼル発電機が直ちに自動起動し、電源はいったん回復している。

 制御棒が挿入され、主蒸気隔離弁が閉止した後、1~3号機すべては原子炉への注水を開始した。原子炉の注水には、1号機で非常用復水器(IC)が、2、3号機では原子炉隔離時冷却系(RCIC)が、それぞれ用いられた。ここで、ICとは原子炉内の蒸気を原子炉格納容器の外へ導いて、熱交換器を通して水に戻し、再循環系配管から再び原子炉内へ注入する系統である。また、RCICとは原子炉内の蒸気を原子炉格納容器外に導いてタービンの動力とし、その動力でポンプを動かして、原子炉へ冷却水を注入する系統である。

 1,2号機の中央制御室では、崩壊熱を最終ヒートシンクである海へと導くための操作も行われた。1号機では15時04分から15時11分にかけて原子炉格納容器冷却系を圧力制御室冷却モードで起動した。3号機では、津波の引き波から海水ポンプを保護する観点から、残留熱除去系を直ちに起動することをしなかった。


-3月11日の対応-津波の来襲

 15時27分、最初に大きな津波が福島第一原子力発電所に来襲した(水位は高さ4m)。次に大きな波は15時35分で、波高計(7.5mまで測定可能)を破壊し、高さ10mの防波堤を超えて、主要建屋設置敷地内へと押し寄せた。1~6号機すべてにおいて非常用海水系ポンプが被水して機能喪失し、崩壊熱を導いて海で排熱することができなくなった。また、主要建屋設置敷地もほとんど冠水した。水は、主要建屋内にも浸水し、安全上重要な設備の多くが被水することになった。

 15時37分から15時42分にかけて、1~5号機では全交流電源喪失状態となった。また、1、2,4号機では直流電源も喪失した。原子力災害対策特別措置法(原災法)第10条第1項の規定に基づく特定事象(全交流電源喪失)が発生したことが、15時42分に報告された。

-3月11日の対応-人的な被害

 被災後、4号機タービン建屋において現場調査中の東京電力社員2人が行方不明となり、後に浸水した同建屋地下1階から遺体で発見された。津波に巻き込まれて亡くなったと見られている。また、福島第二原子力発電所でも、排気筒クレーン操縦室で作業中の協力社員1人が、地震により亡くなった。」

                                   ⇒続く

 

 


宙組ブロードウェイミュージカル『プロミセス、プロミセス』-ナウオンステージ(3)

2022年04月03日 01時51分47秒 | 宝塚
宙組ブロードウェイミュージカル『プロミセス、プロミセス』-ナウオンステージ(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b9d599bbd545bfded535596cdecbf969


芹香斗亜(チャック・バクスター:総合保険会社の経理部の社員)
「一つの舞台セットが、面が変わることでわたしの部屋になったりオフィスになったり、レストランになったりする。舞台にいってみないとどうなるのかわからない、移動がなかなかの運動量だと思う。部屋の中も階段を昇ったり下りたり、舞台稽古がこわくもあり楽しみでもある。

衣装が男役はスーツ、女役さんは先生がすごくこだわっている。先生が準備してくれたフィフティーズの写真集のような資料、男役は関係ないけどこれがいいねとかかわいいねとか言って見る。今みても全然古くない、女性のいいところがたくさん出ている衣装。きっとマシマシでみなさん可愛く見えると思う。

そして今回で宙組の和希そらちゃんが組替え。

この世界観、テンポ感で生きることに今はまだ必死な部分がある。お客様にお見せする時はしっかりチャックの心情をそのテンポに乗せて動かして届けていきたい。なによりここまでみんなと必死になってつくってこれたことに満足感を得たりしてしまっている。ここからどれだけお客様の心に届くものができるかがわたしたちのがんばりどころだと思う。」

天彩峰里(フラン・クーベリック:社員食堂に勤めるOL)
「女役の衣装は色味がカラフルで、戦後抑えていたものがオシャレにも目覚めている、仕事をバリバリしたり、女性の感情、生きるバイタリティを感じられる、先生のこだわりと愛情も入った衣装。衣装合わせしていて娘役みんな並んでいるとすごく綺麗。着こなせるようにがんばります。

甘さだったり、切なさだったり、とても人らしい部分がたくさん描かれたコメディ、心あたたまる作品になっていると思う。」


和希そら(J・D・シェルドレイク:人事部長)
「組替えの実感があまりない、稽古場で作品に集中していた分そこはあまり考えていなかった。ほぼ踊っていない。みんなが集中しているところに居合わせられる、その一員としていられるのは幸せなこと。いちばんできなくなることは一緒に作品をつくっていくことなので、そこがすごくさみしいなという気持ちが組替え発表の時はあった。最後にこうしてみんなでひとつになっていいものにしようとなっているのが幸せなことだと日々噛みしめている。

見終わったあとにぽかぽかと心あたたまるミュージカルになっていると思う。その一員としてしっかりつとめていきたい。」

輝月ゆうま(ドクター・ドレフィス:チャックのアパートの隣人、医者)
「とても見やすい作品になっていると思う。専科になって最初の作品でとても緊張しているが宙組のフレンドリーなみなさんに助けてもらって楽しくやらせてもらっている。」

瑠依蒔世
(カール・クーベリック:フランの兄、マージ・マクドゥーガル:クリスマスをチャックと共に過ごす女)
「いままでも個性的な役をやってきたけれど、さらに個性を磨いて濃く、チャックさんと場面をひっかきまわしてどんどん盛り上げていきたい。」

紫藤りゅう(ジェシー・ヴァンダーホフ:クレーム調査部の部長)
「伝統あるミュージカル、宝塚の、宙組のメンバーでしか出せない色もあると思うのでそのカラーも楽しんでいただけたらと思う。」

 4月1日でオンデマンド配信が終了しました。プレミアムプラン限定配信とのこと、スカイステージでは放送されていない?のかな。なんとか書きとめられました。和希そらちゃん、宙組に異動してきたキキちゃんの最初の相手役でしたね。わたしは残念ながら観劇していませんが、『ウエストサイドストーリー』のベルナルドとアニータ。公演中にキキちゃんの誕生日もクリスマスもあったので、そらちゃんが一生懸命プレゼントを用意したり、ラブラブだったとか。最後に全く関係性の違う役柄で組めてよかったと思います。



 思い出すのは『デリシュー』の東京宝塚劇場千穐楽、キキちゃんの期待どおり、雪組生となったそらちゃん大活躍のようです。

宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9e92d05ab6a54d1dea999989f90d7486


クレープ公爵、いちだんといい声で「クレープ~♪」のあとに「今日はほめられタイ」、キキトワネット「今日はクレープでもいいかしら」「砂糖を雪のようにふりかけたらもっと美味しくなると思うわ」「なにか言い残すことは?」、クレープ公爵、おそらくアドリブ力を絞り出して「NEVER SAY GOOD BYE !」、キキトワネット「今後に期タイということで」「もっと豪華なスィーツはありませんこと」。クレープ公爵の和希そらくん、素で嬉しそうでした。



 
『NEVER SAY GOODBYE』、東京宝塚劇場公演始まりました。

「ひとつの心に熱い血が流れて 互いのぬくもり感じられたら 憎しみも消え去る♪

 ひとつの心を互いに支えて 傷つけないようかばいあえば 争いはおきない♪」

 宙組コーラスが奏でる平和への祈りの声、世界中に届け!