たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『アンナ・カレーニナ(中)』-第五篇-14より

2024年11月03日 20時55分32秒 | 本あれこれ

『アンナ・カレーニナ(中)』-第五篇-8より

 

「リョーヴィンが結婚してから、三月めになった。彼は幸福だったが、それは期待していたようなものとは、まるっきり違っていた。彼はことごとに以前の空想の幻滅と、新しい思いがけない魅惑を感じていた。彼は幸福だったが、いざ結婚してみると、自分が想像していたものとはまったく違うということを、ことごとに思い知らされた。彼がことごとに味わった感じというのは、湖上をなめらかにすべる小舟の、幸福そうな動きに見とれていた人が、そのあとで実際にその小舟に乗ったときの感じと同じようなものであった。つまり、それはからだを動かさずに、じっと平均を保っているだけではだめで、どの方向へ行かねばならぬとか、足の下には水があり、その上を漕いで行かねばならぬとか、慣れぬ腕にはそれがつらいことだとか、ただ見た目には楽しそうだが、いざ自分でやってみると、とても楽しいものの、なかなかむずかしい仕事だとかいうことを、片時も忘れずに、ずっと気を配っていなければならないと悟ったからである。

 

 彼も独身だったころには、よく他人の結婚生活をながめながら、そのくだらない心配やら、いさかいやら、嫉妬やらを見ると、内心そっとさげすみの笑いを浮べ、自分の未来の結婚生活には、そうしたことはいっさいありえないばかりか、その外面的な形式までが、あらゆる点において、他人の生活とはまったく違っていなければならないと確信していた。ところが、いざとなると、その期待に反して、彼と妻との生活は特別な形式をとらなかったばかりか、かえって以前あれほど軽蔑していた、取るに足らない、くだらないことで成り立ってしまったのである。しかも、そのくだらないことが、今では彼の意思に反して争いがたい、なみなみならぬ意義をもっているのであった。リョーヴィンは自分が結婚生活について、きわめて正しい観念をもっているように思いこんでいたにもかかわらず、やはりあらゆる男性と同様、結婚生活を、いつのまにか、なにものからも妨害されない、またくだらない心づかいにわざわいされない、単なる愛の享楽と考えるようになっていた。彼の見解によれば、自分は仕事にいそしんで、その休息を愛の幸福の中に求めればよかったのである。妻は愛せられるものとして、それ以上のものであってはならなかった。ところが、彼はあらゆる男性と同様、妻も働かなければならないということを、忘れていたのである。そのため、リョーヴィンは、この詩的で美しいキチイが、結婚生活の最初の週から、いや、それどころか最初の日から、テーブル・クロスや、家具や、来客用のふとんや、お盆や、料理人や、食事その他のことを考えたり、覚えたり、心配したりすることができたのには、すくなからずびっくりした。まだ婚約時代にもキチイが自分にはほかになにか大事なことがあるからと、外国旅行を断って。田舎行きを決定したときの決断ぶりに、また恋以外の別のことを考えることもできたその余裕のある態度に、驚いたものである。そのときも、彼はそのことに腹立たしさを覚えたが、今も彼はキチイがこまごましたくだらぬことに心を労しているのを見て、腹立たしくなった。しかい、彼はキチイにとって、それがやむをえないことを悟った。したがって、彼はキチイを愛していたので、それがなぜかはわからず、またそうした心づかいを冷笑していたにもかかわらず、やはり、それに見とれないわけにはいかなかった。彼はキチイがモスクワから持ってきた家具を並べたり、自分と夫との部屋を新しく模様がえしたり、カーテンをかけたり、来客やドリイのために、あらかじめ部屋の割当てをしたり、自分の新しい小間使に部屋を整えてやったり、年寄りの料理人に食事をいいつけたり、食料の買いこみにアガーフィヤを除け者にして、老婆といい争ったりしているのを見た。彼はまた、年寄りの料理人がキチイに見とれながら、そのいかにも不慣れなとてもできない命令を聞いて苦笑しているのも、またアガーフィヤが、若奥さまの食料貯蔵に関する新しいやり口に驚いて、考えぶかそうに、優しく首を振っているのも見た。さらにキチイが、泣き笑いしながら、小間使のマーシャが前からの習慣で、自分をお嬢さんと呼ぶので、だれも自分のいうことをきいてくらないといって、彼のところへに泣きついて来たときには、彼女がいつにもましてかわいらしいことを見てとった。彼にはこうしたことがかわいらしく、それと同時に、奇妙なことにも思われた。彼はいっそこうしたことはないほうがいいのにと考えた。

 

 彼は、キチイが結婚してから境遇の変化によって経験した感情を、知らなかったのである。キチイは実家にいたころには、ときにクワスを添えたキャベツやお菓子をほしいと思うことがあっても、そういうものをあれもこれも自由に手に入れることはできなかった。ところが、今はなんでも好きなものを注文することができるし、お金も好きなだけ使うことができ、ケーキなども山ほど、なんでも好きなのを注文することができたのである。

 

 キチイは今、ドリイが子供たちを引き連れてやって来るときのことを、楽しい気持で待ちわびていた。それがとくにうれしかったのは、子供たちにめいめい好きなケーキをつくってやろう、それに、ドリイは、きっと、自分の新しい世帯ぶりをほめてくれるだろう、と思ったからであった。キチイは自分でもそれがどういうわけか、またなんのためか知らなかったが、家政という仕事に、否応なくひかれていった。彼女は本能的に、春が近づくのを感じなかった、それと同時に、不幸や災厄の日があることも知っていたので、分相応に、巣ごしらえに努め、巣ごしらえをすると同時に、そのこしらえ方をも覚えようと、一生懸命であった。

 

 このようなキチイのこまごました心づかいは、リョーヴィンがはじめいだいていた崇高な幸福に理想に反していたので、彼の味わった幻滅の一つとなった。もっとも、このかれんな心づかいは、その意義こそ彼に理解できなかったが、彼には愛さないではいられない新しい魅力の一つとなった。

 

 もう一つの幻滅と魅力は、いさかいであった。リョーヴィンには、自分と妻とのあいだに優しい愛と尊敬以外の別の関係がありうるとは、とても想像することができなかった。ところが、結婚早々から、ふたりはけんかをはじめて、キチイは彼に向って、あなたはあたしを愛しているのではなくて、ただご自分をかわいがっているだけだといって、泣きくずれ、両手を振りまわす始末であった。

 

 このふたりの最初のいさかいは、リョーヴィンが新しい農園を見にでかけ、近道をしようとして道に迷い、半時間ばかり遅れて帰って来たのが原因だった。彼はただキチイのことや、彼女の愛のことや、自分の幸福のことばかり考えながら、わが家へ急いでいたので、家へ近づくにつれて、彼の心の中にはキチイに対する優しい気持が、ますます激しくもえたっていた。彼はかつて結婚の申し込みをしに、シチェルバツキー家へ出かけたときのような、いや、それよりもっと激しい愛情をいだきながら、部屋の中へ駆けこんで行った。すると、いきなり、彼を迎えたのは、今までついぞ見たこともないほど暗い妻の表情であった。彼は接吻しようとしたが、キチイは彼をつきのけた。

「どうしたんだい?」

「あなたはご気分がよろしくて結構ですこと

・・・」キチイは毒を含んだ落ち着きはらった態度を装いながら、いった。

 しかし、キチイがいったん口を開くと、無意味な嫉妬と、彼女が窓に腰かけて身じろぎもせずに過した半時間のあいだ、その胸を苦しめていたとありとあらゆるものが、激しい非難の言葉となって、とびだしてきた。そのときになってはじめて、彼は式のあとでキチイを教会から連れだしとときに、どうしても理解できなかったことを、ようやくはっきりと悟ったのであった。彼は、キチイが自分にとって身近な存在であるばかりでなく、今ではもう

どこまでが彼女で、どこまでが自分なおかわからないということを理解したのであった。彼はこのことを、その瞬間に経験した苦しい自己分裂の感情から理解したのであった。はじめは彼も少しむっとなったが、すぐその瞬間、自分は妻に腹を立てることはできない、彼女は自分自身にほかならないのだからと、感じたのであった。彼が最初の瞬間に味わった気持というのは、いきなり、うしろから強打された人が、かっとなり、仕返しのために相手を見つけようと思って、うしろを振り向いてみたところ、それはなにかのはずみに自分で自分を撃ったので、だれに腹を立てるわけにもいかず、その痛みをじっとこらえて、しずめなければならない、と悟ったときに、味わうような妙な気持であった。

 

 その後はもう彼もそれほど強くそうした感じを味わわなかったが、はじめてのときは、長いことわれに返ることができなかった、彼は自然な気持として、自分を弁護して、彼女にその非を悟らせようとした。ところが、彼女に非を悟らせることは、ますます官女をいらだたせて、すべての不幸の原因となったその決裂を、いよいよ大きくするばかりであった。彼はその罪を自分から取りのけて、彼女のほうへ移そうと、つい今までどおりの習慣で考えたが、いったん生じた決裂を大きくさせないで、早いところ、いや、一刻でも早く、それをしずめなければならぬという気持に激しくおそわれた。そうした不当の非難に甘んずることは、苦しいことであったが、自己弁護をして彼女に痛みを与えることは、それよりもさらに悪いことであった。夢うつつのうちに、痛み苦しんでいる人のように、彼はその痛みの個所をひきちぎって、投げ捨ててしまいたいと思った。が、われに返ってみると、その痛みの個所は彼自身であることを感じた。もう今はただできるだけ辛抱して、その痛みを楽にすることよりしかたがなかった。そこで、彼はそうするように努めた。

 

 ふたりは仲直りした。キチイは自分の罪を悟ったが、それを口に出してはいわず、ただ前よりも、彼にいっそう優しくなった。こうしてふたりは旧に倍した新しい愛の幸福を味わった。しかも、こうした事態は、このような衝突が繰り返されるのを、防ぐ助けにはならなかった。いや、それどころか、まったく思いがけない、些細な原因で起ることが、よくあった。このような衝突は、お互いにとってなにが大事なのかを、ふたりが知らないためでもあったし、またはじめのころふたりともふきげんでいることが多かったかれでもあった。一方が上きげんで、他方が不きげんという場合には、平和は破られなかった。ところが、ふたりそろって不きげんのときには、まったく納得がいかぬような、つまらない原因からでも衝突がはじまるので、あとになってなんでいい争ったのか、まったく思いだせないほどであった。もちろん、ふたりながら上きげんのときには、生活の喜びはいつもの何倍にもなった。しかし、なんといっても、この結婚したてのころは、ふたりにとって苦しんでいる時期であった。

 

 最初のころはずっと、ふたりが互いに結び合されている一本の鎖を、両方からひっぱっているような緊張が、とくにはっきりと感じられた。世間一般の話によって、リョーヴィンがあれほど多くのものを期待していた蜜月、つまり結婚後の一か月は、生涯におけるもっとも重苦しい屈辱の時期として、お互いの記憶に残ったほどであった。ふたりはともに、その後の生活にはいってから、この不健全な時期の、醜く恥ずかしい数々の出来事、記憶の中からかき消そうと努めた。それほどこの時期のふたりは正常な気分でいることがまれで、ふたりながら自分を失っていたのであった。

 

 ようやく結婚生活三月めになって、ふたりがひと月ばかりモスクワへ行ってきてから、ふたりの生活は前より順調になった。」

 

(トルストイ『アンナ・カレーニナ(中)』昭和47年2月20日発行、昭和55年5月25日第16刷、新潮文庫、446-452頁より)

 

 

 

 


兵庫県知事選挙 、斎藤元彦氏は嵌められたということ?

2024年11月03日 16時02分46秒 | 気になるニュースあれこれ

自分が兵庫県民だったら誰を、何を信じればいいのか、とても判断がつきそうにありません。宝塚市は兵庫県なのでタカラジェンヌたちにも投票権ありますね。選ぶ人によっては宝塚歌劇団も影響が及ぶようなことが起こりうるのかもしれません。

 

2024年11月3日浜田聡議員、

兵庫県知事選挙 さいとう元彦さんに関する嘘・偏向報道は国会で取り上げる予定 そして選挙対策チームの皆様に感謝申し上げます

 

2024年11月2日さとうさおりさん、

(531) 【兵庫県知事選挙】選挙期間中、百条委員の音声データが流出した件について【兵庫県議会議員】 - YouTube

 

(531) 【兵庫県知事選】音声データ流出及び10秒ごとの攻撃について【さいとう元彦候補】 - YouTube

 

2024年11月2日本間奈々さん、

「立花氏が兵庫県知事選挙に絡んでくるのはYouTubeの再生回数を狙った炎上商法?斎藤元知事の懲戒処分、職員がふたり亡くなっているということは明らかに異常」

(531) 西尾幹二氏逝く。公明党代表に斎藤国交大臣が就任 など - YouTube

 

日本中学生新聞による候補者へのショートインタビュー、

【兵庫県知事選】さいとう元彦候補

【兵庫県知事選】いなむら和美候補

【兵庫県知事選】清水貴之候補

【兵庫県知事選】きじまひろつぐ候補

 

 

前尼崎市長の稲村和美候補は極左、外国人に参政権付与、LGBT推進を公約に挙げているようです。

Xユーザーのうえはた のりひろ 神戸市会議員さん: 「最悪の選択は絶対に阻止することが必要です。兵庫県知事選挙の最悪の選択は外国人参政権を付与するという極左政治団体を設立した稲村和美候補です。私は日本国の一議員としてそんな極左を応援することはあり得ませんと考えます。」 / X

「最悪の選択は絶対に阻止することが必要です。

兵庫県知事選挙の最悪の選択は外国人参政権を付与するという極左政治団体を設立した稲村和美候補です。

私は日本国の一議員としてそんな極左を応援することはあり得ませんと考えます。」

 

Xユーザーのtomsanさん: 「@inamura_info 旧井戸派県議から擁立、緑の党との事ですが 1500億の井戸負債は赤字のまま 1000億県庁舎はスリム化中止 県立大学の無償化中止 65歳定年厳守は中止 天下り外郭団体維持 朝鮮学校への補助金 保育・幼稚園削減 多文化共生推進 外国人参政権 LGBT推進 消費増税 反原発 があなたの政策なのですよね?」 / X

「1500億の井戸負債は赤字のまま

1000億県庁舎はスリム化中止

県立大学の無償化中止

65歳定年厳守は中止

天下り外郭団体維持

朝鮮学校への補助金

保育・幼稚園削減 多文化共生推進

外国人参政権

LGBT推進

消費増税

反原発」

 


大枚はたいて「脱炭素」しても効果は雀の涙 日本が〝CO2排出ゼロ〟になっても…気温0.006度しか下がらず 参政党・神谷代表が追及

2024年11月03日 13時40分42秒 | 気になるニュースあれこれ

2024年11月1日1日夕刊フジ

大枚はたいて「脱炭素」しても効果は雀の涙 日本が〝CO2排出ゼロ〟になっても…気温0.006度しか下がらず 参政党・神谷代表が追及(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

「【杉山大志 エネルギーは日本の生命線だ】 日本は「2050年にCO2(二酸化炭素)を排出実質ゼロ」にすることを目標にしている。

では、これで地球の気温はどれだけ下がるのか? 分かりやすい概算を示そう。計算しやすいように数字は適宜丸めておく。

国連の諮問機関である気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のまとめだと、累積で1兆トンだけCO2を排出すると気温は0・5度上がるとされている。

日本のCO2排出量は、いま毎年約10億トンだ。これは1兆トンの1000分の1なので、つまり日本のCO2排出によって毎年0・5度の1000分の1、つまり0・0005度だけ気温が上がる。ごく僅かである。50年までの累積だとこの約24年分になるが、気温上昇は0・012度しかない。

だから、50年までに日本のCO2排出を直線的にゼロにするとしても、それによる気温の低下は12年分の排出量に相当する0・006度しかない。

なぜこんなに僅かかと言うと、理由は2つある。

第1に、地球温暖化は起きていると言っても、100年間で1度程度と、ごくゆっくり僅かだからだ。

第2に、日本のCO2排出は世界の3%に過ぎないことだ。

この僅か0・006度のために、政府は「グリーントランスフォーメーション(GX)法」をつくり、今後10年間で150兆円をかけるという。これは毎年15兆円なので、GDP(国内総生産)の3%にもなる。防衛費を2%にするために大騒ぎをしていたが、その裏では菅義偉、岸田文雄政権の下、このような話がまかり通ってしまった。

この0・006度という計算は、環境派のバイブルであるIPCCの報告書に基づいているので、彼らは否定しようがない。 ただし、この計算は、過去の気温上昇が主にCO2によるものだという仮説に基づく。

だから、太陽活動の変化や気候の自然変動なども考慮すると、実際はこれでも過大評価だと筆者は見ている。

参政党の神谷宗幣代表は今年3月21日、参院財政金融委員会でこれを取り上げ、「0・006度しか気温が下がらないのに『脱炭素』を進めるのか」という趣旨の質問をしてくれた。答弁に立った鈴木俊一財務相は「日本の排出量が全体の3%といえども、また半減しても0・006度であるといえども、国際社会の一員として気候変動対策をやるべきであると思います」と答弁した。

一体、真面目に国民のことを考えているのだろうか。政治家は「150兆円かけて0・006度下げたいのか」と国民に問いかけ、その答えを政府にぶつけるべきだ。」

 

【福井県議会 藤本かずき】『CO2とエネルギー政策について』一般質問 令和6年6月26日

 


1995年ミュージカル『回転木馬』-「MISTER SNOWのリプライズ」

2024年11月03日 12時32分39秒 | ミュージカル・舞台・映画

1995年ミュージカル『回転木馬』-「六月みんな弾ける」

(1995年帝国劇場公演プログラムより)

「MISTER SNOWのリプライズ

 MISTER SNOW(REPRISE)

詩・曲;リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン
 訳詞;岩谷時子

娘たち 教会で皆ざわめくわ

    あなたが 通る時

    微笑みたいけど

    あなたは夢中で

    何も見えないでしょう

    オレンジの花 胸で揺れ

    ひざまづくのよ 神の前

    金の指輪 はめてもらうの

    これで ふたりは ひとつよ

キャリー 結婚の日 ミスター・スノウ

娘たち 素晴らしい日

キャリー 花は ミツバチでかこまれ

娘たち 教会の木で 鳥唄う

キャリー 結婚の日 ミスター・スノウ

娘たち ハイホー

キャリー ふたり 家へ向う

娘たち お米を まこう

キャリー あたしたち 夢見る瞳

     馬車は走るの 風の中

     浜辺のわが家へ

娘たち おふたりさん

キャリー 彼は あたしを抱いて

     子羊よ あたし

     ゆかに降ろしたら

     言うわ 優しく

 (台詞)”さあ、ミスター・スノウ、

     あたしはここよ!”

 (歌)

スノウ そして口付けを

キャリー ミスター・スノウ!

娘たち ミスター・スノウ!

スノウ なにもかも 

       うまく行くのだ

    僕と暮らす 浜辺の家

    潮風の家

    愛するミス・ピパリッジ

    僕は変えよう

    ミス・ピパリッジ

    君の名を

   ミセス・イノック・スノウ」