行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

全米女子オープンゴルフ、奇跡のプレーオフ

2021-06-07 21:12:14 | スポーツ

全世界の強豪が競う、全米女子オープンゴルフでまさかの日本人同士のプレーオフ、奇跡としか言いようが無い。畑岡奈紗、笹生優花のプレーオフ、最初は9番、18番の2ホールは共にパー、エキストラホールの9番で、バーディを逃した畑岡に対し、バーディを奪った笹生が優勝し、1億900万ドルを獲得した。日本女子プロの実力の高さが証明された。

2017年以来、韓国勢とタイに奪われ続けていたタイトル、何とか米国選手に優勝をとレキシー・トンプソンに期待がかかり、最終ラウンド前半で笹生が2番3番でダボをたたき、シンプソン8アンダー、笹生2アンダーと大きく差が付き、決まりかと思えたが、畑岡が後半猛チャージ、4アンダーで先に上がった。

トンプソンと笹生の最終組は後半、笹生が4アンダーにスコアを伸ばしたのに対し、期待の掛かるトンプソンは寄せや、短いパットのミスで3アンダーとなりプレーオフには参加できなかった。普通だとベテランのトンプソンがミス無しで6アンダーぐらいで楽勝の展開だった。それに対して新人の笹生は大舞台では前半で見せたような乱れが生じるのだが、後半はドライバーが大きく曲がってもラフからのリカバリーショットや寄せが決まり逆転した。

以前このブログで笹生が日本で2連勝したときモンスターが現れたと書いた。初参加の全米オープンで連続ダボをたたき前半6打も差が付けば、やる気をなくすが、精神的にもタフで笹生はやはりモンスターだと確信した。2重国籍でオリンピックにはフィリピン代表で出場するので再度畑岡と対決することになる。楽しみだ。

テレビにかじり付いてた昨日、日本ではヨネックスレディスで珍しくベテラン笠りつ子が初日からのトップを守る完全優勝を飾った。最後まで若手三ヶ島かなと1打を争い、目が離せない展開だった。

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