ツアー史上最高額の優勝賞金5400万円が掛かるアース・モンダミンカップ、ベテラン菊地絵理香(32)が初日からの首位を守り、通算20アンダーで今季初優勝を果たした。若手19歳の2位西郷真央の追撃をかわし2打差をつけて完全優勝した。西郷は最終日66をマーク、2位の賞金としては通常の優勝賞金を上まわる2640万円を獲得した。最終組の上田桃子のキャディが菊池の旦那なので、菊池は夫に見守られながらラウンドしたことになる。
オリンピック代表が掛かるモンダミンカップ、古江彩香が優勝すれば決まりだったが11位に終わり、日本代表は畑岡と今大会予選落ちした稲見萌寧となった。
もう1人の候補渋野日向子は全米女子プロで優勝すれば決まりだったが、25日に受けた新型コロナウイルス検査でキャディが陽性と判定され、渋野本人も出場出来るかスタートまで不安を抱えた。渋野本人は25日と、26日の検査でともに陰性だったため、LPGAの感染防止規定に基づき、地元キャディーを起用して第3ラウンドをプレーした。
昨日の第2ラウンド後半から調子を上げ、池ポチャでも打ち直しが直接カップインでパー、久しぶりに渋野スマイルが見られ、最終18番はイーグルで予選を通過した。期待が掛かった第3ラウンドだったがコロナアクシデントが17番のショートホールで出てしまった。キャディとのコミュニケーションが不足したとしか考えられない。距離を間違い3回も池に入れ10打たたき+6。全米女子プロゴルフ畑岡が予選落ちし、笹生と渋野の活躍が最終ラウンドで見たいものだ。