年金生活者のマネー キャシー吠える

本日の日経の一面広告、米国で注目を集めているARKファンドマネージャー、キャシー・ウッドが自分のファンドが3月に入り、下げて批判されているが、全く問題にしない。「下がったら、確信度が強い銘柄を増やすチャンスとワクワクします」と反撃している。また5年先を見てイノベーション企業を選んでいるので、その企業の株価の下落は買うチャンスとあくまでも強気だ。

米国のイノベーションETF、ARKKは破壊的イノベーションを行っている企業に集中的に投資をする投信で構成銘柄はテスラ、スクエア、バイドゥ、ズームなどで、特にテスラは10％くらい保有している。この1年の成績は5倍ぐらいの値上がり（52週レンジ32.48 - 159.70）で、一躍注目をあびた。この3月に入って、ナスダック100に見られるようにテクノ株は急落し、ARKKも年初来-11％の成績。やっかみもあり、下げの局面で批判が起きている。

それにしても日本の提携先の日興アセスメントは大げさな広告を出したものだ。ARKと提携して日興は何本か投信を設定している。年金生活者向きには配当が結構高い「グローバル・フィンテック株式ファンドの年２回決算型為替ヘッジあり」ぐらいだ。パフォーマンスは昨年間2.5倍ぐらいで凄い、信託報酬が1.97％と高いだけある。販売手数料はネット証券ならゼロだ。他に宇宙、ゲノム、ゼロコンタクト、マースなど最先端のグローバル投信があるが、ちょっとついて行けない。キャシーに吠えさせてARKの信用を落とさせない策と見た。

広告　Amazonの電子書籍「年金生活者のマネー運用」－人生を豊かに－