神楽殿の前に「一月一日」の碑があった。
出雲大社第80代宮司 千家 尊富 氏が作詞した唱歌「一月一日」の碑である。
千家尊富氏は宮司を退いてからは埼玉、静岡、東京の知事を務め
司法大臣になった人物で
詩人 歌人としても有名。
刻まれた歌詞を見れば
「年の始めのためしとて 終りなき世のめでたさを
松竹立てて門ごとに 祝ふ今日こそたのしけれ
初日の光差し出でて 四方に輝く今朝の空
君がみかげにたぐえつつ 仰ぎ見るこそ尊けれ」
と自然に 口遊んでいた。
この 千家尊福 公の像が 勢溜門脇に
高さ2m 左腰にサーベルをつるし
右手に帽子 左手に手袋を持ち ひげを生やし
磨き上げられた銅像があった。