今日 10月30日は 柄井川柳 が亡くなっている。
1718(享保3)─1790(寛政2)年
江戸時代中期に 前句付けの点者として活躍した。
辞世の句は「木枯らしや 跡で芽をふけ 川柳」
であったと 伝えられている。
昨今は サラリーマン川柳などでも 親しまれているが
名のとおり ”川柳” は 彼の名に由来している。
川柳は 五七五の十七文字の定型で
成り立つ短詩だが 口語が主体で
季語や“や・かな・けり”などの“切れ字”の制限がない。
詠む対象は 社会諷刺や人間模様などが多く
俳句とは 趣を異にしている。
台東区蔵前 三筋2丁目交差点 脇には
1757(宝暦7)年 この地にて
初めて万句会を開いたことから
250年後の 2007(平成19)年
「川柳発祥の地」として記念碑が建てられている。