あかない日記

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ポーランド・クラクフ 93 「ハクテンを抱く貴婦人」

2018-07-22 | ポーランド紀行

 

 

クラクフ旧市街から 西に移動

 「ハクテンを抱く貴婦人」を
鑑賞のため「クラクフ国立博物館」へ

 

 (大きさ54.8×40.3cm)

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の
「白貂(ハクテン)を抱く貴婦人」は

女性の美しい肖像画として
世界でも 有数の名画といわれている。

また ポーランド国内のコレクションでは
最高の価値を持つ肖像画に数えられている。

なお この絵画はポーランド人貴族
チャルトルスキ公爵によって
1800年頃にイタリアで購入し
それを 母イザベラに贈ったところから

チャルトリスキ家のコレクションになった。

第二次世界大戦時 ナチスにより略奪されたが

戦後ポーランドに返還され 
チャルトルスキ財団に収蔵された。


2016年12月 国立美術館へ所有権が移り
 2017年5月から公開されている。

この絵は1490年
巨匠ダ・ヴィンチが38歳の時に描いた作品で
「モナ・リザ」(1503-06年)より前に描かれている。

ダ・ヴィンチが生涯に描いた
数枚の肖像画の一枚として知られる。

なお 左手で白貂を抱き 
右手でその毛並みをなでる婦人は
チェチーリア・ガッレラーニといい
ミラノ公ルドヴィコ・スフォルツァの
愛妾であった女性で 
この絵は 二人の愛を描いており
白貂は二人の愛情を象徴するものといわれている。

 

 

 

 2階の特別室 照明をおとした中での
鑑賞でしたが 当然撮影禁止です。


しかし 特別コーナーが設けられて
レプリカが飾られ 婦人が抱くハクテンも作られており
婦人と同じ姿で 撮影できるサービスがありました。