あかない日記

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ポルトガル紀行146 シントラ5 白鳥の間    

2019-08-12 | ポルトガル紀行

  

 

「白鳥の間」は宮廷演舞会場として
用いられていた大広間。

 

ジョアン1世の娘カテリーナが
1662年 27歳の時に
イギリス王チャールズ2世のもとに嫁ぐとき

その幸せを願って27羽の白鳥を描かせたという。

 

当時 女性は10代で嫁ぐのが普通であったので
生涯伴侶を変えずに
夫婦円満の象徴と言われている白鳥に

晩婚であった娘の幸せを託すという意味が
この白鳥にあった。

 

白鳥1羽1羽 ポーズが違うが
首には王冠を飾っている。

 

   

            

 イギリスにアフタヌーンティー文化をもたらした

カタリーヌ

 

 

壁は グリーン系のアズレージョで統一されて
落ち着いた雰囲気の木彫りの調度品が置かれ
そして真ん中には黄金のシャンデリアが輝く。

 

1584年8月 天正遣欧使節一行はこの部屋で
アルベルト・デ・アウストリア公爵に謁見した。

だが この時期まだ天井の白鳥は
描かれていなかったので
今とは異なる印象だったのでは・・・。