あかない日記

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ポーランド・ビルケナウ収容所 134 近衛秀麿

2018-09-02 | ポーランド紀行

 

  (NHK・BSから)



ナチスの迫害からユダヤ人を救った話として
 「杉原千畝」「シンドラーのリスト」

 前に何度か触れた。
 

NHK・BS「戦火のマエストロ・近衛秀麿
 ~ユダヤ人の命を救った音楽家~」で 

近衛秀麿も同じように迫害を受けた
ユダヤ人音楽家を逃亡させる
人道的な活動をしていたことを知る。

近衛秀麿(1898-1973)は 
名門華族・近衛家の二男で 
兄は首相となった近衛文麿。

独学で音楽を学び 1924年25歳で
日本人として初のベルリン・フィルハモニーの

指揮者としてデビューし
 
以後 指揮者として世界中で活躍し
 マエストロ(大音楽家)と認められて
ドイツ中心にオーケストラを
指揮し活躍していた。
 
第二次世界大戦が勃発した後も
ドイツに留まって 近衛文麿の弟として
日独親善の先頭に立って
 戦乱に傷つく欧州各地で
指揮棒を振り続けるとともに

自らの特殊な立場を活かし
身に危険がぶことも顧みず
迫害を受けたユダヤ人音楽家の
国外逃亡を陰で手助けしていた。


その人数は約50人にも及ぶとも。

また ナチスに占領され戦火の中であった
ポーランドでも演奏会を行っていたという。


その時の演奏がワルシャワのポーランド劇場で
ポーランド人の演奏家60名で編成された
オーケストラにより「未完成交響曲」を
再現する場面もあった。

 

(NHK・BSから)

 

 


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