西門全面
アンコールトムの勝利の門を抜け シムリアップ川を渡って
クランク状の道を 東に 300m進み
土産物屋が立ち並ぶ前で下車。
そこは 「タ・ブローム」 の西塔門の入口前だった。
「タ・プローム」は 「梵天の古老」を意味し
クメール帝国の王都(城都)アンコール・トムを建設した
スーリヤヴァルマン7世(在位1181~1220年頃)が
1186年 母の菩提を弔うために建立した寺院。
後に ヒンドゥー教の寺院に改宗された。
そのため 仏教色の強い彫刻の多くが削り取られている。
東西1km 南北600mという広大な敷地内に
高僧18人 2740人の僧侶 2202人の使用人 615人の踊り子を含め
約12000人が住んでいたと碑文により伝えられ
その当時は 一つの都市のような寺院だったという。
しかし この寺院がアンコール遺跡の中でも人気があるのは
熱帯雨林の巨木・スポアン(ガジュマル)の脅威に
晒されている遺跡を見られることにある。
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