アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

相対音感

2011年02月07日 | ピアノ
アンサンブルクラスの先生は、調弦をお願いするととても丁寧に、重音の響きを聞いて微調整してくださる。いつものレッスンの先生が電光石火の調弦をなさるのとは対照的(^^;;

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先日、出席率が悪いと文句をいっていたアンサンブルクラスだが、土曜日にいってみたら、なんと一度しか顔を見ていないバイオリンの人、それから、去年の宴会では会ったけどというチェロの人が登場。思わず、「おぉー、お久しぶりです」と声が出る。いや皮肉じゃないですよ。

先生は、いつもよりさらに慎重に調弦。自分のと、生徒三人分、じっくり時間をかけて。

ま、確かに、弦楽の合奏の「命」ともいうべき部分ですかね。きちんとハモるということは。ピッチが440であるとか442であるとか、そんなことはどうでもいいとして、相対的に合っているというのがね。

私は、絶対的だろうが相対的だろうが、音程には非常に寛容なほうなので(笑)バイオリンを始めるまで、音程についてことさら思いをいたしたことがなかった。実際は、フルートでも音程の良し悪しというのは常に問題になるんだけれども、バイオリンほど無段階に狂うわけじゃないですから。アンサンブルを組んでいた凝り性の人は、2本のフルートの微妙なうなりをよく聞いて、その音の高さをどこにするかを検討したりしていたが、どう打ち合わせをしておいたって、本番での再現性はない(少なくとも、私のほうは)だから無駄、と思っていた。

そう、フルートで音程がぴしっと合っている、ハモっているというのと、歌やバイオリンって、なんとなく感触が違うような気がする。弦や声でとっても「合った」ときって、やわらかいのに背筋がぞくっとするような、とっても快感な瞬間なんだよね。フルートの音の合い方って、もっとピーッと鋭角的な感じ。いや自分でもなにいってんだかわかんないけど。

ただ、先生がいくらしっかり調弦してくれたって、なにしろこっちの力量の問題があるから、自在にいくらでも狂ってしまうわけで、私の音程もかなり怪しいもんだけれども、ずっと休んでいた二人は初見状態だから、怪しいどころではない。

なのに先生はあくまでまじめに「アンダンテさん、このシはそれでいいけれどこちらのシはもうちょっと高めに取るときれいです」なんてことを言い出す。まったく、誰もそんなレベルの演奏してないんですが(^^;;

私の覚え違いでなければ、このシの話だったと思う↓


先生はときどきその類のことをおっしゃるのだけれども、私はどういうのが高め/低めがいいのかさっぱりわかってない。頭の中が平均律で満たされているので…というか、どんな音律に合わせたいのかが示せるほどの精度はない。それどころじゃない。とりあえず、半音階の中でどれのつもりかがわかるくらいならいいことにしませんか的な気分でやっております。

まぁでも、そういうあたりに踏み込んでいくことが合奏の醍醐味でもあり、「背筋がぞくっ」の瞬間を偶然に頼らず生成する方法なのかもしれないんだけれども。だから、絶対音感がほしいとは思わないけれども、相対音感が優れていたらいいかなとは思う。でも今とりあえず、どっちを向いて進んでいったらいいかわからないんだけど…まずは、出したい音程が出せるように左手をどうにかすることかね。

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コメント (8)
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